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00:00私たち日本人の物語があるかつて多くの人々に愛され誰もが知る輝かしい栄光を手にするもやがて時代の波に飲み込まれひっそりと終了を迎えた時代のヒーローたちその知られざる半生と功績をたたえるべくただいまよりヒーローたちの卒業式を挙行いたします
00:29本日の卒業生は
00:442023年に生産を終了したおもちゃポポちゃんそして2019年にサービスを終了したポケベルくん
00:56卒業証書あなたは競争が激しいおもちゃ業界においてお世話遊びに夢中な子どもたちの心を育み成長をそばで温かく見守ってくれました
01:12ポケベル殿まだ携帯電話もメールもない時代いつでも誰とでもコミュニケーションが取れるツールとして社会現象を巻き起こすなど1000万人ものユーザーに愛されました
01:28ここにその栄誉をたたえ卒業証書を授与します
01:33彼らはいかにして映画を極めなぜ卒業を迎えることになったのか
01:50その裏には私たちがどう生きてきたのか日本人の物語が隠されていた工場が開発者と共にその反省を振り返るここからはポケベルくんのこれまでの歩みをVTRでご紹介します
02:121958年アメリカの電話会社の機関紙に掲載されたこちらがこれを当時の日本電信電話公社の社員が発見声を掛けられたことでアメリカで誕生した彼は海を越え来日これが一大ブームの幕開けえぇ
02:421,000万台超えの大ヒット生む彼のデビューは意外なものだったどうもポケベルです正直アメリカから来たのもあって結構話題になるかなと思ってたんですけど販売台数を聞いてびっくりしましたよえったったの600台って初め600台だなぜデビュー時の評価はこんなにも低かったのか
03:12電話事業者がまとめたポケベルくんの生涯を記した資料ここに当時の担当者が上司に呼び出された時のエピソードが残っている
03:23どういうサービスなんだ受け取ったかどうかもわからず金を取るじゃないか そんなサービスをしたら苦情が殺到して困る
03:32まだ携帯電話などない時代ポケベルくんの可能性にピンとくるものは多くなかった
03:381968年日本で最初に一般向け販売されたポケベルくんがこちら
03:46ディスプレイなどはなく このように音が鳴り持ち主は呼び出した相手を予想して電話をかけ直すというもの
03:56予想だろう すげえ迷惑な話じゃん
04:00しかし 受付を開始すると4000件もの申し込みが殺到
04:06ポケベルくんを求め人が押し寄せた
04:09そのニーズの多くは大手銀行のビジネスマンなどの外回りをする営業マンたち
04:17周りが私の必要性に気づいてくれて そりゃあ内心は嬉しかったですよ
04:27当時の利用者に密着した映像を見てみると
04:32便利でいいですね 持ってるって安心感がありますね
04:38好意的な声が上がる一方で
04:45一年中監視されてるようでし やっぱりこぼってるとね
04:48単に動かされてるのは嫌ですよ
04:50またそういうこと言う
04:52不自由に感じる人も続出
04:55いやいや持ってくわ その代わり切っちゃうかもしんないよ
04:58やっぱ大事なときは 切っちゃうは何も役に立たないんだ
05:00遊びに行っててやっぱり鳴るとつまんないよ
05:02くどいよだけどさ 鼻のスイッチを入れてる
05:04分かった分かった 鼻のスイッチ入れとくよ
05:07賛否両論を巻き起こしながらも 利便性の高さが勝り
05:11サービス開始からわずか10年ほどで 利用者は100万人を突破
05:17街中や電車内などに ポケベルくんはあふれかえり
05:21至る所でピーピーピーピー ヒッピー族ならぬ ピッピー族と呼ばれるように
05:28当初の評判を覆し徐々に支持を集めていったポケベルくん
05:34しかしその人気がこの後思わぬ問題を呼ぶ
05:39当初のポケベルは予想してかけ直せたすごいね間違えたら超めんどくさい迷惑だよねあれね誰からか分かんないっていうのがすごいですねほらよねおぎおぎしたとか言うよいでしょいやそうだよすごい嫌な話だよねほんとその時まで俺は今は携帯が当たり前だからあれなんだけどもその時なんて本当に自由だったから連絡つかなかったらそれでよしじゃん会社の人としてもその社員が連絡つかなかったらもう別にいいやじゃん
06:08あれでもう絶対つくような社だからやましいことある人の方がやっぱ嫌がるよねやましいっていうかさっきもちょっとVTR出てた人はいかにもサボりそうな電源切れない切っちゃダメだよねっていうビデオでありましたよねありましたということで僕パッと思い出したんですけど弊社でペン型っていうのを作った時にスイッチつけたかったんですよ電源オフ切れないようにそう
06:37そうすごいね恐ろしい苦情が怖いねもうその苦情が苦情すごいんですよスイッチで苦情が来るんだいや恐ろしい話だねスイッチも切れないなんてね
06:51NTTにいて地下3階とか4階に地下があるんですよ地下とか関係ないんでしたっけ?
07:07ビジネスマンの必需品となったポケベル君ここからさらに時代の長寿へと上り詰める大きな天気を迎える
07:211987年最大12個の数字をディスプレイに表示できる数字表示機能が誕生
07:36今まで音で呼び出すだけだったものが呼び出した相手が数字を送れるようになったのだ
07:44こうしたディスプレイ表示が可能となったことでポケベル君に容器性の変化が起こったという
07:51当時ポケベルの機能を開発していたお三方
08:03その中の一人佐藤さんはディスプレイ開発のリーダーを務めていたこれはですね昭和61年の検討を始めた時のノートでして当時は数字表示どういうターゲットでやるの?って時にですね高機能とファッションファミリー向けとビジネスってこう4証言で考えて圧倒的に当初はビジネスユースの若手サラリーマンを考えましたね。
08:33外回り営業彼らがターゲットでしたのでそれがよもやまたですねそのビジネスユースを超えて使えるっていうのはちょっと当時は想定できてなかったんですけど。
08:44利便性の高まりとともにビジネスマンがほとんどだったポケベル君の新規契約者数はなんと50%が個人ユーザーに変化。
08:56半分個人だ。
08:58バブルケーキを迎えた日本でポケベル君はビジネスマンのみならず若い世代の個人層から爆発的に支持された。
09:09ここからポケベル君に思わぬ授業が誕生する今の若い子は知らないと思いますけど僕ねドラマの滞在にもなってんですよポケベルが鳴らなくて!
09:281993年に放映されたドラマOLのヒロインは交際相手にポケベルを渡し連絡を取り合うこのポケベルを通した秘密の恋のやり取りを描いたドラマと主題歌が大ヒットポケベル君は男女の秘密のやり取りつまり恋愛のシーンで大活躍
09:53ポケベルはうちの先輩が彼氏がいる先輩が持っててその彼氏にメッセージ送るのにちょくちょく後ろついてくっていうでもめちゃめちゃうらやましかったです憧れでしたポケベルではここで当時ポケベル君に恋のサポートを受けた皆様から祝電が届きました
10:16ポケベル卒業おめでとうございます若い時結構いろんな連絡するのに楽しく使わせてもらいました
10:26王子の彼女とかとやり取りみたいなことがあそうですねやられてました会いたいみたいな感じのが番号で送られてくるのはあったんですぐ時間ある時にこう
10:38公衆電話から電話したりっていうのはしてましたね 男女間でそれこそ豆に連絡は取ってます毎朝公衆電話に行っておはようって入れる
10:50本当そのレベルでもそんなに毎日毎日でしただいぶお世話になりまして ありがとうございました
10:59高校出たばっかで就職して 彼氏とのやり取りとかそれが今お相手だったりそうです
11:10そうなんです正しい話じゃないの
11:12職場の先輩
11:14ポケベル卒業おめでとう
11:17私たちを出会わせて得てかわいい子供2人できてありがとうございます
11:24アツアツのカップルたちに支持されたポケベルくん
11:30ではなぜポケベルくんは恋愛を楽しむカップルたちに広く利用されるようになったのか
11:37ポケベルくんが向かったのはデジタルコミュニケーションの研究を行いSNSについての論文も発表する早速ですが当時なぜこんなにも私は恋愛に利用されていたのでしょうか?
12:00付き合い始めの頃って常に一緒にいたいじゃないですか
12:04ないしは相手は何をしてるかってすごく気になるじゃないですか
12:08相手の今何してると思った気持ちに対して思った時に連絡取れるっていうツールっていうのは画期的なものだったんじゃないかなと思うんですね
12:16ポケベルくんが誕生するまでは主な彼氏との連絡手段は家の電話
12:22しかし家族がいる場所では好きに話をすることはできなかった
12:29プライベートのコミュニケーション手段っていうのを欲してた人たちにとって常に連絡を取り合うことができた
12:35これが若い世代の特に男女間のコミュニケーション
12:40恋愛の道具としてはすごく便利だったんではないかなっていうふうに思いますよね
12:46さらに常に相手とつながれるようになった
12:50その一方で
12:52ポケベルのメッセージを見る見ないは受け手のものだから発信した人は待つしかなくなるこれがポケベルが鳴らなくてみたいな要するに相手のことをいろいろ想像しながら待つっていう恋愛的な心境にもちょっとあってた
13:07なるほど僕はカップルたちの気持ちを高まらせていたんだな皆様のお手元にこういった冊子があると思うんですがこちらの冊子の2ページをご覧ください2ページこちらはですね95年当時に発売されていた雑誌の中のページでベルトモ募集というコーナーがあったんですねはいはいはいはいはいはいはいでここよーく見ますと自分のポケベル番号とか写真とかのページをご覧くださいね
13:37名前も本名そのまま載っていたりして本当だ雑誌ねあった年と身長も載ってるここでこう出会いだったり今お友達を探したりっていう風に使われていたんですねはいはいはい元祖マッチングアプリみたいなそうか昔はなかったんですもんねアプリとかもなかったからこういうので写真見てこの子かわいいからそうそうそう
14:06そうですねデザインもちょっと多様化ありましたけどやっぱりその中でもやっぱりビジネス中心でしたね僕の頭の中は。
14:28ポケベルくんの予期していない変化が続くここから一大ブームを起こすある現象が発生それが。
14:40ヒロミっていう名前だからそれでヒロミ待ち合わせしてて遅れる場合は送れるみたいな感じで語呂合わせだ複雑で難解な語呂合わせが次々と誕生そのベル語の開発の最先端にいたのがすごいよねこういうのってやっぱ日本語のすごさだよな
15:10当時小ギャルと呼ばれていた女子高生これは当時の若者たちが生み出した難解なベル語をまとめたもの。
15:20例えば10210は今ツインで2人きり。
15:27189360は日焼けサロン。
15:34通信体制を運用管理していた横田さんはこの女子高生人気によってパニック状態が起きていたという。
15:44通信の量がこれまでから見ても想像できないぐらいの量になってですね。
15:49だいたい3回か4回予備っていうのがビジネス輸出でしたけどもそれが1日30コールとかですね。
15:5610倍20倍というようなそんな想定外ということが起こったということです。
16:02彼女たちが使うのは夜の8時ぐらいから夜中の1時間2時ごろまでその時間帯がだいたいピークとして膨らんできて消防署の方とかですね。
16:13夜のところでピークに重なると呼び出せないじゃないかというような話題に上がってそういうご迷惑をかけないようにしたとかですね運用でもそういう苦労がしました。
16:24ポケベル君を駆使したあいもないメッセージを送り合うことで女子高生たちは過剰なまでに人とのつながりを楽しむようになった。
18:04アッシーだった小木さん答えは愛してるでした。
19:16するとベル文字開発に夢中だった若者たちが飛びついたのはこれら絵文字の誕生通信会社OBの村田さんはこの頃のメーカーとユーザーの関係性に大きな変化が起きていたという。
19:43多様化ということになるんですけどもやはりこの頃になるといろいろユーザーの声っていうマジックミラーのある部屋で人に集まってもらってで絵文字にしろそれからこういう新しいものもですねいろいろ評価を聞くと。
20:0680年代まで日本では供給より需要が上回り企業が売りたい製品を開発するマーケティングが中心だった。
20:18しかし景気も陰りを見せる中低価格の類似商品が増加作れば売れるという時代ではなくなっていったそこで企業はポケベル君のメインターゲットだった女子高生などにどんな使い方をしているのか徹底したアンケート調査などを実施。
20:42実際に市場調査を行っていたメーカーの高橋さん。女子高生たちの声を聞き絵文字開発に取り組んだ。
20:53プレゼントちょっとだけ持ってですねそうすると私のポケベル見てくださいよと私こんなやり取りしてるんです朝はこれでしょとかそのメッセージも本当に100人以上の人を見せてもらってポケベルって8文字とか12文字とかめちゃくちゃ文字数が少ないんですよね。その後に何か送る気持ち。送りたい言葉よりももっと重要だったっていう感じはしていて。
21:15ポケベルで送れるのは最大で12文字。相手に感情まで伝えることは非常に困難だった。そこで市場調査をもとにポケベル君のためにさまざまな絵文字を開発。これまでにないユニークなデザインのものが次々と生まれたのだった。
21:30そこで市場調査をもとにポケベル君のためにさまざまな絵文字を開発これまでにないユニークなデザインのものが次々と生まれたのだったへえびっくりしましたでも絵文字がもう今じゃ当たり前の絵文字がポケベルの時代にもあったんだっていうあったんだね早いね早いですね絵文字うん
22:00裏の気持ちこの文字を見てその後にこれが続くのよとかそういうところは市場調査して初めてわかったっていうのやっぱりありましたね表情がたくさんあるんですけどもこのあの叫びマークみたいですね文句の叫びマークみたいなのが自分のその気持ちに最後これを得れることによって自分はどういう気持ちなのか相手にさしてくれよと叫んでるのか怒ってるのか悲しがってるのかあなた次第だよっていうのはその辺の
22:30言葉のやり取りからこれそういうのありだなっていうのがあるとあとやっぱうんちマークですよねうんちマークは社内でもこれはまずいんじゃないかっていうのはすごいありましてただこれうんちというマークでもあるんですけどもクソとかムカつくとかこの感情作用になんで返事くれないのこれって言うとちょっと怒ってるのかなでも許してくれてるんだろうなそういう気持ちの一文字っていうのに使ってましたね
23:00こうした市場調査を行うポケベルくんの時の方法はその後の商品開発でも継続され腕時計は女性ターゲット用にカラー展開やデザインかわいいグラフィックを搭載したりと改良が行われているという
23:17短い文章でやり取りするポケベルくんの大ヒットによって日本人ならではのSNSのコミュニケーションもこの時に生まれたという
23:47まず日程を聞いてその相談をしていいかから始まってしまうってすごく段取りの多いコミュニケーションそれにポケベル的な感覚から始まってるのは間違いないだろうと思うんですね
24:00こうして1995年にはポケベルくんの契約者数は1000万人を突破名実ともに時代の長寿となっていったやっぱり何ていうのかな推察力とか押し上がる力っていうのは日本人はすごく長けてるじゃない?
24:24例えば英語なんかに比べれば日本語っていうのはねなかなか死語の後に述語がつかないで一番最後に行かないとかね行くとか最後に聞かないか分かんないようなそういうのがあると絵文字でピッと示せばすごくなんか的確に簡単に伝わるというので今も使ってる絵文字がありますねあるよね普通に使えるもんね今グーとかすごいねハートとかあんま使っちゃいけないんだっけ?
24:53ハート使っていいの分かんない俺は先生使いますかでもそのやらしい意味のはずじゃないもんねなんかいややらしい意味のハートなんかないのよないの?
25:03一方昭和から平成にかけて人々のコミュニケーションツールを担ったポケベル君しかしあの端末の台頭により人気に陰りが同じ通信会社の中で開発が続けられてきた弟
25:33まずドコモが設立した当初携帯を担当された方々にはちょっと悪いんですけど現実にはドコモの中で赤字であったとそれに対して実は稼ぎ会社でポケベルがお金を稼ぎ出してこれで会社として成り立ってたという状況がありますそういうところからマーケットとして
26:03こういう流れの中でポケベルの担当者の我々も徐々に徐々に携帯電話の方に取り込まれていったっていうのが実情かなと思います
26:13人とともに兄ポケベル君によって生まれた機能が携帯電話君に吸い取られていく
26:23決定的だったのはポケベル君の栄光を支え最大の武器だったメッセージ機能も
26:31携帯電話君のショートメッセージに
26:37さらに兄のポケベル君は弟にこんなものまで譲り渡していた
26:43それは革命を起こしたポケベル君の命とも呼べる時代の最先端を走る弟は兄から譲り受けた絵文字を多彩なカラーバリエーションに進化させて搭載した
27:02すごいね
27:03みるみる成長していく弟を見て脅威というより来るべき時が来たなって感じでしたよ
27:13私がメッセージの受信しかできないのに弟は送信もできるんだから
27:19ああそろそろだなって
27:22かつての自分を見るように急速な勢いで人気者へと駆け上がっていく弟
27:30そして95年にピークを迎えた兄ポケベル君の契約者数は翌年あっという間に弟に抜かれ
27:401000万人を超えていた利用者は2000年に入る頃には5分の1に減少した契約者の減少によってポケベル君の会社は次々と倒産こうして2019年ポケベル君の電波は停止卒業となった
28:02携帯出てきてからの落ち方すごかったねかわいそうだけど小木は早かったよね携帯持つのね俺早かった1991年かな何か僕が買った時は携帯電話っていうのが何か出てるっていうのを知ってこれはいち早く俺がもう最初にやろうと思って俺と友達2人買ったんですよ
28:26でも俺と友達2人しかいないから2人でしか電話できなくて
28:32その時当時ねその女の子たちがやっぱポケベル持ってたんで俺が最初に携帯電話に買ったよって言ったらもう何そんなの買ってんのみたいな逆に馬鹿にされてた俺は
28:44もうこうやってポケベルですべてができるのになんで電話に買わなきゃいけないって私は絶対携帯は買わないって言ってた奴が2,3年後買ってましたからね
28:54僕はポケベルラブだったのでちょっと寂しいって言えば寂しい今回で思い返してみたんですけど1990年代って通信の世界でとんでもない時代だったんですね
29:08でポケベルがあって携帯でこれもあのアナログからデジタルに変わってでポケベルはデジタルなんですね
29:15でここで文字だとかいろいろテキスト情報が送れるんだったそこに実はほぼ同じ時代に今あの前世代のインターネットこれも出てきてるんですねちょうど
29:26ああそっかこれが全部そこにずっと修練していくんですよねで一個の中に搭載されて今の姿になってんじゃないかなっていうふうに思いますね僕はそういう意味でポケベルラブでしたけどちゃんと今でも生きてるなというふうに信じてます
29:42ポケベル君が残したものは今も我々の生活に欠かせないものとなっている兄から弟へ渡された絵文字文化は日本を飛び越え世界へと羽ばたいたアメリカ生まれのスマートフォンが日本で発売される際絵文字が不可欠と導入を決め2年後には世界標準で採用
30:11さらに絵文字はニューヨーク近代美術館のコレクションにも加えられているまさにポケベル君の遺伝子が弟によって今や世界にまで広がっているさらに人命を守る場面でもポケベル君の遺伝子は活躍中埼玉県鴻巣市では防災鴻巣です
30:40携帯電話などに比べても強いとされるポケベルの電波帯を利用地域の防災情報を個人宅の防災無線へ送り届けるサービスが拡大している
30:54令和元年の東日本台風の際に雨とか風の音で防災無線が聞こえづらいとそういった中で令和2年度から令和3年度にかけて整備を開始したという経緯でございます
31:07電波状況の悪い山間部でも災害時に情報が届けられるというゲリラ豪雨が多発する昨今地下や高層ビルの多い東京でも7つの区5万世帯が利用
31:37多彩なバリエーションであふれる日本のおもちゃ
31:42中でも子どもたちの心をつかみいつもそばにいる日本で長く人気を誇ったのはスタイリッシュな着せ替え人形
32:00そんな中1990年代半ば大ヒットを飛ばすおもちゃが登場するたんぽぽのぽぽちゃんはお道具がいっぱいぽぽちゃんおもちゃ屋さんにいるのぽぽちゃんは年間10万体売れればヒットといわれるおもちゃ業界で発売初年度25万体もの大ヒットを記録
32:30年に生産終了となるまで27年間のロングヒット総売り上げは580万体を数えたかつて子どもだった世代に聞いてみるとぽぽちゃんおすごいなんでわかるんですかこれちっちゃいとき持ってましたあほんとすごいかわいかって寝るし起きるし目が閉じるから寝てるみたいなあははは
32:59いや僕なんかねうちのお孫ちゃんにね今中学生になるお孫ちゃんにこれ買ってあげたもん買ってあげたことあるんですかえへへへその人気ぶりとは裏腹に発売当初の反応は意外なものだったこんにちは
33:29ポポです実は私生まれた頃この風貌でちょっと世間をざわつかせちゃったの
33:36一体どういうことなのか
33:41ぽぽちゃん卒業おめでとうございますこれまで業界を盛り上げてきてくれてありがとうございます
33:47明治時代から玩具業界の情報を発信研究する業界史の編集長藤井さんに聞いてみた
33:56お顔もそれまであったお人形とはちょっと違って非常に驚いたというかすごいなというふうに純粋に思いましたやはりりかちゃんですとかバービーといったものはいわゆるファッションドールといわれているような種類のドールの種になりますのでその当時の子どもたちの憧れのお洋服ドレスですとか自分の憧れを再現して遊ぶといったような遊び方が主流になりますので
34:23長く西洋への憧れがあった日本では欧米風の顔をした人形が子どもたちの心をつかんでいたところがぽぽちゃんはそうしたお顔とは全く違う風貌発売当時その見た目で世間をざわつかせたぽぽちゃんはいかにして誕生したのか
34:53私が生まれたのは意外なメーカーなの
34:57こちらがぽぽちゃんを開発した会社従業員は50人ほど
35:05もともとはボールペンなど文房具メーカーの子会社だった
35:11しかし親会社の経営不振もあって1982年玩具業界に参入
35:19未知の業界への新規参入
35:22最初はおままごとセットなどを製造していた
35:27新たな玩具を模索する中創業者の桐渕真一郎はある日孫がぬいぐるみで遊ぶ姿を見て子どもが喜ぶおもちゃを作れないか考え始める
35:45ポポちゃんはその思いつきからどのように具体化していったのか?
35:55私の秘密が分かる資料が会社に残っているらしいわ。
36:01はいこれはもう一番最初に開発した時のどんな開発をしていたかっていうことが記録に残っているとっても大事なファイルです
36:14おもちゃ業界の新興企業で玩具の知識が乏しかった創業者と社員たちまず行ったのは戦後の人形の歴史を徹底研究すること日本で販売された人形を全て洗い出し子どもが喜ぶおもちゃとはどんなものか調べていった
36:41彼らは何に気づいたのか自動玩具研究の第一人者でポポちゃんについての論文も書いている森下教授に話を聞いた
37:00あのポポちゃんはちょっと革命的だったと思いますちょっと宣伝文句になってたと思うんですけども愛情のお稽古みたいな言い方をして子どもが人形をお世話するっていうことなんだろうっていうところからちょっと原点として人形遊びを見直すっていうのはあったかもしれないですね。
37:22愛情のお稽古とは一体
37:26企画書にはこんな文章が
37:30快と不快の区別しかできなかった赤ちゃんの感情がその後徐々に文化し始める
37:39そして今まで自分に示してくれた愛情を他者にやり始めるこの時期にちょうど重なるのが愛情の形成ところが愛情を育むおもちゃという位置づけの商品がないことに気づいた
38:00ビフォーポポちゃんの世界では抱き人形っていうその明確に2歳には何かこう抱っこして愛情を注ぐような対象が必要だっていう概念がなかったんですおそらく
38:18孫を見て気づいた思いつきから目指したのは子どもが愛情を注ぎお世話したくなる人形。とはいえそんな人形をどのようにして作ればいいのか彼らが取った手法は意外なやり方だった。
38:40創業者の方がもともとおもちゃ業界外からいらっしゃった方ですのでそれまでのいわゆるおもちゃメーカーさんがやられてるような当時の玩具開発は市場での売れ行きから分析するのが一般的。
38:59ところが彼らは孫だけのサンプルでは足りない。
39:06膨大な数の2歳児をモニターして徹底的に調査分析を始めた。
39:14私がこんな風になれたのはたくさんの赤ちゃんのおかげみたいなの。
39:21どんなものに興味を持つのか次々試していく。
39:26結果、あることに気づく。
39:31その時のことを創業者の息子まさとさんは父から熱く聞かされたという。
39:40子供って自分の似た顔の集団の中に入っていこうとする性質っていうのが、それDNAに組み込まれているんですって。
39:512歳でも自分の兄弟であったり自分の赤ちゃんっていう風に感じられるっていうところにすごいこだわったり。
39:59自分と似た顔に近づく赤ちゃんを見て取り掛かったのは人形の顔づくり。
40:07その記録も残っている。
40:14えっと一番最初に子供ちゃんが生まれる時の見た目を検討していた時のスケッチですね。
40:26どんな子供からも愛されるように200人もの赤ちゃんのサンプルを集めどんな顔にするか検討した日本の子供が喜んでくれる顔とは?
40:49身近に感じられる顔を探し続けた。
40:56あえてその流行りのマンガチックというのを顔にするのではなくて表情をなくすというのがおかしいですけれども実際のその日本の赤ちゃんのようなそういったデザインだったのが非常に新しい。
41:08確かに子供に気に入ってもらうには顔だけでは足りない赤ちゃんは見るだけではなく触ったり抱いたりするどうするのがいいか?
41:26色々試してみるんですね。結果お人形の中でもやっぱり固い柔らかいで言ったら柔らかい方が子供はすごい生き物を感じたり
41:37手足はちゃんとその人間の手って感じられるような形でなきゃいけない。なるとぬいぐるみじゃダメなんですよ。ちょっとリアルさがない。
41:45でその柔らかい樹脂の成形技術っていうのを追求していくんですね。
41:53目指したのはぬいぐるみでは感じられない本物の赤ちゃんのようなこれまで多かったつるつるカチカチした人形の材質とは違うものを作っていく。
42:09触ってみると分かるようにぷにぷにしていて赤ちゃんの肌と似た感じに作られているんですね。それまでの目閉じるお人形もこういう肌質ではなかったと思うんですよ。もっとこうビニールっていうかね。
42:27さらに抱き心地を良くするため服の下の露出していない胴体部分を布製に。ハグした時の柔らかさを追求した。
42:412年間の試行錯誤の開発期間を経て人形が完成。最初見た時はあのちょっとリアルすぎるかなっていう気はしました。それまで見慣れてたのがいかにもお人形というかであのちょっとキャラクターっぽい顔立ちだったので今までにないっていうところがどういうふうに受け入れられるのかなっていう。
43:09ポポちゃんは発売初年度から大ヒット!開発者たちが目指したコンセプトが受け入れられた!
43:21で今こうやって抱っこさせてもらうとこのやっぱ肌の質感っていうかこれが驚いちゃうぐらい。
43:31あーやっぱいい?うんなんか気持ちいい気持ちいいですよね。ずっと触ってられますよね。
43:37抱いてみてもいい感じ?いい感じよ。
43:39ずーっと抱いていたいぐらい。
43:43小木がちょっと抱っこするとちっちゃいけどね。ちっちゃいけど。やっぱ1歳2歳の子がこうやりやすい形っていうのが大きさなんだろうけど。これ売れるぞっていう自信はあったんですかね。売れる確信があったみたいです。あった。へえ。そうですね。子供の反応がものすごかったんですね。
44:01選ぶ人は親御さんになるんですけどもやっぱり子供がものすごく喜ぶ姿っていうのが親御さんにとっても一番買ってあげてうれしいっていうふうに思われると思いますんで子供がものすごく反応してくれるとこれ売れるっていうふうに確信できるかなって思います。確かに。では続いてですがポポちゃん誕生以前にも人形は私たちの生活に深く関わっていたんです。ご覧ください。
44:28私が人気者になる前からみんなが大好きだった先輩のおもちゃがあるの。ポポちゃんのはるか前に大ヒット。売れ続けてきたものがある。古来からのほもり人形で押しても倒れない起き上がりこぼし。
44:49この起き上がりこぼしで1960年にブームを起こし2024年に卒業を迎えたポロンちゃん起き上がりポロンちゃん起き上がる時に出る美しい音色も受けベビーブームの時代には出産祝いの定番となった
45:19別の意味も込めてやっぱりプレゼントされたんじゃないかなというふうに思いますね。
45:23子どもはおもちゃに見守られながらおもちゃに愛情を持つポポちゃんはおもちゃへの愛着をより深く持つことができる今までになかった画期的な玩具だった。
45:47子どもにとっての赤ちゃん。子どもがお母さんになった時の赤ちゃんを模して作ってるんですね。
45:57赤ちゃんのお世話をする。だけどそれはもう自分が受けてきたお世話でもあって、そこでご自分は興奮して育ったっていうのを今度そのちっちゃいお人形にすることでなんかこう確認をしたりしてるっていうところありますよね。
46:13お母さんが一生懸命ねこういろいろお世話してくれたなってことをどっかで感じてるからポポちゃんでそれを演じてるんですよね。
46:23受けた愛情を更に深く返していく人としての大切な芽生え実はその構想は企画段階から既にイメージされていた愛情を子どもの中に作るレッスンをさせる道具子どもの深いところまで見つめた
46:53その世話の中で発達するものがすごくあってねやっぱり共感力なんかも養えてくるしそれからこんな目がこんな居眠りしたりねしっかり顔を見たりそういう中で育ってくる感性が育つと思います。
47:11うちの娘も2歳ですけれどもやっぱり私が娘に言うようにこれやっちゃダメだよみたいなこうしなさいとか言うと同じ口調で同じように怒るのも同じようにまねしたりとかして全部ちゃんと受け取ってるんだなっていうのを感じますね。
47:27これで遊ぶことによってなんか自分のお母さんに対してもちょっとねなんか迷惑かけたくないというか泣かないように我慢しようとかそこまで考えてくれる考えてくれんじゃない1歳2歳の子がお母さんに迷惑かけたくないってあれ覚えてた起き上がるポロンちゃんポロンちゃんお姉ちゃんが持っててお姉ちゃんのずっと私倒して遊んでたの覚えてます。
47:51そっかえ今日はポロンちゃんの会社の方も今日は来てくださってますポロンちゃんも卒業しちゃったんですねそうですねポロンちゃんこの1960年から販売させてもらいまして実は私よりも人生の先輩になるんですけども日本製で作ってたんですけどもこの製造の工場がちょっと廃業してしまったということでですねちょっともうポロンちゃん製造するのを断念しようということに至りましたへえ長い歴史
48:20動いたかしてこう帰ってくるのが楽しいんですよねで人だとねパイして拾ってパイして拾ってってずっと付き合えないんですけどポロンちゃんはずっと付き合ってくれるんですよもうそしたら帰ってくれてしかもこんないいね色で返事してくれるおもちゃなんて世界中どこ探してもないくらいに
48:50私は96年に誕生した後も進化していくのよ
49:02子供たちへの設定した調査は続きまた新たな発見がいつでもどこでも一緒にいたいという思いが強いと気づきこんな商品を
49:16お風呂に持っていけるポポちゃん布製だった胴体を全身防水対応の樹脂に改良してお風呂でも楽しめるようにした
49:34実は私10年後に大きさが変わっているのポポちゃんが生まれた時に検討し決めたサイズは32センチその後オニター調査を続ける中で母親と子供の体格比率を細かく調べた結果
50:00サイズを4センチ小さくしたするとこれまた大ヒット正真正銘おもちゃの革命時となっていく私たち商品開発の中で一番観察に時間を使っていまして大人がこれ喜ぶでしょって言うと
50:30お部屋の中で作ったものは大体喜ばれないっていう法則がありまして我々はもう真摯に子供が何をするかだけを信じて開発していてそれたくさん大勢の子供を観察するにはどういう方法で毎年100人から200人ぐらいのモニターさんに入れ替わっていただきながら会社に誰かがいるみたいな状態であったり
51:00会社に来ないでちょっと子供を見てくるねって言って今日の午前中子供を見てくるだけの時間をとっていいよっていうことになったりそれをちょっと義務化してたりそんな感じで常に子供に触れる時間が長くなるようにしてます
51:15確かになんかポポちゃんのなんか洗濯機とかなんか子供が好きそうな本当にお弁当でご飯あげたりとかそういうのも出てきたりとかしてなんかよりお世話できることが増えたりしてましたもんね
51:33乳幼児のおもちゃとして革命を起こしたポポちゃんだったが2010年頃から状況が変わっていく売り場には同じようなコンセプトのV字商品が次々と登場へえ
51:52当初は本当にポポちゃんって代表選手で唯一無二の赤ちゃんそっくり人形だったんですけどやっぱりそれになぞらえて作るものがいくつも出てきてそうすると大手の会社とかが量産してくるとそっちの方に目が行ってしまったり。
52:13更にテレビアニメなどのキャラクターとタイアップした商品もどんどん増えポポちゃんは徐々におもちゃ屋さんでの売り場面積が減り発売当時の年間売り上げ25万体も下回るように膨大な乳幼児からの発見で自信を持って作ったポポちゃん
52:40それが売れなくなる焦りとにかくとにかく商品点数をそろえて新商品をバンバン出さなければならない毎年毎年もすごい数の新商品をバンバンバンバン出していった
52:57ここから私の不思議な妹たちが突然出てくるの。
53:05その名もロックポポちゃん。野外ロックフェスの人気の高まりを受け発売。意識は子どもよりも親に。
53:17さらに夏限定こんがり日焼けした小麦肌のポポちゃんも発売。商品点数を増やし売り場で目立ちたい。
53:30さらにアウトドアワゴンという本来重視した抱っこから離れた大型の商品も販売さまざまな商品で売り場を大きく占めようとするも結局どれも泣かず飛ばず愛情のお稽古というコンセプトから離れ市場トレンドを追うようになっていた。
53:55その当時のお母さん方が好むような広告での打ち出し見せ方というのも結構増えてきてしまいましてそれと間違ったようなやり方をしだしてそれがことごとく失敗してやっぱり売り場競争の中でもちょっとやっぱり負けていって廃れていった。
54:122023年になると初年後の売り上げから5分の1にまで激減。
54:21年間5万体ほどしか売れなくなったポポちゃんは製造終了後発表卒業となった。
54:30まあそこでトレンドを追っかけてしまう気持ちもねほんとわからなくてもないんですけどもちろんねそっちの方がどんどん売り上げがいってしまったらね。
54:37でもよくよく考えて本当にやっぱりお子さんからしたら最初の教育というかそれがもともとのコンセプトじゃないですか。
54:44愛情ね。
54:45だからあれを大事にしていったらもしかしたらまた逆転もあったのかもしれないですけどねそこにね皆さんもそこに気づいて。
54:54ライバルがどんどん来るからそりゃこっちも対抗してね。
54:58怖くなっちゃうのはね。
55:00だから気持ちは分かるけど。
55:01どんなに強豪が出てきてもそこで売り上げが奪われたとしても気にしてはいけなかったと思いますたくさん商品がそろった時にどうしても選択するお母さんの方に視点が向いてしまったことがやっぱりよくなくて我々は子どもの好奇心の方にリスペクトして貫いてやっていくべきだったかなっていうふうにはい思ってます。
55:30踏みとどまんななかなか難しいことだけど難しいと思うそれはどうですかギャルソニアお母さんとして子どものおもちゃ選ぶときの何か基準とかあるんですか長く使えるかどうかとか大事にできるかどうかあれねすぐ飽きそうなもの欲しいっていうもんね結構はやりのものが欲しくなったりとかパッと欲しいってだけど結局それが1ヶ月経ったら違うものが欲しいってなってたりするとじゃあそれは違うんだねまだ1ヶ月だったらいいよ1時間で飽きてる時あるからね
55:59ポポちゃんの販売終了は業界で大きな話題になったというおもちゃ業界でこれだけロングセラーで名前が子どもたちにもお母さん方にも信仰していてこういったロングセラーブランド欲しくて欲しくてたまんないメーカーさん多いなって手放してしまうなってっていうのはもうショックというか大きな衝撃ですよね。
56:28その決断には理由があるポポちゃんの製造中止から2年新たな挑戦を続けている子どもの好奇心に寄り添ったおもちゃの開発
56:58世界中の子どもたちでモニターを実施子どもが興味を持つ形をはめ込んだり入れたりして遊ぶ革命を再び巻き起こせるか?
57:58それを迎えることになりますがあなたたちが残した数多くの思い出と功績はこれからも受け継がれていきます。長い間本当にお疲れ様でした。ありがとう。
58:12卒業生大丈夫。
58:14卒業生大丈夫。
58:26卒業生は。
58:56世界遺産を未来につなぐレガシーワーカー。
59:01働く人から見えてくるウィーンの至宝、シェーンブルン宮殿の驚きの姿とは。
59:11買い物籠から世界が見える。
59:14舞台はメキシコ。
59:16古代文明の伝統が息づく食文化とは。
59:20放送はNHKBS今夜10時。
59:26秋内聖伝金と銀2誰が礎を継ぐか江戸に行ったら女子勝て天守になれる。
59:34ダンさん一緒に江戸へ行きまゆんだ歌える先春のベストソングテーマは洋楽朝倉美希さんをゲストにお迎えして今和の清志郎さん永山陽子さん椎名恵美さんの洋楽カバーをご紹介ぜひご覧ください