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00:00The end of the day
00:29The end of the day
01:00今回奈良県生駒市にこんなブランド情報が
01:04奈良県北部に位置する生駒市は大阪府に隣接し
01:16府内へのアクセスも抜群
01:17大阪のベッドタウンとして発展してきました
01:22ここに海外から予約殺到の名産品が
01:25調査するのは
01:28奈良県の皆さん元気ですか
01:32うーん山彦はやっぱ帰ってきませんね
01:38スタジオの皆さんは元気ですか?
01:41元気でーす
01:44ありがとうございます
01:47中野バイヤーの後ろに見えるこの山
01:55標高642メートルの生駒山
01:58実はこの山頂にあるものが密集しているんです
02:02それがテレビ放送に欠かせない電波塔
02:07大阪茶屋町にある毎日放送から
02:11東京スカイツリーよりも高い
02:13生駒山に電波を飛ばし
02:15そこから各家庭に送信しているんです
02:18まずは生駒市の名物グルメから調査
02:22近鉄生駒駅から徒歩3分
02:26お寿司が自慢のこちらのお店で食べられるのが
02:29はいお待ちどうさま
02:33タツターゲです
02:34ハツハツができました
02:35はい
02:35うわー
02:36今や全国的にもおなじみのタツターゲ
02:40しょうゆやみりんで下味をつけた鶏肉に片栗粉をまぶして揚げた料理のことなんですが名前の由来がこちら奈良県生駒市を流れる立田川その水面に映るモミジに似ていたことからその名が付いたといわれています
03:02皮なんだ
03:04いただきますよ
03:08一口で
03:11うん
03:12プリプリで
03:15歯が押し返されるぐらい鶏肉の弾力すごいですよ
03:20美味しそう
03:21では今回探している海外から予約殺到の名産品って
03:26高山っていう地区が北の方にあるんですけどもね
03:31そこへ行って聞いていただいたら素晴らしいものが体験できると思いますよ
03:37生駒市の最北端高山地区
03:40この地に伝わる名産品を作っているのがスイカ園
03:45その庭で発見したのが
03:48これなんでしょう
03:49なんか竹ですね
03:51たくさんまとめられて立ち掛けられてますけど
03:55何やら竹が干してありますがこれが名産品と関係が?
04:00こちらで伝統工芸品を作ってるというふうに話を聞いて伺ったんですが高山茶せんを作っております高山茶せんその正体がこれ抹茶をこう立てるお茶?
04:21その歴史は500年以上
04:26国の伝統的工芸品にも指定される高山茶せん
04:32茶せんとは茶道において抹茶を立てる際に使用する茶道具
04:38高山地区では古くから良質な竹が自生していたため
04:43茶道具をはじめとした竹製品の生産が盛んに行われてきました
04:48中でも茶せんは国内シェアがなんと90%以上
04:54茶せんは主にハチクという種類の竹を使って作られます冬の時期におよそ2ヶ月寒風にさらして天日干しをしたら倉庫で2年から3年寝かせますその間に割れたりシワが入ったものは取り除かれ厳選した竹の実が茶せんになれるのです何割ぐらいが茶せんになれるんでしょう?
05:163割4割ぐらいしかない
05:23それだけしかないんですか?
05:26茶せんに使うのは節の部分
05:29まっすぐで深淵のものが適しているため1本の竹から2つほどしか作れません
05:35そんな選ばれし竹から茶せんはどのようにして作られているんでしょう?
05:42その技を見せてくれるのはこの道50年の伝統工芸師谷村康三郎さん
05:51茶せんは熟練の職人による手作業で主に7つの工程を経て作られます
06:00細かい
06:01まず表面の固い皮を削って取り除いたら
06:06音がいい
06:11次に竹の上半分を繊維に沿って縦に16等分になるように割ります
06:17全部一発勝負ですね
06:21そうです
06:22こうして割れ目を入れた竹を外側に開き
06:28弾力のある皮の部分を残して内側の実の部分を取り除きます
06:34そしてここから作業はさらに繊細に
06:46小割りという段階に入っていきます
06:491ミリを約2本に割っていきます
06:52それもただ均等に分けるだけじゃない
06:591ミリの方を6対4に分けて太さが変わるように割く
07:05こうすることで太い穂が外側
07:11細い穂が内側の芯の部分になるんです
07:15さらにここからお茶の味を左右すると言われる重要な工程が
07:23それが味削り
07:28穂先をしなやかにするため先端の部分を髪の毛よりも薄い
07:330.05ミリほどに削ります
07:35髪の毛よりも薄い
07:39すごい世界ですね
07:42この茶栓のしなやかさによって泡の体積、大きさが変わっていって
07:50それが直接味覚に反映していきます
07:53美味しいお茶が立つっていう
07:59また美味しいお茶を差し上げるっていう気持ちが伝わる茶栓
08:03目指して作ってます
08:05ここから外側の穂になる部分に糸をかけて広げることで立体的な形に
08:13このような細やかな工程を経て高山茶栓は作られているのです
08:21うわー細い薄いし繊細すごいしかめっちゃ軽いねえやりやすそう
08:36それにしてもタブーを打ち破り世界から注目を集めている茶栓ってその生みの親が茶栓で立てるお茶はおいしい
08:52谷村康三郎さんの息子圭一郎さんと妻の由美さん
08:58お家で気軽にもっと伝統の茶栓に触れてもらえるように
09:05もっとライフスタイルに合ったデザインでお作りしてます
09:10何が違いますか
09:11ちょっとしたところなんですけどよく見てもらうと
09:15かわいらしいですね
09:18こちらの2つの茶栓
09:21左側が伝統的で右側が現代風の茶栓なんですが
09:26西田さんこの違い分かりますか
09:28パッと見で揺るのは糸の紐の色だけど
09:37やっぱそこですかね
09:39注目するのは紐の部分
09:44これまでは1本の糸で編んでいたところを複数の糸で編むことに変えたんです
09:50これによってデザインの幅が広がり見た目もおしゃれに
09:55なるほど編み方が違うんだ
09:59編み方をちょっと変えるっていうところだけなんですけど
10:05私たちにとっては結構チャレンジなことで
10:10谷村さんご夫婦は2020年
10:14矢号をローマ字表記にした新ブランドを立ち上げ
10:17編み方を変えたりチャームをつけたりと
10:20現代のスタイルに合った茶栓を生み出しているんです
10:23とはいえ500年以上製法を変えずに受け継がれてきた高山茶栓
10:29編み方一つ変えるだけでも業界ではタブーのはず
10:33なぜ手を加えようと考えたのか
10:37ついでもう矢先にコロナがひどくなっていって
10:40茶せんを使うっていう場所がどんどんなくなっていってしまって
10:45茶せんは茶道家がお茶会をする時に使われますが
10:50コロナ禍でお茶会がなくなり
10:53茶せんが全く売れない事態に
10:56そんな危機的状況を打開したのは
11:00妻の由美さんでした
11:02正直生活も厳しくなっていったっていうのがあって
11:07お茶会で使わなくても別にいいんじゃないかな
11:12もっともっと毎日使えるようなものでもいいんじゃないかなって思って
11:18結婚するまでお茶の世界に触れたことがなかった由美さんにとって
11:24茶せんは未知の領域
11:26茶道家たちに使ってもらうだけではなく
11:29お家時間を利用して家庭でも気軽に使えるものにすればいいのではと
11:34茶せんの形を変えることを提案したのです
11:37しかし
11:41私は本当に正直反対でしたし
11:44買っていただいた先生方が
11:47やはりあまり変わったものを作ってしまうと
11:51今までのことがないがせろにされるのではないかなというような
11:58心配も私にもあったので
12:00茶せんは流派によって様々な形があり
12:05茶道家の好みに合わせて代々作られてきたもの
12:08長年受け継がれてきた伝統を変化させることは
12:14築き上げてきた信用を失うことにもなりかねない
12:18これの方がかわいいんじゃないかなぐらいでし始めてて
12:25当時の私はこんなにも怒られる
12:29こんなにもこう
12:33あかんことをしたのかっていうのが
12:38やっぱり正直理解できなくて
12:41父だけじゃなくて旦那さんですら
12:44いや編み方変えるのはどうなの?
12:47えっそこに手を出すのかみたいな
12:51それでも反対を押し切って編み方に手を加えた革新的な茶せんが誕生
13:01茶せんに触れたことがない人でももっと気軽に使ってほしい
13:06そんな思いを込めて作られているんですが
13:10ここで問題
13:13茶せんを気軽に使ってもらうため
13:17ゆみさんはある作戦を考えたんですが
13:20それは一体何でしょう
13:23とんでもないって怒られそうですけど
13:26茶せんを気軽に使ってもらうため
13:34ゆみさんが考えた作戦とは一体何でしょう
13:38今日の曲はアンジュルムのアンドロイドは夢を見るかです
13:43それではフリップにお書きくださいどうぞ
13:46結構ゆみさんのインタビューの中にヒントは詰まってたかもしれないですね
13:51使ってもらうためにはどうすればいいか
13:55使いたいと思ってもらうことが大事というところですかね
14:00残り10秒です
14:08ではフリップ一斉にオープン
14:17なかなかハードル高いなと思うので
14:22セット販売で一旦使ってもらう
14:25お茶じゃないもの
14:27とんでもないことを言うかもしれないですが
14:31茶せんでお茶じゃないものを立てる
14:35そしたら茶せんの使う幅
14:40使用頻度が増えるから
14:43みんなに使ってもらえるじゃないか
14:46シンプルにSNSを使って
14:49ああいうかわいいデザインの茶せんを
14:52すごいたくさん載せたのかなって
14:54ゆみさんが考えた作戦
15:01それはSNSに関係が
15:03動画で発信しているのは茶せんを使ったアレンジレシピ
15:09その名もカプチャーのレシピ
15:12家庭でも簡単に作れるようにと考えたもので
15:18中には麹茶やきな粉など
15:21抹茶以外のアレンジレシピも
15:23びっくりしました
15:25まさかお茶以外
15:26お茶じゃないものも
15:28立てていいんだって
15:30ではそのレシピを実践
15:33茶せんを使った抹茶ラテの作り方を教えてもらいましょう
15:37はいじゃあこれが大体2グラム弱
15:40濃したお抹茶が入ってます
15:42でここにお湯をゆっくりと
15:48大体これぐらい入れます
15:51でお抹茶を立てる
15:56はい
15:56次に少量のハチミツを入れたホットミルクを
16:04氷入りのグラスに
16:05そこに立てた抹茶を氷に当たるようにして注ぐと
16:12横から見てもらうと
16:16あっすごい
16:17めっちゃきれいな2層の抹茶ラテに
16:20簡単ですね
16:21めっちゃ簡単なんです
16:22はい
16:22あっ飲みやすい
16:28おいしいでしょ
16:28おいしいです
16:29ほんのり蜂蜜の甘みを感じて
16:32すごく飲みやすいんですけど
16:34ちゃんと抹茶もいるんですよ
16:35抹茶もいます
16:36香りも楽しみつつ
16:38甘くて飲みやすい
16:40で簡単
16:40片づけ方もとっても簡単
16:44ぬるま湯でゆすいで茶せん休めに刺しておくだけでOK
16:48茶せんのすごいところはね粉が混ざるんです例えばきなことかお水とか牛乳パッてした時スプーンで混ざらないんですよ
17:04確かにきな粉をスプーンで混ぜるとダマになってしまいます
17:09果たして茶せんの実力やいかに
17:13両風るのがミルクココアで体験
17:17いきますね
17:19ステレクローチャー
17:20えっいいですか
17:21いいよ
17:22あっでも音が
17:24いいねーやっぱ上手だねるの
17:28スプーンだと一つでこう混ぜてる感じじゃないですか
17:32全体的に混ざってる感じ全部でこう動いてめちゃくちゃ綺麗に混ざってる
17:37早かったね
17:38はい緊張する
17:39いきますね
17:40おー
17:41おー
17:42本当は何の粉も残らない
17:44えっ粉残ってない
17:45うん
17:46すごーい
17:48これが茶せんの真骨頂
17:50混ざりにくい粉も器に残らない
17:57んー
17:59おー
18:01おいしい
18:06混ざってるー
18:08おいしい
18:09茶せんでやるだけでこんな違うんだっていうのが
18:12面白い
18:15そんなスイカ園の茶せんは京都河原町にあることしな茶屋でも使われています
18:20茶屋が気軽に本物を楽しんでいただける場所にしたいという思いから
18:29水管屋さんの茶せんを使用したメニューを提供しております
18:33ここではお茶を立てる様子を間近に見ることができる
18:37本格的なお茶が楽しめるんです
18:39皆様の建ててる場所だったりとか撮影していただいたりとか
18:44海外の方もすごく喜んでいただいてます
18:47茶せんは茶道だけじゃない気軽に使えることをアピールしたことで海外からも注文が
18:56どんな国から注文が来るんですか?
19:03茶せんを1本でもその大陸に出すっていうのが目標だったんで
19:09今では予約が半年待ちになるほどの人気ぶり
19:15歴史ある茶せんは日本では格式高いイメージですが
19:20海外の人にとっては目新しいもの
19:23日本の文化を体験したいという人たちが
19:26ポップに使っているそうなんです
19:30着実に世界へと広がりを見せていますが
19:33茶せんを現地で販売しているのは海外のバイヤー
19:38ここで問題
19:41スイカ園の茶せんを販売するにあたって
19:43谷村さん夫婦はバイヤーにあるお願いをしています
19:46それは一体何でしょう?
19:48さっか
19:58谷村さん夫婦が海外のバイヤーにお願いしていること
20:02それは一体何でしょう?
20:05茶せんの伝統をしっかり守っていく上で
20:09大切にしたいということなんですかね
20:11茶せんについていろいろと魅力を感じてもらう
20:20そのために何をするかというお願いという感じでしょうか
20:28残り5秒です
20:30それではフリップオープン!
20:37じゃーん!
20:39はい、おー、はい、ふんぱさんと西田さんはちょっと近いですかね。
20:45仲いい人とかに目の前でやってもらうのが一番目で見えて感じることができるのかなと思って
20:52一度振る舞って文化交流してみる
20:56やっぱり茶せんで立てたものを口にして
21:01初めて分かる茶せんの魅力っていうのがあるなって私もさっき感じたので
21:06茶せんで作るとこんなにおいしいんだよっていうのを知ってもらうために
21:09人に振る舞ってくださいねって約束する
21:13英語でいいところとか作り方とかを説明したものを送るって書いてるんですけど
21:21見せたり流したりする?
21:23うん
21:27オンラインで顔をまず合わせて茶せんの歴史だったり
21:33僕らが作ってる工程、扱い方、保管の仕方
21:39最終ユーザーに伝えれるっていうような状況を作った上で
21:45僕たちは茶せんを海外の方に販売してます
21:49まずバイヤーに茶せんの魅力を知ってもらわなければ
21:53お客さんにその良さが伝わらない
21:56そう考える谷村さんは茶せんの知識を深めてもらうため
21:59オンラインで講習会を行っているんです
22:03家庭でも使える現代風茶せんによってこんな効果も
22:08抹茶煮るとか飲んだことないって言ってた方が
22:12抹茶を立てるってことにハマったみたいで
22:15今もう夫婦で茶道を習ってるっていう話も
22:19ちょっとお客さんから聞いたこともあったりまして
22:21伝統の世界を知るきっかけになってればいいなって思います
22:32新しい発想を取り入れることが伝統を次世代へ
22:37茶せんの世界に新たな風が吹いたのです
22:40さあ今回も締めの一言なんですが
22:47せっかくなので今日は
22:49ヨブーさんに最後締めてもらおうと思います
22:52お願いします
22:54茶道まなみに日本へさあどうだ
22:56すごいなー
23:00めっちゃ可愛い
23:02すごいすごい
23:04本当ですか?
23:05やっぱ今までのダジャレ先輩が
23:07ダジャレ先輩?
23:09ダジャレに先輩とかないだよ
23:12ダジャレ後輩なの?
23:14ダジャレ後輩になりました今日から
23:16次回は再開発で注目を集める広島市が舞台
23:20ここで春に開催されるお祭りに観光客殺到
23:24そのお目当ては冬の味覚カキ
23:29驚きのカキグルメに口の中がお祭り騒ぎ
23:33すごい