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00:00今日はこちらの方で紙授業を受けていきたいと思います。日本銀行です。きれいな桜でございますね。ちょうど天気が良ければ最高だったんですけど、そんな日もあります。ところで、この日本銀行、何をしているところでしょうか?
00:19日本銀行の福岡店の向かいの屋台は行きつけです。
00:26ともちゃん。そんなんじゃなくて。あるよ。福岡にも日本銀行はあるけど。
00:33それだってお金作ってるんでしょ。それでも造幣局じゃない。
00:39だからその辺だから知ってるようで知らないことたくさんあると思いますので、今日はこの日本銀行さんの中で早速紙授業を受けていきましょう。こちらです。
00:49あらまる大吉が行く。大人もハマる紙授業。
00:56さあ、こちらが日本銀行でございますけど、いつぐらいの作物。そもそも入りづらいよね。
01:04今日の紙ティーチャーでございましょうか。よろしくお願いします。よろしくお願いいたします。日本銀行の桜井と申します。
01:11どうも桜井先生。よろしくお願いします。
01:14本日の紙ティーチャーは日本銀行の桜井恵美子さん。
01:21今日はどのような授業を聞かせてくれるんでしょうか。
01:24日本銀行本館の中ご案内させていただきながら、日本銀行がどのような仕事をしているかということや、
01:30新しくなりましたお札についてもご紹介させていただければと思っております。
01:35よろしくお願いいたします。
01:37こちらこそよろしくお願いします。
01:38というわけで、東京日本橋にある日本銀行本店でお金をとことん深掘りする紙授業。
01:47本日の時間割はこちら。
01:50日本銀行の役割から驚きの偽造防止技術まで、お金のことを学びます。
01:57そして最後は究極の問い。お金って一体何?
02:04これを見るとお金の見方が変わるかもしれません。
02:13見てください、あの門。
02:15門の門ね。
02:17大きいですよね。
02:18なんか言ったら驚々しい。
02:21驚々しいですか。
02:23初めて言われました。
02:25閉ざされた空間って感じはしますけどね。
02:27開いたよ。
02:29開きましたよ。
02:31実際に中ご案内させていただきます。
02:34わずかな時間しか開かないそうなんで。
02:381時間目は日本銀行の役割について学びます。
02:43すいません、お邪魔します。
02:45ゲームオブスローンですよ。
02:47うわっ、すげえ。
02:49宮殿ですね。
02:50こうなってるんですね。
02:51そうですね。
02:52セットみたいな。
02:53こちらはですね、日本銀行本館の中庭と呼ばれているところになります。
02:59昔はですね、こちらですね、現金の搬入ルートとして使っていたところになりますので、
03:05周りをご覧いただきますと、あえてですね、壁に囲まれた空間になっているのが特徴なんです。
03:12もうセキュリティということですよね。
03:14セキュリティ上、壁に囲まれた空間になっています。
03:18そうですね。
03:19こちらの日本銀行本館はですね、国の重要文化財に指定されている建物で、
03:25後に東京駅の赤レンガ駅舎も設計をした、
03:28タツノ・キンゴ博士が作った建物になります。
03:31こっちの方が先なんですね、東京駅より。
03:34はい、そうです。
03:35日本人建築家によって最初の国家的近代建築と言われている建物です。
03:401896年、明治29年に建てられた日本銀行本店本館。
03:49関東大震災にも戦災にも絶えた堅牢さと、
03:53西洋に学んだ建築美を兼ね備えた建物です。
04:01さらに、当時最先端の設備もあったそうですよ。
04:06お手洗いがこちらにあるんですけれども、
04:08昔はですね、このあたりに水圧式のエレベーターというものを設置しておりましたので、
04:14地下に金庫があるんですけれども、
04:16こちらのエレベーターを使って地下に現金を下ろしたり上げたりしていたような。
04:21その動力が水、水圧で。
04:23当時は先駆的だった技術を取り入れております。
04:26まあ、結果的に水回りの。
04:28水回りですね。
04:29リフォームできたんですね、結構。
04:31流したら勢い悪いでしょ。
04:33流したら勢い悪いでしょ。
04:38またこちらの中庭には、
04:40明治時代の名残と言われるものが残っているんですけれども。
04:43明治時代の名残?
04:46なんか、そこに何かあるよ。
04:48これじゃないの?
04:49あ、消火栓みたいなのがありますよ。
04:51はい。
04:52中庭の片隅にあるこちら。
04:57何のためのものか分かりますか?
05:03あ、知ってる。
05:04これね、消火栓じゃない。
05:06消火栓じゃないんです。
05:07海の水飲み場です。
05:09えぇー。
05:10当時はですね、馬車文化があったので、馬車を使って銀行に来られるお客様がいらっしゃったんです。
05:17こちら当時の象徴的なものになります。
05:20まんまですか?
05:21まんまです。
05:22貴重なものがね、残っております。
05:25はい。
05:26いよいよ、日本銀行の建物に入ります。
05:29セキュリティチェックの方にお願いいたします。
05:33では、櫻井先生行きましょう。
05:35はい。
05:36その前に、厳重なセキュリティチェックが必要です。
05:41さあ、たった今セキュリティチェックが終わりました。
05:44なんとか。
05:45いや、ギリギリ制服じゃない。
05:47ちゃんと身分証明書を出したりとか、スタッフさん全員の、なんかね、こういうものですというのをやって、なんとか。
05:532人帰ってもらいました。
05:55どんなメンバーでやってるんですか。
05:57もう行きますよね。
05:58はい、行きます。
05:59お願いします。
06:00では、かつてですね、正面玄関として使っていた入り口から中に入っていきます。
06:07ありがとうございます。
06:08普段は開けていないところになりますので、本日は特別に開けさせていただきます。
06:13変革コースとはちょっと違うところから入れていただきます。
06:16はい。
06:18うわぁ、とにかく門が。
06:24どうも、どうも、どうも。
06:28中ご案内させていただきます。
06:30わどうも、中入っちゃっていいんですか。
06:31はい。
06:32すごい、なんか声が反響する。
06:35わぁ、これ窓口もしかして。
06:39そうです、大正解です、石だまりと呼ばれていた場所で、金融機関の窓口やロビーとして使われていた所になります。
06:49天井高いですね。
06:52天井高いんです。2階まで吹き抜けの空間になっているんですけれども。
06:57えぇー。
06:58当時ね。
06:59クレーン車もないんですかね。
07:01そうですね。
07:02よう、すごく。
07:03当時から伝統照明はあったものの明るさを十分にするため建物に自然光を取り入れることは重要なことでした。
07:19ここに来ているお客さんは普通のお客さんなんですか?
07:23どなたが、はい、どなたが来られていたと思いますか。
07:26普通の、例えば僕なんかがこの貯金しますとか、いうのではないですよね、きっと。
07:31そうです、そうなんです。
07:33皆さんは日本銀行に口座を持っているのは誰かご存じですか?
07:40日本銀行に口座を持っているのは金融機関や政府などでして、一般の企業や個人の方々の口座はないので、金融機関の方々や政府の方々がこちらに来られて、窓口で手続きをしていたというような流れになっております。
07:58金融機関の方、言ったら福岡銀行の方とか、佐賀銀行の方とか。
08:08そもそも日本銀行はどういう業務をしているところなんでしょうか。
08:16日本銀行には大きく分けて3つの役割がございます。
08:21よく聞かれると思うんですが、お札の発行。
08:25そう日本銀行は日本銀行券つまりお札の発行をしていますその日本銀行券の製造をしているのは国立印刷局さっき2人が言っていた造幣局は硬貨などの製造をしているところなのです
08:47そしてここからちょっとなかなか聞かないんですが、物価の安定、金融システムの安定という3つの仕事を。
08:55物価の安定、はい。
08:57日本銀行が日本の物価を決めている、コントロールしていると。
09:03そうです、そうです。もう皆様が安心してお金を使えるようにするためにはその価値、物やサービスの値段が安定していることが大事になってきますので、金利の上げ下げなどの金融政策を通じて文化の安定を図っているというのが大事な役割の1つとなっております。
09:25日本銀行には本店の他に32の支店と12の国内事務所があり、地域ごとの景気を調査しているそうです。
09:54なるほどじゃあ全国の支店とかに散らばってる行員の皆さんが地道に聞き取り調査して景気の動向を判断してるんですね、全国各地で。
10:05テレビに出る八百屋さんに連絡してるんですかあれスーパー秋代の店長には電話しない日本銀行が日本銀行が金利を上げ下げすることで変わるのは金融機関の貸し出しや預金の金利。
10:20その判断材料として景気の調査をするのです。
10:27各金融機関を通じてお金が血液のように皆さんの暮らしの中を流れる仕組みを金融システムと呼んでいるんです。
10:38例えば花丸さんがA銀行からB銀行にお金を振り込むとします。
10:45この時A銀行とB銀行の間で現金のやり取りがあるわけではありません実は日本銀行にあるそれぞれの銀行の口座の間でお金が動いているんですこうした仕組みを支えているのも日本銀行の大事な役割の一つなんです
11:07ちなみにですね私ども日本銀行が提供している日本銀行金融ネットワークシステムというものがあるんですけれども金融機関とつながっている決済システムになるんですけれども1日どのぐらいのお金が決済されているか
11:26お分かりになりますか例えて申し上げますと皆さんが普段お使いになっているATMなど全部を含めた1日の決済額動いているお金だいたいどのくらいになるか想像つきますでしょうか
11:43今もう電子マネーとかも全部含めますますます分かりますよねただ僕1回もATMでなんかありませんってなったことないですよだから相当入れてると思うよね
11:56下ろし足らんねや結構下ろし結構下ろすときはあなたがもうちょっとやってくれる棒倒しみたいなもんやあなたがゴソって言ってくれたらあとポトって倒れる
12:06皆さんはいくらだと思いますか
12:11日本銀行の運営する決済システムで1日に動くお金
12:30花代の2人はまだ考えています
12:34やっぱ超でしょ超はいかんのやない
12:39まあ僕でも1兆円でしょ
12:421兆円はい
12:43僕はじゃあ10億10億じゃないか100億
12:47100億円では正解申し上げます
12:49正解は約230兆円の資金決済を引き行っています
12:53セッコイねそりゃ国回んないですよね1日100億円しか動いてなかったら本当です小賀でももうちょっといやいや多すぎません?
13:06そうですなかなか想像つかない1日1営業日あたりですだって国家予算っていくら令和6年度の日本政府の一般会計予算は予備費を含め112兆5717億円でした
13:24へーだからそんだけ実はね国民は持ってるってことですねある意味ね
13:31そうですねそういうことになりますねそういうことになりますね
13:35それが毎日ですもんねそうです
13:37行ったり来たりしてるってことですね
13:38そうですなかなかちょっと想像つかない金額だと思うんですけれども
13:41でも天下の回りものはずっと回ってるんですね
13:43そうです回っております
13:45ねえ
13:46はいではこの後地下金庫をご案内させていただきます
13:501時間目はここまでポイントをおさらいしましょう
13:55日本銀行の大きな役割は3つ
13:59お札の発行物価の安定金融システムの安定
14:04そして日本銀行が運営する決済システムで行われる1日の決済額はおよそ230兆円
14:13覚えておきましょう
14:152時間目は見て触ってお金を学びます
14:23さあ何分重要なところなんでね撮影できる場所とできない場所がありまして
14:29我々はなんだかんだで地下にやってまいりました
14:32うよ曲折ありまして
14:34はい地下はいやってまいりました
14:37こちらは地下金庫になります
14:40はい
14:40建物が建てられた明治時代から今から約20年前の2004年まで実際に100年以上こちらの金庫を使っています
14:49使っていたんですか
14:51使っております
14:51とんでもないの
14:52とんでもない
14:53この厚さ
14:54はい
14:55これ扉の厚さよ
14:57はい
14:57もう先見てたな
14:59いやいやいや
14:59正解です
15:00いやだってこれ開いてる
15:01そうです開いてる状態です
15:03これ蝶津貝
15:05そうです蝶津貝です
15:07大正解です
15:07世界一の蝶津貝でしょ
15:09すごいね
15:11破らせないぞ
15:13入れないぞ
15:14これは破れないよ
15:16はい
15:16挑むやつおらんやろこれ
15:19ちなみにですね扉の厚さ90センチあるんですけれども
15:23重さは扉の部分だけでどのぐらいあると思われますか
15:28でもこれ車1台分ぐらいあるんですか
15:31いやいやもっとよだって中詰まってるんですか
15:34車は何か中スカスカっていうかこう人が乗る部分があるから
15:39いやーこれはゾウ5ぐらい
15:44ゾウですね
15:46ゾウも種類にいるやろ
15:47アジアとアフリカで全然違うし
15:50ゾウで僕も10トン以上あるから
15:51僕10トンぐらいだと思う
15:53車がだいたい1.5トン
15:55お二人合わせた15トン
15:5815トン
15:59それを支えている外枠部分が別に10トンありますので
16:04合計で25トンあります
16:05あ、このコアです
16:06はい
16:06そうなるとやっぱりこれがすごいよね
16:09そうですね
16:09蝶津がやっぱり
16:11他にはない
16:13とんでもないよね
16:14とんでもない大きさです
16:15では中ご案内させていただきます
16:19地下金庫の最初の扉を抜けると
16:32現れるのは回廊
16:34かつては中庭の水圧式エレベーターからここに現金が下ろされトロッコに乗せて運ばれていたのです
16:45その奥は
16:48開けたらこんな広いですもんね
16:51そうです
16:51さらに奥にもう一つ扉があるんです
16:55こちらはですね
16:57こちらを入りいただくことができます
16:59どうぞ中にお入りください
17:01こちらがですね
17:05金庫内の一番奥のお部屋になります
17:09はい
17:09こちらのお部屋はですね
17:12周りが白くなっているんですけれども
17:14これはレンガに白い釉薬をかけた白釉レンガと呼ばれているものなんです
17:20耐水性を高めているほかに
17:23少ない光でも反射して明るくなるような工夫となっております
17:27昔はねこんな明かりがこうこうとついているわけじゃないですよね
17:30そうですね
17:31そしてこちらのエリアですね
17:33上をご覧いただくと天井がアーチ状になっているのが
17:38なっている
17:38はいはいはい
17:39特徴的なんですけれども
17:40こちら力を分散させるためと言われておりまして
17:44こちらも強度を増すように
17:45そうなんだ
17:46アーチでこういうのを作るのめちゃくちゃ大変だと
17:49私ダッシュ島で学んだんです
17:51これになりました?
17:53時代さんの
17:54ちょっとまだ早い
17:55すごい技術だと思います
17:56本当ですね
17:57明治時代に行われた技術です
18:00ここにもやっぱりお金とか入ってた?
18:03はいこちらにも入っておりました
18:05さっきから言う
18:06僕ら金庫ってやっぱりこのイメージだから
18:08そうですよね
18:10でかすぎてちょっと
18:11ちょっとなかなか
18:12見失っている感はあります
18:14そうなんですよ
18:14だからもし開けたとしても
18:18普通は開けたら
18:21いやーじゃないですか
18:23開けて折れて取ろうと
18:25ここできんもんね
18:28実際に本物ではないんですけれども
18:32お金どのように保管されていたかというのを
18:35再現しているお部屋がございますので
18:37ご案内させていただきます
18:38想像もつかないね
18:40バットマンならジョーカー
18:41ジョーカーが金庫に
18:42おー!
18:43ははは
18:44ちゃんと
18:45俺のイメージ通りや
18:47イメージ通りですか?
18:48やっとイメージが
18:49ジョーカーが入ったやつ
18:50やっとイメージが
18:51あらー
18:52わー
18:53こちら全て1万円札だとすると
18:561000億円分の
18:58これでね?
18:59ドジャースの大谷翔平選手の
19:01契約金と同じくなった
19:03あー
19:03そうなの
19:03割とやっぱりスタコついたね
19:05やっぱりスタコついたね
19:05やっぱりスタコついたね
19:06ややそれだけの選手ですから
19:07あれ?
19:08これなんだ
19:09はいそうです
19:10こちらが
19:11これの10倍が1兆ですよね
19:14そうです
19:15の200
19:16230倍が2兆
19:19毎日毎日超えてるんですよね
19:22はいそうですそうです
19:23はい
19:23いやゾッとするね
19:25まあまあまあ
19:26ゾッとするね
19:26なんかすごいね
19:27なんか海の深さとかと一緒よね
19:29宇宙と
19:30宇宙の広さとか
19:31考えたらもう
19:32ああもう酒飲もうってなれやつ
19:33そういうことですよね
19:35でこういう
19:37こともあれは
19:37こっちはなんですか
19:38こちらもお札になるんですけれども
19:40こちらは
19:41あの洋箱と呼ばれているものでして
19:431つにですね
19:43あの2億円入る
19:451万円
19:46これで?
19:46はい
19:46これ重いの使うよね
19:4830万貯まる貯金箱じゃないんですよ
19:51これで2億円入る
19:54箱ですじゃないんですよ
19:55頭おかしくなりそうよね
19:56金額が大きすぎて感覚がおかしくなってきたところで
20:021億円持ってみませんか
20:051億円か
20:06はいはい
20:07じゃあこれ持ってこな
20:08これこういうのが
20:09なんかあるからこういうのが
20:11見学者に優しいですね
20:15日本銀行
20:16こういうことかな
20:161億円持ってます
20:18ちょうどこれあの
20:19お世話のビールぐらい
20:22ありがとうございます
20:24ありがとうございますって言うね
20:25まあ10キロってそんなもんだよ
20:27いやほんと持ってみ
20:28でも1億円になるとやっぱすごいな
20:31そうですよね
20:32でもビールと同じくらいじゃない
20:34いやもう
20:358本入りの
20:36今お金の話してるからさ
20:38もうよくない
20:39重さの話ですどっちか
20:40いやいやいや
20:41隣のお部屋へ
20:43あろう
20:45ドアでの見本がありますけども
20:49昨年7月に20年ぶりに新しいお札になりまして
20:55ガラリとちょっと変わったんですけども
20:58どこが変わったか2人お分かりになりますか
21:011万の字がものすごく大きくなった
21:04そうです大正解ですありがとうございます
21:06あの1つ前のお札はそもそもですね
21:09この関数字の1万円とこの数字場所が逆だったんです
21:14ああそうでしたっけ
21:16ああ言われてみればやな
21:21言われてみるまで気づかなかったです
21:24そうですよね
21:24これだったんや
21:25だから見た時違和感あったんや
21:28皆さんお気づきでしたか
21:31こんなライン入ってるんですか
21:35入ってます
21:36入ってる
21:36そうです
21:37今おっしゃったこちらのラインも
21:39新しい偽造防止技術というものになりまして
21:42世界で初めて採用された
21:453Dホログラムというものになりますので
21:47見る角度によって模様が変わるものになります
21:51え?でもあんな風に
21:52こう動かしていただくとですね
21:54本当だ本当だ
21:54お顔が変わります
21:56わかるわかる
21:57これでも1枚1枚これすごく技術入ってるっていうか
22:01経費かかりますよね
22:03これね
22:04そうですねかかりますね
22:05ちゃんと向き変わるんやもんな
22:07そうですそうです
22:08これ北里さん結構顔動かすなこれ
22:13すっごいほら向く感じ振り返る感じがすごいよ
22:18うん
22:18大きいからね
22:19怖っ
22:21北里さん怖っ
22:23ずっと見られてる
22:25これからですねちょっとお部屋を移動して
22:28さらにさまざまな偽造防止技術を紹介させていただければなと
22:33これ偽造できる技術ある人は成功すると思います
22:36何やっても
22:39見て持って触ってお金を体感した2時間目
22:44地下金庫の扉の重さには驚きました
22:48そして1億円の重さはなんと10キロ
22:533Dホログラムがお札に採用されたのは世界初
22:58覚えておきましょう
23:003時間目はお札の偽造防止技術を学びます
23:10ここからは昨年7月に新しくなったお札に関するご説明させていただきます
23:18先ほど地下金庫でご説明したんですけれども
23:22お札には偽札を作りにくくするための偽造防止技術という技術が取り入れられております
23:29透かして分かる技術なんですけれども偽造防止のためのさまざまな技術
23:36まずは透かしの技術から
23:39透かしはですね髪の厚さを変えることによって作っているものになります
23:451万円札は肖像の隣の部分
23:49はい分かります
23:51こちらが1つ目のものでもう1つ渋沢さんの隣のところにですねスキーレバーパターンと呼ばれているものがあって3本の線が見えるかと
24:03はい
24:03こちらも透かしの技術です
24:06透かしはコピー機で再現が難しいそうです
24:101000円札は1本線5000円札は2本線の透かしが入っています
24:17実は江戸時代のお札にも透かしの偽造防止技術が昔からの知恵なんですね
24:28続いて傾けて分かる偽造防止技術
24:35千像模様と呼ばれているものがございます
24:41お札の下の方傾けていただくと1万という数字出てきますでしょうか
24:47大吉さん見えますか
24:52ちょっとね老眼が
24:54水平に持っていただいて傾けてください
24:57出た出た出た
25:01こうこうよこう固める
25:04こう
25:04違う違うこうしてこうする感じ
25:07上からのぞくと数字が出てくる
25:11なかなか分かりづらいですね
25:13いやこれ偽田さんの可能性がある
25:15さらに道具を使うことで分かる偽造防止技術もあるのです
25:22ちょっとお部屋暗くするんですけれども
25:25手前に置いているブラックライトというものを使って
25:29お札を暗いお部屋で照らすと光って見えるんです
25:33来た
25:35お分かりいただけますか
25:38めちゃめちゃ分かる
25:39分かりますか
25:41はいはいはい
25:41分かる分かる
25:43特殊発行印記と呼ばれているもので
25:48これも偽造防止技術の一つになります
25:51すごい
25:52ではもう一つルーペを使って
25:57ルーペねこっちね
25:58確認をしていただけたらと思うんですけれども
26:00お札にはですね小さい文字
26:02マイクロ文字で
26:04日本銀行だったり
26:06そのお札の額面の数字
26:08たくさん実は隠されているんですけれども
26:11例えばですね表目の右下の1万という数字のところにですね
26:17小さく日本銀行って書かれているんです
26:20華丸さん見えましたか?
26:24いやこらん
26:26えぇっ
26:27こらん
26:29ルーペの中はこんな感じ
26:34ローマ字で日本銀行の文字
26:37どこにあるか分かりますか?
26:39ここです
26:43すごいねこれ
26:46どんなに細いペンって書いてあん
26:48これも偽造防止技術の一つになります
26:52うわっあった
26:53あっ見つけられましたか
26:56すごいね
26:57すごい
26:58印刷技術の結晶ともいえるお札
27:01しかし再利用できないと判断したものは裁断されます
27:07お札の寿命は1万円札では4、5年
27:11使用頻度が高い1000円札や5000円札では1、2年くらいだそうです
27:18やっぱこんだけの技術をしないとそれを破っていくっていうかそれをクリアしていく
27:26過去に何かそういう痛い経験があるってことでしょ
27:30そうですね
27:31偽札つく
27:33いや僕この建物もそうですけど金庫もそうですしこれもそうやけど
27:37ちょっとセキュリティ上げすぎな気がそうですよね
27:41何回も言いますけど僕これ偽造できる人は違う分野で成功しますから
27:46多分やろうと思わないしあの金庫開けられるやつはきっと大した技術者ですよ
27:53日本銀行券は3Dホログラムなど10種類のすごい偽造防止技術で守られている
28:03今回ご紹介した技術はほんの一部なんです
28:07ちなみにこの破れたぐらいならまだ使えるとか言いますけども
28:14限界ってあるんですかここまで破れたら終わりよ
28:17ありますあの残っている面積によって引き換える額が変わってくるんですけれども
28:21私の表と裏両面あることが条件なんですけれども
28:25この3分の2以上だいたいこのぐらい残っていたら全額引き換え可能になりますので
28:313分の2でですね
28:32なので1万円札だと1万円と交換することができます
28:36ただですね5分の2以上3分の2未満なのでだいたい半分ぐらい残っていたら半額になりますので
28:445,000円
28:45はい1万円札だと5,000円
28:46半額戻ってくるんですか
28:47半額戻ってきます
28:48残っている部分が5分の2未満の場合はお札として価値がないとみなされ
28:56執行となるそうです
28:57阪神淡路大震災の時とか火災の被害が大きかったので
29:03たくさん焼き焦げたお札を持ち込まれたんですけれども
29:06そのお札焼き焦げたお札もですね
29:09灰の部分がお札と確認できれば
29:12その灰も面積に含めた上で引き換えることができるという
29:15そちらの鑑定も日本銀行の職員が行っています
29:18東日本大震災の後には
29:23海水や泥にまみれたお札がたくさん持ち込まれたそうです
29:28どちらの震災後も日本銀行の現地支店は
29:34直ちに営業を再開
29:36持ち込まれたお金をきれいにした上で
29:40その不審議を鑑定し
29:42新しいお金と引き換えました
29:45実はですね
29:52日本銀行にはお金を研究する部署もございます
29:56こちらの本館の向かいに
29:57貨幣博物館という建物がありますので
30:00そちらでお金の歴史について
30:02学んでいっていただければと思います
30:04先生とはここでお別れだそう
30:07今日はチャイムがないんで
30:09セキュリティで取り上げられたんで
30:11セキュリティですか
30:13不評じゃないですか
30:15あのチャイムいらないと思うけどね
30:17一応やりましょうかね
30:19はい起立
30:19はい起立
30:20ありがとうございました
30:22ありがとうございました
30:234時間目は日本人とお金の歴史を学びます
30:33続いての学びの舞台は
30:37日本銀行本店の向かいにある
30:40貨幣博物館
30:41日本人はどんなお金を使ってきたのか
30:46私たちにとってお金とは何なのか
30:49一緒に考えましょう
30:51一緒に考えましょう
30:51お金の研究をなさってお金の歴史の研究です
31:05お金の歴史の研究です
31:194時間目の紙ティーチャーは関口かおりさん
31:24日本銀行金融研究所が運営する貨幣博物館の主任学芸員でいらっしゃいます
31:32こちらから展示室になります
31:38じゃあお邪魔します
31:41ここにあるものはお金として使われてきました
31:48さまざまな姿をしたお金
31:51その変遷をたどり
31:54お金とは何なのかを考えてもらうことが
31:57貨幣博物館の展示テーマです
32:00実は古代は国が発行したお金というのがちょっとあったんですけれども
32:08それが10世紀の半ばに途絶えまして
32:11戦艦発行の停止と書いてありますね
32:14これはやっぱり1回もうやめようってなったんですか
32:17原材料がそれ以上取れないという時代になって
32:2110世紀半ばで
32:22流通するほどがない
32:23システム運ぶんじゃなくて作りも作れなかった
32:26国の力がなくなってきて
32:28ちょっと税にも小型化していきまして
32:30みんなが使いたくないという感じになってきましたので
32:34発行が止まりまして
32:36その後ですね
32:38米とか布が貨幣としてずっとしばらくは使われる時代が
32:4312世紀半ばぐらいまでは続きます
32:46でその後12世紀半ば以降になりますと
32:50今度はですね
32:51中国から大量の銭が入ってきまして
32:55それが貨幣として使われるっていう時代が続きます
32:59国家として貨幣を発行していなかった日本
33:03平安時代に現在の中国から大量の銭貨が流入し
33:09トライセンと呼ばれ使われていました
33:12朝廷とか幕府が発行していないのにもかかわらず
33:18みんながこれらを中国の金を使い始める
33:22非常に不思議な
33:25そうですねよく納得しましたよね
33:27買わせがないからね
33:29中国のやつがどのくらい価値あるかっていうのは
33:31トライセンは中国での価格と関係なく
33:36一枚一文として使われました
33:39最初は認めていなかった幕府や朝廷も
33:43やがて税金として受け取るように
33:46こうして12世紀半ばから400年近く
33:51日本の貨幣として使われました
33:54お金は発行しなかったけど
33:57こういう海外からのやつで
33:58お金らしきものは使ったんだ
34:00なぜみんながお金として使ったかっていうのは
34:04はっきりはわからないんですけど
34:05みんながお金と思えば広く使われていくっていう
34:09そして16世紀になると金銀の採掘が活発になり
34:23国内で金貨や銀貨が作られるようになります
34:27岩見銀山世界遺産にもなりましたけれども
34:31そちらで取れた銀で作られた銀貨になります
34:36使われてたんですよね
34:38そうですね
34:38真ん中に博多極陽銀という
34:43実際博多というふうに
34:48極陰がされているような銀貨もございまして
34:51右側のものは加賀ということで
34:53各地方で異なる銀貨というのが使われていました
34:59金貨も様々な場所で作られました
35:02例えば甲州金は武田信玄の領地で作られたもの
35:08天正王板は豊臣秀吉が作らせた大きな金貨
35:13このように地域ごとに異なる金貨が作られていたのです
35:20その次の時代になるとその貨幣が統一されていくんですけれども
35:27そのお金を統一したのは誰だと思いますか
35:32ここで秀吉で終わってますもんね
35:34だから日本の歴史で言うと家康
35:37そうですね 正解です
35:39すみません
35:39副がイエスが作らせた貨幣というのが
35:43全国的に統一されていく貨幣という形になります
35:47これが全国のスタンダードになっていくという形ですね
35:52教えるの大変ですよね 伝えるというか
35:56これをものと変えられるんだよという
35:59これを信用させるということが大事なんですけれども
36:04これが本物の金貨である
36:06そのためにはこちらをご覧いただくと
36:09結構細かい小座目というんですけど
36:13目が打たれていたりですとか
36:15極印と呼ばれるスタンプのようなものが
36:17されていたりします
36:18こういったことがあることで
36:20人々はこれが天下の貨幣だということを信用して
36:24みんながお金と思って
36:27お金として流通していくという流れです
36:29さらにこちらの大判には
36:32御座目とともに
36:34墨でサインのようなものが書かれています
36:36この墨書きがあることで
36:40その品質が保証されていました
36:43これ使っているうちに剥げたりしなかったんですね
36:46そうですね
36:47だんだんできるだけ取れにくいように
36:50作られてはいるんですけれども
36:52取れてくると今度は手数料
36:54を取ってこれを書き直すというのが
36:56後藤家の仕事でもあったというような
36:59ことがあります
37:00しかし金貨などを庶民が目にすることは
37:05ほとんどありませんでした
37:07庶民の間で使われていたお金が
37:11ご覧になったこともしかしたら時代劇とかであるかもしれないですけど
37:16関栄通報と呼ばれる
37:181636年に発行されたものでして
37:21この関栄通報が出そろったことで
37:24江戸時代の貨幣というのが統一されます
37:28この貨幣が全国的に貨幣というのが発行された
37:33国が発行したのは650年ぶりのことだったんです
37:37江戸幕府はこういった金属貨幣を発行するんですけれども
37:49一方でですね地方では紙幣が使われていきます
37:54徳川幕府発行の貨幣が流通したのは主に江戸
38:00地方まで十分に流通するには至りませんでした
38:04そこで地方では自社や宿場商人など
38:10財力のある人が紙幣を発行します
38:13最初に発行されたのは伊勢の商人が発行した
38:18山田はがきと呼ばれる紙幣でした
38:22その後各藩が藩札と呼ばれる紙幣を大量に発行し
38:29全国的広がりを見せます
38:32そしてついに
38:34来た来た来た
38:35爆発だ
38:36爆発にちょっとこう
38:37円になった
38:38明治政府ができて明治4年
38:41円が誕生します
38:43今皆さんが使っている単位で
38:45いよいよ円が使われるようになります
38:49めちゃめちゃ彫刻とか
38:50すごく立派なのではないですか
38:52これやっぱり海外の技術が入っているって感じですか
38:56実はですね
38:56これ日本人が現場を掘っているんですね
39:00まさにですね
39:01日本のその金鉱技術というのは非常に優れて
39:04そうですよね
39:05やっぱり江戸時代からその刀の刀装金具だったりとか
39:09いろいろあるかと思うんですけど
39:11そういった人が実はこういったものを作る技術者として採用されていまして
39:16当時お雇い外国人がたくさん入ってくるわけですけど
39:20そういった人たちがこの技術を見てすごく驚いたっていうような
39:24エピソードが残されております
39:26円を発行した明治政府は
39:30旧貨幣を回収し
39:32円単位のお金と引き換えます
39:35基本的に幕府は一両一円ということで
39:39小判とか両替していくんですけれども
39:42販札に関しては各藩のその時の相場で引き換えるということで
39:47それによって信濃松代藩は88,009輪
39:52それから鹿児島藩は32,002輪ということで
39:55全然違う
39:56レート悪すぎません?鹿児島市なのかで言わせれば
40:01薩摩鹿児島藩では紙幣が大量に発行されたことで
40:06信用が落ち価値も下がっていきました
40:09このような各地の紙幣の価値の違いを調整するため
40:14全国の藩ごとに引き換え価格が決められ
40:18共通の基準で置き換えられていったのです
40:22意地悪とかそんなんじゃなくて
40:25ちゃんとそこの
40:26その場で
40:27そのぐらい回っていくのか
40:28リーツしている量とか
40:29そこの景気とか
40:30でも全国でもめたでしょうね
40:32もう明治政府のお達しということで
40:34従うしかなかった
40:36この時代は明治政府と
40:46あとこちらに民間銀行とありますけど
40:48民間の銀行も紙幣を発行してまして
40:50そういった国立銀行の紙幣と政府の紙幣が
40:54同じように全国的に流通しているんですけれども
40:58日本銀行はどこで出てくるんですか
41:01政府紙幣と民間の銀行の紙幣がたくさん出回って
41:06一時期その一円に対して
41:08飛ばさないとわずこの西南戦争
41:10この西郷さんのね
41:11そっと大河ドラマで
41:13いやいや
41:14渋沢一出ましたの私も
41:16これは飛ばすから
41:18西南戦争
41:19ほら
41:20さっき見たような紙幣だからな
41:22違いますから
41:24西南戦争が結構一つ
41:26キーワードではありまして
41:28西南戦争の時に大量に紙幣が
41:31国立銀行紙幣とか政府紙幣が発行されて
41:341円銀貨に対して1円70銭分の紙幣がないと
41:39交換できませんよっていうぐらい
41:40紙幣の価値が下落してしまう
41:42信用が落ちてしまうんですね
41:44新政府軍と西郷隆盛率いる
41:48私族の軍との間で起きた
41:50日本最後の内戦
41:52西南戦争
41:54戦費を賄うため
41:56政府紙幣や国立銀行紙幣が増発されました
42:00これもちょっと風刺画なんですけれども
42:05政府紙幣の顔をした
42:07お札が米田原に引っ張られているっていうような
42:11完全に紙幣の信用がなくなってしまっている
42:14っていうものを風刺してます
42:15やっぱり紙幣の信用がない
42:18お金の信用がない状態っていうのは
42:20近代国家としてまた貿易をやっていくにも
42:22なかなか難しいということで
42:24一元的に紙幣を発行する期間が必要ということで
42:29日本銀行が明治15年ですね
42:32いよいよ
42:34はい
42:35そうなんです
42:38明治15年に日本銀行ができ
42:41明治18年には最初の日本銀行券が発行されました
42:46それが今皆さんが使っているお札
42:50つまり日本銀行券の始まりということになります
42:56まあ貨幣も紙幣も統一されたっていうのは実は明治政府になってからなんですよね
43:09なので今もう当たり前のように全国で同じ貨幣紙幣を使っているかと思うんですけれどもその歴史というのは非常に割と短くてそれまではその地域地域でみんながお金と思っていたものをお金として使っていたっていう形になります
43:27この後お金って何なのか
43:30花大の2人と考えます
43:33花丸さん大吉さんお金って何ですか
43:50何でしょう まあでも協調性かな無理やり絞り出すと
43:56世の中と協調して生きてますよっていう証なのかなある意味
44:02確かにね
44:02自分がこれ100円ですかって言っても世の中が100円って言うならじゃあ100円ですよねって話を合わせるじゃないけど
44:10そうやってねコミュニティとか人類は生きてるのかね
44:14確かにね
44:15でも本当当たり前だと思ってたねお金のこのやり取りが実はこれが成り立つまではすごく大変だったんでしょうね
44:23お金の歴史を振り返っていただきますと必ずしもこの国とか貢献力によらないものがお金として広く使われていて
44:34その背景をやっぱり見てみると信用があるかどうかっていうことが重要だっていうことが歴史を通じて見ていただけたかなと思います。
44:45多くの人がお金と思えばそれがお金
44:50うまく付き合っていきたいと思います
44:54それが仮想通貫って殴るんですかね僕らは全く信用してないですけど
44:59それはまあみんながお金と思うかどうかって
45:02ただ頭に仮想って付けられたらね信じられないですよね仮想でしょってなる
45:08ちょっと先の日本人に言わすとあいつらは仮想通貫信用できなかったんだねって言われる側
45:14ねそれ大変でしたねいろいろ納得させるのっていう風なロケがね 何百年後やってるかもしれないですね
45:22てかやってるでしょうねきっとね
45:25風刺眼だってからねえ?それ? 仮想通貫で分からんたい!
45:30現金場よこせ!って言われるね
45:34はい勉強になりました ありがとうございます

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