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00:00今夜のエイトジャムは
00:07およそ4年ぶりにサダマサシが登場
00:171973年フォークデュオグレープとしてデビューして以来
00:27これまで発表してきたアルバムはなんと49作
00:33そして今月記念すべき50枚目となる最新アルバム
00:40生命の木トゥリーオブライフをリリース
00:43そこで今夜はこれまでに発表してきたおよそ600もの曲の中から
00:53サダを慕う後輩たちが選んだ今だからこそ改めてしみるサダマサシの名曲を紹介まずはワッチ橋口とカズレーザーが挙げたのは1979年にリリースされたサダの代表曲
01:12お前を嫁にもらう前に言っておきたいことがあるかなり厳しい話もするが俺の本音を聞いておけ
01:31サダがソロになって8枚目にリリースされたシングルで160万枚を超える大ヒットを記録
01:39しかし当時は1960年代から起こった女性の権利と地位を求める社会運動ウーマンリブが世界的に台頭
01:50感覚宣言は一部から女性別紙時代錯誤と問題視する声も上がった
01:59いろいろ言われたけどね
02:02本当はいろいろ言われましたよね
02:04最後まで聞かないんだもん
02:08いよいよ絶滅危惧種と言ってもいいほどの低手感覚感が今聞くと逆に楽しく聞ける部分もあるのではないかと思います
02:17ちゃんとオチはつけてるもんね
02:19この主人公の強がりながらも所々に弱さが垣間見えていくところ本音がこぼれていくところに人間らしさを感じますし
02:29最後の方はまっすぐな愛を伝えているところに感動します
02:35子供が育って年を取ったら俺より先に死んではいけない
02:49例えばわずか一日でもいい
02:55俺より早く行ってはいけない
03:01何もいらない
03:03何もいらない
03:05俺の手を握り
03:08涙のしずく
03:11二つ以上こぼせ
03:15お前のおかげで
03:18いい人生だったと
03:22俺が言うから
03:25必ず言うから
03:29忘れてくれるな
03:37俺の愛せる
03:40さらにこのあと
03:50歌詞がめちゃくちゃぶっ刺さりましたね
03:56言われました丘に
03:58そして
04:00引退されるコンサートの日にねメッセージが入ってました山口桃絵引退の日に届いたメッセージとは今夜はさだまさしのトリビュートアルバムにも参加したこちらの2人もスタジオに自分がもうさださんのファンで自分の父親が自分がラップやるってなった時にうんうん
04:30ああなるほどなるほどなるほど扱うならというねだからうちの親父今多分このさださんの横に座ってる俺見て多分長野で泣いてますね今ひっくり返りながら泣いてるじゃあそれじゃあ初めてはきっかけはい僕らもあのほんとにバンドですけど僕はアコースティックギターを持って歌ってますしほんとにポップスをやっていく中でデビューしてからほんとにたくさんの方にさださんを勉強しろとああなるほどやっぱり上手くやってたくさん言われてきてるんですよ
04:36でアルバム50枚目というねアルバムよ
04:40ねえシングルじゃないよ
04:42やっぱり上手くやってみて多分長野で泣いてますね
04:45たぶん長野で泣いてますね今
04:47ひっくり返りながら泣いてますね
04:49ひっくり返りながら泣いてる
04:50じゃあそれじゃあ初めてはきっかけ
04:52はい僕らもあのほんとにバンドですけど
04:54僕はアコースティックギターを持って歌ってますし
04:56本当にポップスをやっていく中でデビューしてからほんとにたくさんの方にさださんを勉強しろと
05:00あーなるほどやっぱり上手くやってる
05:02たくさん言われてきてる
05:04アルバムよ
05:06ねえシングルじゃないよ
05:08意味が分かる俺一枚もないんですよ
05:10それ出せないから
05:12作ってないから
05:14今後もないですもんね絶対
05:16分かんない
05:18何でおくらせるの一枚も出ない
05:20作ってんだよ
05:22その50枚のアルバムから後輩たちが選んだ今だからこそ改めてしみる名曲とは
05:30もろはアフロそして同じくさだのトリビュートアルバムに参加した上白石萌音があげたのは山口桃江に提供したアロエ曲
05:40薄紅のコスモスが秋の日の
05:46何気ない日だまりに揺れている
05:52この頃
05:54この頃
05:56何気ない日だもろくなった母が庭先で一つ席をする
06:081977年山口桃江に提供した
06:12とつぐ娘が母を思う気持ちを歌った名曲
06:16佐田の6枚目のアルバムにセルフカバーが収録されている
06:20まさか桃江ちゃんが佐田さんの曲歌うと思わなかった
06:24佐田さんの曲は両親が出てくる印象
06:28家族の印象
06:30家族との向き合い方は年齢とともに変わっていく
06:34昔聴いている時と感覚が違うなと
06:40若い頃は親も元気だったから
06:44いまいち自分の母親と結びつかない景色もあったが
06:50だんだん母親の体や背中が小さくなっていく中で
06:56曲の世界が自分に近づいてきている感じがする
07:00ホントアフロ君の言うとおり
07:04ホンマホンマやこれは
07:06コツゼン涙こぼし元気でと
07:12何度も何度も繰り返す母を
07:20ありがとうの言葉を
07:26かみしめながら生きてみます私なりに
07:34こんな小春日和の穏やかな日はもう少しあなたの子供でいさせてください
07:54ダメだ俺今さださんのコンサート行ったらもう号泣してるなやっぱりこう母親の気持ちと娘の両方の気持ちを多分みんなこの曲で分かるというか
08:12大正時代にねゴーゴー調って流行ったんですよ秋の日の美容論のため息の裏ぶれてシャブルに裏話とか緊張感が続くんですよこのゴーゴー調で一回歌を作ってみようと思ってこの歌作ったんですよだから薄紅のコスモスが秋の日の何気ない日だまりに揺れているとゴーゴーでしょ?
08:34そこまでいったらこの頃っていくじゃないあそこで力尽きたのね僕がでもおかげで嫁ぐ前日も家の中のお母さんと娘さんの緊張感何やなく緊張感が僕はこのゴーゴーに出てるなと冒頭ねまさに。
09:02そういう意味では桃江ちゃんに何を書くって悩んだですけどねでも何かね僕ずっとこの世界にいない人だという直感があったのねご自身ではいだからこの人はいつか結婚して出てくだろうなほうだからこのテーマでまだまだあのご結婚の噂もなければ誰かと交際してる噂もない頃で18歳でやられてる時ですよね18歳18歳
09:31そしたら引退されるコンサートの日にね僕は大阪でコンサート自分のコンサートやっててお招きいただいたけどコンサート行けなかったんですけどメッセージが入ってました彼女から沢さんがこの曲を作ってくれた思いがやっと分かる日が来ました本当にありがとうございましたってメッセージがね届いてたんで僕もう感動しちゃってね
10:01この人はこんな配慮ができる人なんだなって思いちゃってねだからもうすごく感動したのを覚えてるこの曲で覚えてるのは彼女のラストコンサートのメッセージですね。
10:13わっち橋口が選んだのはイラク戦争が起こった翌年2004年に発表された佐田流反戦歌。
10:25メリークリスマス2人のためのパインとそれから君への贈り物を抱えて駅を出る
10:382004年にリリースされた34枚目のアルバムに収録。この前年に起こったイラク戦争に対する佐田の思いが綴られた反戦歌だと言われている。
10:52メリークリスマス2人のためのパインとその時に。
11:10気づいている今この時も 誰かがどこかで静かに命を奪われている
11:20メリークリスマス 独裁者が倒されたというのに 民衆が傷つけ合う平和とは一体何だろう
11:35メリークリスマス 人々はもう気づいている
11:42裸の王様に大人たちは本当が言えない
11:52こうしている間もどこかで誰かが苦しんでいるという焦りに似た気づきは 現代においても多くの人が感じたことがあると思います
12:02この歌では戦争が題材かもしれませんが 日本でも震災やコロナなどでいろんな方が辛い思いをしていた中で
12:14それぞれが楽しむこと 幸せでいることに一定の躊躇を感じていた時期がたくさんあったように思います
12:23自分には関係がないと思えば思うほど 少し後ろめたく感じたり
12:31そんな心が嫌いになったり 現代にも寄り添う歌なのかなと思います
12:37今の胸の底を探りながら じわりじわりと壊れてゆく
12:47Oh Merry Christmas 本当に君を愛している
12:54永遠に君が幸せであれと叫ぶ
13:02Merry Christmas その隣で 自分の幸せばかりを
13:08求め続けている 卑劣な僕がいる
13:15Oh Merry Christmas 世界中を 幸せにと願う君と
13:22いえいっそ世界中が不幸ならと願う僕が言う
13:30はるかなクリスマスはよく聴いてくれたなこれ
13:36日本でもこのリリース2004年から今までの間に本当にいろんなことがあったと思うんですよそれこそ震災だったりとかコロナの時もそうでしたけどなんかそういう時により日本人はなんか自分の幸せとでも世の中は大変なことになっているっていうそのギャップにすごく苦しんだ時期がたくさんあったと思うんですよねだからそういう時になって初めてこの歌を聴くとすごいこうグサグサとはいっそこであったと思うんですよ
13:58あったと思うんですよねだからそういう時になって初めてこの歌を聴くとすごいこうグサグサと自分の心に刺さってくるはるかなクリスマスはもうあの大量破壊兵器があるっていう名目でアメリカがダンと入ってたでしょイラクの時もねなかったんだけどそこで誰か死んでるっていう事実だけは確証がないでしょはいそれをこの平和な中でだらだらと酒飲んでる俺はうん何を感じればいいんだろうっていう焦りですようんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうん
14:28何かショッキングなことがあるとそれに反応する自分が見たい見たいどう反応するんだろうであっこの程度かっていうのはもう抹殺していく出さないであっこれはちょっと視点が意外に気が付かなかったなって思うところに自分の目が向いたらこれはまあ叱られてもいいから伝えようとうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうん
14:58いろんな楽しみ方があって本当に楽しいっていうのが一番なんだけどそれはコンサート全体を通して絶対楽しいコンサートを僕やる自信があるのねだけど何か一つ石をその人の心に置いておきたいのねうんうんうんうん佐田正志コンサート一体面白かったよこの話がこうでこうでっていう中で人には言わないけど自分だけ感じてる何かをなるほど一回持って帰る小さな石をねちょっと手渡したい
15:28上白石下音とカズレーザーが挙げたのは1987年にリリースされその後映画化もされた1曲
15:58にリリースされた15枚目のアルバムに収録された国際医療ボランティアとして活動する 実在の医師がモデルとなった1曲
16:08この曲に感銘を受けた俳優の大沢孝雄がさだに直談判し リリースから25年以上の時を経て小説家が実現
16:19君と分けたいとさらにその2年後には大沢主演で映画化も実現した
16:25シンプルな楽曲シンプルに歌われているだけに見えるのに
16:36そこには様々な塩梅の技が光っていてずっと聴けてしまう
16:41ずっと続けていらっしゃる基金も含めて歴史に刻まれた名曲だと思います
16:49僕はやはり来てよかったと思っています
16:56辛くないと言えば嘘になるけど幸せです
17:03あなたや日本を捨てたわけではなく
17:10僕は今を生きることに思い上がりたくないのです
17:18空を切り裂いて落下する滝のように
17:25僕は淀みない命を生きたい
17:30きりんまんじゃろの白い雪
17:37それを支える骨壁の空
17:40僕は風に向かって立つライオンでありたい
17:46くれぐれも皆さんによろしく伝えてください
17:58最後になりましたが
18:02あなたの幸せを
18:05心から遠くからいつも祈っています
18:13おめでとうさよなら
18:20モロハアフロが選んだのは
18:24デビュー50周年記念のアルバムに収録された
18:27冒頭の歌詞が印象的な1曲
18:30ねえ本当に葬儀にアロハシャツで出るつもりなの
18:40全く君のしてることはそれと一緒さ
18:45あいつの結婚式には模服で出るつもりかな
18:50全く君のしてることはそれと同じさ
18:54せっかくだけどそれはかっこいいなって思わない
18:592023年
19:03サダのデビュー50周年記念となった
19:0749枚目のアルバムに収録
19:10葬儀にアロハシャツ
19:12結婚式に模服というシチュエーションで
19:15本当の自分を問いかける1曲
19:19巨星を張るというか
19:22巨食に飲み込まれそうになる人に対して
19:26君は君の良さがあるはずだから
19:28そういうふうな肩肘の張り方は違うんじゃないか
19:31みたいなメッセージだと俺は受け取っている
19:35承認欲求とか言われている世界の中で
19:39すごくぴったりな楽曲だそう
19:41すごいありがとね
19:43形じゃなくって心の話をしたいだけなんだ
19:47心にもドレスコードは必要だと思う
19:53友情なんかを押しつけるつもりなんかないんだよ
19:58ただほんとの君を知っているからほんとの君を知っているから
20:09いやホントにめちゃくちゃ曲があるんでこれはもうあのさださん好きな人からしたらやっぱどれ選ぶかっていうちょっとあのあれがあるんですけどアフローさんのドレスコード選んだのはうわそこやられたってめっちゃ思うんですよそこあったよなっていう悔しさがあるいつまた選ぶかでもちょっと変わってきていつ聞くかで刺さり方変わりますけど初めて聞いた時と今聞いた時でもう目に浮かぶ状況が違うんですよねそれがすごいですよねこれはドレスコードは23年ですけどやっぱり寝運営に変わってきてもいいですよねそうですよねそうですよねそうですよねそうですよね。
20:3623年ですけどやっぱり年代が過ぎても佐々さんの中でずっと伝えたい思いとか内側にちゃんと流れてる感情っていうのがやっぱりブレーズにまっすぐにあるのが届くのでこの手の歌をね作る人が今いないでしょだからなんかねあの僕昔からね野球好きなんですけど守らないところ守るやつなんですよはいはい守りたがらないチームの守りたがらないところ守るタイプなんでね
21:06今こういう歌書くやついないなと思うとこういう歌書かないとなって責任感だけで書いてるみたいな責任に入ってくるんですよ今のその人が守ってないところを守るっていうもうそもそも今1曲聴いたみたいな気持ちになったんですよでもポジションでポジション作るということやねそうなんですよそれはでもグラウンドで言ったらファウルグラウンドの方に佐々さんがバッチ怖いって言っているわけじゃないですか
21:36そこも見どころだったんだっていうのに気づくっていうのが頭の中で今1個の作品になって佐田さんの歌ってそういう歌だなと思ったんですけど気づきがねすごかったドキドキするななんかこうやって影響を受けていくわけですから思わぬところでコロナの時にねコロナでもう音楽番組全部ダメになったじゃないですかそうですね
22:06こういう時だから佐田さんの歌を歌ってくれとか普段から聴けとさらに上白石萌寧が挙げたのはコスモスと同じアルバムに収録されたこちらも家族への思いを歌った名曲
22:361977年シングルで発売されその後6枚目のアルバムに収録
22:50故郷を離れて一人暮らしをする家族への思いを歌った佐田の代表曲の一つ
23:01故郷を出た身にとっては響きすぎる楽曲です
23:05いつの時代も変わらない心に胸打たれます
23:09残ってますからねこの化粧は
23:10確かにね
23:11長い人生の中で語りかけられるこの気持ちから語りかける親の気持ちへと
23:19弾き方が移り変わっていくのかもしれません
23:23初めての春
23:25手紙が無理なら電話でもいい
23:32金頼む一言でもいい
23:38この頃は手紙が通信手段だったから
23:40携帯電話はみんなが持って歩く時代じゃないでしょう
23:44だからこういう歌詞になったんだね
23:47お袋に聴かせてやってくれ
23:52歌詞がめちゃくちゃぶっ刺さりましたね
23:56本当ですか
23:57言われましたおかんに
23:59あんた大丈夫か
24:01テレビでちゃんと活躍できてるのか
24:04って言われたのめっちゃ覚えてて
24:06頑張ってるよ
24:07見てないの
24:08頑張ってるの分かってる
24:10お金大丈夫?大丈夫。じゃあ貸してくれへん?って言われた。
24:15続いてカズレーザーが注目したのは1982年にリリースされた楽曲の冒頭の歌詞。
24:29ああ
24:31時が7割に減ってしまったと新聞の片隅に
24:46写りの良くない写真を添えた記事がある
24:52日本や日本という名の美しい鳥がたぶん
24:59僕らの生きてるうちに
25:02この世から姿を消してゆく
25:071982年にリリースされた10枚目のアルバムに収録
25:15サダがイラン・イラク戦争に衝撃を受けて制作した楽曲
25:22曲の冒頭
25:24当時、絶滅の危機に瀕していた鳥トキがモチーフに歌われているが
25:29この歌詞についてカズレーザーは
25:34トキが7話に減ってしまったと新聞の片隅に
25:39トキが今何話いるのかなんて話題にもならないし
25:43新聞も手近にない
25:45なのに、今友達はみんなアメリカに憧れているのは変わらない
25:55今、若者はみんなアメリカ
25:58それも西海岸に
26:01憧れている戸雑誌のフラビアが笑う
26:07そういえば友達はみんなアメリカ人になってゆく
26:13いつかこの国はなくなるんじゃないかと問えば
26:19君は笑う
26:21バカだね、そんな風に
26:29自然に変わってく姿こそ
26:35それこそこの国なのよ
26:39さまなきゃはじめから
26:43日本なんてなかったのよ
26:47時代の経過とともに変わったもの
26:51変わっていないものがあるし
26:53変わっていないものが
26:55日本らしいものでないことに
26:57嫌なこと全て気にしててこんなに便利な世の中になったし
27:09いやすごいな
27:13さらにモロハ・アフロが大きな影響を受けた1曲があるという
27:19それが
27:211982年リリース
27:23サダの10枚目のアルバムに収録された
27:25すぐない
27:27人間って悲しいね
27:31だってみんな優しい
27:34それが傷つけ
27:36モロハ・アフロが大きな影響を受けた1曲、つぐない
27:45結末になるとゆうちゃんは薄い給料
27:49袋の封も切らずに
27:52必ず横丁の角にある郵便局へ飛び込んで行くのだった
28:05交通事故で夫を亡くした知人女性の実話をもとに
28:09サダが制作した楽曲で
28:12優しく真面目なゆうちゃんは
28:15ある日突然交通事故の加害者になってしまい
28:18その罪を償うために
28:20被害者の妻に舞い付き
28:22働いたお金を送り続ける姿が描かれている
28:32僕だけが知っているのだ
28:34彼はここへ来る前にたった一度だけ
28:39たった一度だけ悲しい過ちを犯してしまったのだ
28:51配達帰りの雨の夜
28:56配達帰りの雨の夜
28:59横断歩道の人影に
29:03ブレーキが間に合わなかった彼は
29:11その日とても疲れてた
29:13彼はその日とても疲れてた
29:19人殺しなんだを許さないと
29:23彼を罵った
29:25被害者の奥さんの涙の足元で
29:29彼はひたすら思い出泣きながら
29:33彼はひたすら思い出泣きながら
29:36ただ頭を床に擦り付けるだけだった
29:41それから彼は人が変わった
29:45それから彼は人が変わった
29:49何もかも
29:51忘れて働いて働いて
29:55働いて
29:57償い切れるはずもないが
30:01せめてもっと
30:03毎月あの人に仕送りをしている
30:09お金を送り続け
30:137年が経ったある日
30:15優ちゃんのもとに
30:17被害者の妻から初めての手紙が届く
30:20そこには
30:22あなたの優しい気持ちは
30:24とてもよく分かりました
30:26だからどうぞ
30:27送金はやめてください
30:29あなたの文字を見るたびに
30:31主人を思い出してつらいのです
30:34それよりどうか
30:36もうあなたご自身の人生を
30:38元に戻してあげてほしい
30:40と書かれていた
30:42人間って悲しいね
30:46だってみんな優しい
30:49それが傷つけあって
30:51可愛いなって
30:53なんだかもらい泣きの涙が
30:59止まらなくて
31:01止まらなくて
31:03止まらなくて
31:05止まらなくて
31:07モロハは2023年サダのトリビュートアルバムに参加するにあたりこの償いのアレンジのみならず歌詞も新たに作り変えたもう好きなように変えろって言っちゃったもちろん好きなようにやっていいようんうんどんどん変えろって言ったらこんなに変えると思わなかったそう言うから残すとはいるでしょほぼないの?そんなことないですって一番大事なの?
31:36一番大事なところだけそうマインドね
31:40マインドだけは心だけは変えてないこうしてトリビュートアルバムに収録されたのが新役償い
31:52時は令和世田谷下北沢練習にしばらく来てなかったボーカルのゆうすけがスタジオのドア開けるなり放った言葉
32:02俺今日でバンドやめるみんなごめん
32:06バンドマンの青年ゆうすけが自粛明けのライブでコロナに感染してしまいそれがきっかけで祖父を亡くし自分のせいだとバンドをやめてしまう
32:18僕だけが知ってた2ヶ月前自粛明け久々のライブみなみな切ってた
32:23歓喜の拳上がり復活の兆しきっとこれからだそう笑い合い肩を抱いたあの夜にゆうすけの体へと忍び込んでた喜びと興奮の影へと潜んでた
32:36最悪の悪魔その名はコロナそして引き起こされた家庭内クラスター
32:42ゆうすけは未症状だがしかし祖父を襲うウイルスへ咳高熱緊急搬送から隔離病棟窓ない病室へ見舞うことも許されず年老いた祖父の孤独を思う
32:53病状は少しずつ安定してきてたはずだったそれなのに真夜中鳴り響いた電話青白い母受話器握りしめたまま
33:03ゆうすけおじいちゃんが
33:05基礎疾患からの合併症カルテ上心は心臓病だとしてももともと具合悪かったんだからあんただけのせいじゃないよと母は慰めた
33:17だがゆうすけは祖父が微笑む家の下泣きながら床に頭を擦りつけるしかなかった繰り返す懺悔
33:25どうして俺はなんでそれからというもの彼は人が変わったギターを売り払い全てのCDを叩き割った
33:34そしてもう二度と音楽に触れることはないと誓いあの日スタジオへとやってきたのだった償い繕い切れない罪背負い人は悲しくもけなげに生きていて求め合い擦れ合い絡み合いすれ違い過ぎてしまったことはもう二度とは戻らない
33:53僕はねこれ聴いた時にああ彼が僕の歌を聴いてどういうふうに感じてくれたのかが伝わってきたんで何かね心に石を置きたいっていう気持ちが彼も同じことを考えてるなっていう自分の中で心に石を置くって沢さんおっしゃったんですけどそれができたなって思うフレーズが一つあってあんただけのせいじゃない。
34:23っていうフレーズお母さんがそのゆうすけに言う歌詞があるんですけどあんただけのっていうところにあんたのせいでもあるっていうフレーズこれポロッと出ちゃったっていうのが俺はすごくなんか人間ってそういう不要意だけど思ってることがこう出ちゃったりとかしてで多分お母さんはこの言葉をずっと背負い続けて生きていくっていうまた次の歌があったりとかしてなんかそういうのが俺さださんの歌の真骨頂だと思って出てくるんですけど
34:53なんか角度がすごく多面的というかなんかそれをこの曲で表現できたのはなんか一個自分の中で達成感というかいや今あんただけのせいじゃないよは確かに原曲の償いにつながるなと思いますね
35:07原曲の償い最後の方は人間って悲しいねだってみんな優しいそれが傷つけ合って可愛い合ってなんですけど優しいのに傷つけるってところが多分そうですよねあんただけのせいじゃないっていうの優しい言葉でもあるけれどもでもそれが傷つけてるっていうのはすごくそのままだなと思いますね
35:23こうしてこれまで49枚のオリジナルアルバムを発表
35:30およそ600もの名曲を世に送り出してきた貞政
35:35そして間もなく発売される記念すべき50枚目のアルバムが生命の木トゥリーオブライフ
35:45世の中には多分不幸な幸せや幸せな不幸なんてあるじゃない
35:57誰にも明日なんてわからないからね
36:06だから面白いんだよね
36:11未来
36:13Tomorrow
36:19平等という幻想に絡まって
36:24複雑なメッセージほど誤解されてゆく
36:31君のこと
36:35君のことばかり考えているんだ
36:45でも決して諦めたわけじゃないんだ
36:51いつか届くような歌を書いてやる
36:58どこまでも歌い続けることにした
37:06風に吹くなと言っても無理なようにね
37:14主役でなくてもいいじゃない
37:18傷を嘆かなくてもいいじゃない
37:22夢に届かなくてもいいじゃない
37:26あなたらしければそれでいいじゃない
37:30夢やうつつや
37:35ありあけの恋の三月
37:43人が君を忘れても
37:48足跡は君を忘れない
37:51いつものように笑って胸を張れ
37:59負けないでゆけ
38:01このいとしく小さな命も
38:09数万年の時を越えて
38:14そしてこの50枚目のアルバムの中で令和の今とりわけ重くさだの言葉が響く一曲それが。
39:11母親の背中を歌った歌なんでだからこれはもう母でいいだろうとこれ当て字です完全なはい令和の今佐田が再び戦争について書いた1曲墓標
39:26彼女は息子のために石ころを積み上げて
39:33祭壇を作り赤い花を植えた
39:38昔花畑だったが今は何もなく
39:45墓標がいくつも雨に霞んでいる
39:523年が過ぎても戦は町から去りもせず
39:57今日もトローンが群れを成して東へ飛ぶ
40:04あの人のキャビアがテーブルにこぼれた頃
40:09町外れで彼女の息子は死んだ
40:14名前に向かった
40:23潮横飛 Mmmm
40:25HELcling
40:28名もない兵士なんて一人もないけれど
40:33名もないひとりの兵士として消えた
40:37暗暖でかんたびれが聞こえていたらしい 戦場は日暮れ間近だったそうだ
40:49いざまずく石の下には何一つないけれど 彼は彼女の祈りの中に住んでいる
41:01誕生祝いの時計一つ残さなかったけど彼は母の祈りの中で生きている。
41:16もう3年たっても終わらない戦があるじゃないですかガザなんかも2年でしょと俺たちって何やってんだろうと思いますよね僕新井万三と若い頃から仲よしだったんですけど彼がね千の風になっててね私はそこにいませんって書いたのねあれはナバホの詩のナバホの詩のナバホの詩の名前に書いてあるんですけどね。
42:15もうライナーノートにはこれが発売になる頃には戦争が終わってるといいんだけどと書いたんだけどどうなんですかね?
42:25私がオススメで言った前夜って曲はイランイラク戦争のときの曲で橋口さんが出したはるかなクリスマスっていうのはアフガン戦争のときでで今回のがウクライナロシアウクライナのところの歌なんですけどよりメッセージが直接的になってるんですよはっきりもう最終的には戦場のことをはっきり歌う歌になっててそれぐらい言われないと我々すぐ忘れちゃうんだろうなと我々はこんだけ情報過多の世界に生きててどういう能力か頭は良くなってないけど忘れる能力だけがどんどん進歩になるんですよ
42:55こんなことがあってもすぐに明日になったら忘れちゃうからサラさんがこんだけ強く歌わないと思い出せなくなってんのかなと思いますね
43:03俺ライブ見た見させていただいた後サラさんから名刺いただいてそこに電話番号書いてあったので次の日電話してみたんですよサラさんにすごいライブがすごく良かったですとで本当に何が良かったかってやっぱ緩急がすごかった締めるところをギュッと締めて緩和するところを緩めてその緩急があるからお客さんも集中して見れたと思う
43:33覚えたいですっていうふうに佐田さんにお伝えしたら佐田さんから緩めること覚えてもいいけど鋭さなくしたら終わりだぞおわっ!っていうのにグーッて言われたんですよね
43:42鋭いな大事なとこいいこと言うなおっちゃいいこと言うてるわこれはめちゃめちゃやばって言うてるさすがやんお前は何かそれを再確認しました
43:55パーンパーンってなった時にオセロみたいにバーって色がつくそれは狙ってやっていることですね
44:03今週もテラサTVerで配信普段から聞けと僕が主人公を演じます映画金子差し入れ展が5月16日から公開されます刑務所への差し入れを代行します差し入れだという仕事を通して罪を犯した人とその家族をつなぐ希望の物語でございますサスペンス要素もありますぜひとも映画館で大切な人とご覧ください
44:308時間ぐらい永遠のとこやってて
44:33次回は星野源が数々の名曲の制作を語り尽くす
44:39解析っていうかめちゃめちゃスローで再生して
44:42オセロみたいにバーって色がつくそれは狙ってやっていることですね
44:48豪華メンバーからコメントも歌詞からにじみ出る悲しさがとても好きです
44:55音楽に入手したりとかすることで色んな人の孤独につながっている感じがするんですよ
45:00音楽に入手したりとかすることになるんですよ