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00:00今回のテーマなんですけれども経済史これを取り上げようと今紙媒体っていうのはやっぱり転換点を迎えてるっていうのはこれは間違いないんですけれどもこの転換期にですねまさに日本を代表する経済史の4人の編集長の皆さんですね全員編集長なかなかねすごいなと思うんですけれども
00:28あっちが編集長出すからこっちも出さなきゃみたいな流れになったんじゃないですかあっちだけ副編集長のわけでいかんっていうそんなバチバチの感じなの
00:37紙の雑誌の売り上げは年々減少対して電子出版は右肩上がり転換期を迎えている週刊誌デジタルへのシフトが加速する中4大週刊経済史の編集長が集結
00:57対立してないように見えるんだけど実は対立構造にあるっていうのが提示できると当たるそれなりにお得感がないともう買ってもらえなくなるっていう
01:08市販の販売をやめて事業でやっていこうと日々戦うビジネスパーソンたちがある一つの共通点のもと垣根を越え円卓を囲む直径3メートルの世界で繰り広げられる本音の語り合い
01:35その先に見えるのは日本の今かそれとも
01:40円卓コンフィデンシャル他社との遭遇
01:45まずは日経ビジネスの熊野慎一郎さんですよろしくお願いします
01:55はいよろしくお願いしますよろしくお願いします
01:57経済史の中で読者数ナンバーワンという日経ビジネスの熊野慎一郎さん
02:04記者時代は自動車や製造業の取材を担当
02:08こちらがですね我々の日経ビジネスなんですけれども
02:12一番の特徴はリーダー層を主にターゲットにしているというのが我々の特徴の一つです
02:20もう一つは最初から今でいうサブスク型ですね
02:24決まった定期購読者の方にお届けするモデルをずっと今まで貫いてきた
02:29一部コンビニとか書店さんとかKioskさんとか置いてはいるんですけれども
02:33大半がもうサブスクのモデルになります
02:36タイトルにずいぶん俺食いついちゃったんだけど
02:39さよなら中国
02:41だいぶシンプルというか
02:43もう毎週毎週お届けするものですから
02:45なるべくメッセージがシンプルに伝わるようにというところと
02:49定期購読いただいている企業の方も多いので
02:52やっぱり会社に置いてあっても馴染むといいますか
02:56そういうものも一応意識したりとかしています
02:59派手派手しいとやっぱり良くないというところですね
03:02良くないとは言えないんですけど
03:03ちょっと上品な感じはねちょっとありますね
03:06原産する全週刊誌で最も古い歴史を持つ週刊東洋経済の山田敏弘さん
03:14記者時代はIT業界などを取材してきました
03:18週刊誌としてって
03:20週刊誌全体の中でも一番古い1895年の創刊で
03:25歴史でいくと日清戦争終わって下関条約ですね
03:29その年にできてますんで
03:33やっぱ若い世代からすると会社指揮法だったりとか
03:37また業界地図ですかね
03:39業界地図が本当に就活性向けにかなり売れてまして
03:43これが武器ですね
03:45週刊誌の中でも企業の財務ですとか
03:48そういったものを取り扱う記事をたくさん入れてます
03:51私も若い頃お世話になりました
03:52取材行く前に業界地図見て
03:54もう一生懸命コーッともつけ焼きまで覚えるわけですよ
03:57最低限のことを知ってこなくちゃっていうね
03:59表紙をじゃあ見せていい
04:01表紙という感じで
04:02ちょっとね我々の最大の特徴はここを感じしかないんですよね
04:07非常に硬いんですよ
04:09こういったタイトルとかは柔らかめに作るような工夫はしてます
04:14書店でやはり目立つように
04:16中身はねしっかり目ですけど
04:18手取りを増やすってもう食いついちゃうな
04:21一番嬉しい言葉が書いてある
04:23棚に刺さることが多いので
04:25ここに目立つものが必要になってくるので
04:29場合によってはもうこの台上下に下げてでも
04:32ここに強いものをバーンって入れたりしますね
04:38特集の見出しを打ち出すために
04:40雑誌名の位置を下げるほど
04:42とにかく書店で目立つことを意識しています
04:46続いてはですね
04:48ビジネス週刊誌で市販売上数がナンバーワンだという
04:51週刊ダイヤモンドの浅島房子さんです
04:53よろしくお願いします
04:54よろしくお願いいたします
04:56とにかくよく見るというイメージですね
04:58赤字に白のタイトルは
05:00今も現役バリバリで現場取材を続ける編集長
05:09週刊ダイヤモンドといえばこうしたカラフルな表紙が印象的でしたが
05:14実は大きな決断を
05:184月からはこちらに
05:20全然違う
05:21違いました
05:22どうしちゃったんでしょう
05:24ロゴもダイヤモンドウィークリーと
05:27ちょっと透かしたような感じになりました
05:29かっこいいな
05:30文字量すげー減ってるし
05:32この4月からですね
05:34我々市販の販売をやめて
05:36完全に定期購読の会員向けの事業に舵を切った
05:43へーすごい
05:46業界ナンバーワンであった市販をやめ
05:49雑誌は基本定期購読
05:52オンライン配信を中心にした事業にシフトするといいます
05:57これはまた日経美人さんからすると
06:00来たなって感じじゃないですか
06:02もう来たなっていうことですね本当にね
06:04意識されます?
06:06もうめちゃめちゃしてますね
06:08ダイヤモンドさんがどういう風に来るのかっていうのを
06:11いろんな会議でですね
06:13キーワードとして出てますね
06:16会議に出てる
06:18毎日新聞出版が発行するアカデミックな経済誌
06:22週刊エコノミストの岩崎誠さん
06:25もともとは新聞記者をしていました
06:28毎日新聞社で記者をされていたということで
06:32経済部でずっと財務省とか日銀とかそういうところで
06:38これが去年まあまあ売れたんですけど
06:44上がる株いいですね
06:46荷も蓋もないっていう
06:48これでも990円するんですよ1冊
06:52手に取って買ってもらうとなるとですね
06:54それなりにお得感がないと読んだあとですね
06:58もう買ってもらえなくなるっていうことはありますんで
07:01ちょっと儲かり感みたいなものを
07:03ちょっと意識しながら作っているところはあるという
07:07私印象で言うと表紙すごく派手ですけど
07:11中身はすごくなんていうかアカデミックというか
07:13専門性が高いなっていう印象があるんですけど
07:16いかがですかね
07:17それはあのありがとうございます
07:19まあエコノミストっていうぐらいで
07:21経済学者とかのエコノミストの外部の人に
07:24基本的には書いていただくっていうのが
07:26基本的なスタンスな
07:28外部の専門家がやっぱりライティングをすると
07:32毎年エコノミスト賞っていうですね
07:34若手の経済学者の登竜門として表彰するっていうですね
07:39以前は竹中平蔵さんとか岩田和正さんとか濱田剛一さんとかに賞を取ってもらったりとかでまたこっちに書いてもらうとかですねそれなりにね覚悟を持って読まないと分かんないような劇時も普通に入ってる大浜さんでも難しい難しいでも勉強にはなるものすごくへえ
08:01まずは読者を引きつける努力について教えてもらいますタイトルこれはとっても重要だということでこれはうまくいったと刺さったんじゃないかっていうのを各社の皆さんに今回フリップに書いていただいてますまずは東洋経済の山田さんからお願いいたします
08:18こちらなんですけれども
08:21ダイレクトかな早稲田VSKOですねあまりにもダイレクトですねこういったあのバーサスものっていうのは両方の関係者がやはり読みたがるっていうところがありますので勝ちてえと思って読むし話題にもするし縦にこう置くっていうのも工夫してて早稲田とKOどっちを右側にすればいいのかっていうのがあったんですけどこれKOをあえて右側にしとくことで読みたい人はKOVS早稲田って読んでもいいですと
08:50なるほどこれ配慮してるんですねマスだとKOどっちが先になってもいいよあとスタバVSKOメダとかですねちょっと不思議な感じの組み合わせだったんですけど本当に真正面から対立してないように見えるんだけど実は対立構造にあるっていうのが先手を取ってこう提示できると当たるっていう
09:10バーサスもの結構やりますねやっぱりやるんですかやりますねどういうのやったんですかそれがでも私失敗した例で今すぐ思いつっちゃったんですけどトヨタバーサスエヌビディアっていう半導体を使い手と半導体の王者みたいな世界の王者なんですけどそれの食い合わせで意外な組み合わせでいけるんじゃないかと思ったらそこの結節点が弱すぎて全然
09:40やった方が良かったとパッと見た時に逆に分かりづらくなっちゃったっていうのがあるかもしれないですね
09:45では続いて週刊エコノミストの岩崎さん
09:48これですね
09:49とことん得する新人さっていう
09:54とにかくやっぱり儲かってほしいなっていう
09:59儲かってほしい
10:00儲かりたい儲かりたいですよ
10:01これが去年2024年で一番売れた
10:06わかりやすいですね
10:07渡島さん今見た瞬間に
10:09あっっておっしゃいました
10:10この頃我々も総予測っていう特集やった時の付録にやっぱり新人いさをつけて
10:15バカ売れしましたね
10:17バカ売れしましたか
10:18新人いさ自体だから
10:19新人いさ
10:20当時みんなニーサニーサってつけてましたよね
10:22おそらく
10:23新聞社にいたという経験はこういった見出しだったりとかに生きてくるものですか
10:28いや全然世界が違うんで新聞記者って売り上げとか利益を考えたことがないっていうかですね
10:38釈配で届ける読者のためにいい記事を書くことが一番優先なんですが雑誌に来るとですね
10:45毎週毎週売れたか売れないかっていうそこが一番大事なところっていうそこが大きな違いかなと思います
10:53なるほど確かにそうですよね
10:55では続いて浜田さんお願いします
10:57はい
10:57おおシンプル
10:58はいもう単語2つです
11:00人事部クライシス
11:03この短さというのはこだわりがあるんですか
11:05メッセージですね
11:06メッセージ
11:07人事部がやばいぞっていうのが我々が伝えたいことなので
11:12それが一番端的にあとその文字のバランスとかも含めて
11:17人事部の危機でもなく人事部門が危ないとかでもなく
11:21一番こうフレーズとしてスパッとこうインプットされるようなのは何なのかっていうことを結構議論したり考えたりしてこのタイトルにしましたね
11:31なるほど
11:31山田さん日経ビジネスのタイトルってどんな風にご覧になってますか?ライバルとして
11:35固有名詞&動詞みたいなことで
11:39飛べ込んだとか
11:41そういうシンプルなタイトルを日経ビジネスさんってお付けになってて
11:45それは印象に残りますね
11:48我々もですから逆襲のソニー、日立に学べとか
11:52そういった固有名詞&動詞あるいは名詞一つみたいなものは付けることがよくあります
11:59絶対プラスかマイナスのニュアンスありますもんね今挙げてもらって
12:03そうですね
12:03飛べホンダとかはプラスですよね
12:07当時ホンダさんがいろいろ構造改革している中で
12:12ステークホルダーの期待としてもっと勝っ飛んだ会社になってほしいっていう
12:18ホンダ総一郎さんがジャンプしている昔の写真があってですね
12:22それ見た瞬間に飛べだなと
12:25本当に万丈一致で決まりましたね
12:27では続いて浅島さんお願いします
12:30去年一番読まれた記事のタイトルはこれ
12:35長い長い長い長い
12:38円卓コンフィデンシャル配信限定オリジナルコンテンツはテレ東ビズをチェック
12:46ここで恒例のうんちくコーナー。
13:02編集長でいきましょう編集長トリッキーな編集長日本で有名な編集長といえば文芸春秋を起こした菊池漢だと思うんですが菊池漢は中央功労者に乗り込んでですね婦人功労の編集長を殴ったことがあります
13:24カフェの女級さんに入れ込んでるよってことをですねたくさん書かれてしまって
13:31でしかもその取り上げ方があまりにも不誠実だということでですね
13:35これ皆さん知ってたかな
13:37偉人のエピソードでした
13:41へーって顔してた
13:43なんかこれでええで
13:44さて週刊ダイヤモンドの刺さったタイトルは
13:48去年一番読まれた記事のタイトルはこれです
13:53独自プッチンプリン出荷停止の主犯はデロイト
13:57グリコのシステム刷新で1年遅延の末に障害発生ボロボロ案件の実態ですよ
14:02長いのはオンライン記事の見出しだからです
14:10ポイントはこれデロイトっていう会社の
14:15リストラをやってた会計系のコンサルティング会社の名前なんですけど
14:20デロイトってやっぱり一般の方からすると断然グリコのプッチンプリンの方がきっと知っているであろうというところで主語をデロイトにするんじゃなくて商品でもってデロイトの今大変だよねっていうことを言ったっていう記事ですね
14:37だからこの語順とかのこだわりというのはやっぱり強いわけですねですですねはいバーサスモノっていうのは両方の関係者が読みたがる実は対立構造にあるっていうのが先手を取ってこう提示できると当たる負けたみたいになることもあるわけですか?
14:55この後はバチバチの取材の裏側
15:02時間くらいかけて一つの特集って大体作るんですけどタイトルありきで決まらないとなかなかどういう取材をするかっていうところが定まらないので
15:11特集が被っちゃうこととかってあるんですか?
15:14これはありますよねどうしてもね
15:16負けたみたいになることもあるわけですか?
15:20昔やろうとしたのが前の号にとかどっちだったかな?
15:24どちらかにですね
15:26来週締め切り物が前の号で乗ってたのはありましたね
15:31それ本当はもうちょっと取材温めてやりたいんだけど
15:35確かそろそろ持ったしてくるかなみたいなその腹の探り合いって
15:40早く出さないとっていうのがあるんじゃないですか?
15:42正直
15:43同じとこ取材してると聞こえてくるわけですよね
15:46そうなんだ
15:47分かります
15:48多分書店向けにこういう号で売りますよっていうのを事前にお話しするので
15:55その時点で多分漏れるから
15:572週間くらい前ですかね
15:59には絶対多分漏れるんですね
16:01岩崎さんどうですか?この争いみたいなのは横の道としてあるんですか?
16:06あのね、私新聞が長かったんで本当に毎日毎日抜かれなんで
16:12そうですね
16:13そこよりはちょっとやや緩やかな感じが
16:16新聞はさらにあるぞと
16:18あって
16:19今この瞬間これつけたら恐らく他紙とかぶるなと思いながらもでもつけるんだって決める瞬間ってどうやって判断してるんですか?
16:27まあ、でもかぶったらしょうがないですよね
16:30まあまあ、じゃんけん草ね、出すしかないから
16:33そう、相乗効果で売れてくれれば
16:35そういうこともあるわけですね
16:37あと取材の手法も、例えば企業の会見なんかにお邪魔したときに
16:42我々ってやっぱりその日の放送に出さなくちゃいけないとかっていうので
16:46割と直接的な質問することが多いんですけど
16:48雑誌の皆さんって質問が、なんでこのタイミングでこの質問してるんだろうっていうのが
16:53その場にいると分かんないような質問されるような方もあるんですよ
16:57記者会見なんか、我々もあえて聞かないこと多いですよね
17:00だから我々の切り口とかをさらしちゃうことになるので
17:04不思議なの?
17:06雑誌の人って一番前の席に座ってたりするのに
17:10手を挙げない人いるんですよね
17:12ずーっとこうやって見てるっていう
17:14これ何なんだろうって思ったりすることある
17:17それ終わったあと捕まえて聞きたいとか
17:19そうですか
17:20会見後が勝負なんだ
17:21質問でバレちゃうってやり方
17:23質問でいい感じの答えが返ってきたら
17:25その日テレビに全部出ちゃうわけですから
17:27そっか、じゃあいい質問するのは避けてるってこと
17:30あえて全然関係ない質問したりとかですね
17:32すげえ世界だ
17:33そういうことで言うと質問したときに
17:35隣に座ってた雑誌の記者が
17:37チュッて言ったのを覚えてる
17:39誰はその時はね、くだらない質問してるなって思われたのかなと思ったけど
17:43違う、きっと違いますよ、やられたって
17:45やられたって
17:46勝ったって
17:47シングルだって
17:48そういうこともある
17:49へぇ
17:50質問でいい感じの答えが返ってきたら
17:52それにその日テレビに全部出ちゃうから
17:54あえて全然関係ない質問したりとかですね
17:56まだまだ続く白熱のトークはテレ東ビズで
18:03デジタル化の課題を徹底討論
18:09雑誌っていう媒体は多分デジタル化が極めて難しい
18:14あのスクープの裏側に迫る
18:17なんにもないときは
18:19ほんとごめんなさいって言ってピンポンするしかない
18:22スタート!
18:24絶対に負けられない相手は
18:26ライバルなんですよ
18:28本当にもうダイヤモンドと
18:30余計剤は
18:31配信オリジナルコンテンツはテレ東ビズで続々配信予定です
18:38この番組はテレ東ビズTVerで配信
18:41アメリカ西海岸の街シアトル
18:49ある式典に登壇したのは
18:54アパグループのCEO
18:57本屋医師さん
19:02世界的なチェーンにさらに
19:04チェーンがあるようにしていきたいと思っておりますので
19:08巨大ホテルチェーン
19:10ヒルトンのシアトルを買収したのです
19:16コーストホテルズ by APA
19:19いずれそのコーストホテルが
19:21アパを救う時代が出てくると
19:24あれです
19:25あれがホテルなの
19:26あれが
19:29アメリカ、カナダで
19:31すでに47のホテルを展開しているのです
19:34カナダのビルバックと
19:36今、売りに出てる
19:38WPCが
19:40すごく、すごくポテンチャルがある
19:44車だけじゃなくて
19:45考え方そのもの
19:46もう一回考え直す必要がある
19:49やってみなくちゃ分からないことが
19:52ワクワクしませんか?
19:54何も変わらないじゃないかっていう
19:56ご意見もあるっていうのは
19:57ここもっともだと
19:58本編では伝えきれなかった
20:02もう一つのエピソード
20:05テレ東ビズで毎週配信
20:14次回の円卓コンフィデンシャルは
20:16DX推進担当が集結
20:19顧客体験が良くならない変革をしても
20:22意味がない
20:24最終的に生き残れるのは変化できるものである
20:26ワクワクしますね