Skip to playerSkip to main contentSkip to footer
  • 2 days ago

Category

📺
TV
Transcript
00:00もう4時か。小学生が増えるわけだ。
00:09痛い!
00:14せめて謝って。
00:215歳くらいか。
00:24俺もあのくらい小さな頃から始めていたら今とは違う場所に14歳中学で初心者無理無理スケートの仕事があるって言うから横浜からわざわざ来たのに今日は忙しいから明日話すって。
00:53寝カフェにでも泊まるか何で貸靴のカウンターから子供がこんにちはちょっとごめんね確認したいことがあって今日は一人で来たの?
01:22入場券見せてもらえるかな?
01:27お金払った?
01:32待てこら!この俺がバイトで練習台絞り出してるってのにガキのくせに無線滑りなどを許さん!
01:41行けるな!
01:43I'm not mad at you.
01:58I can't go to the distance.
02:07I'm sorry.
02:13Where are you going?
02:15I'm going to get to the distance!
02:28ウケツケのおじさんの小鳥用にミミズ渡してそれと引き換えにリンクに入れてもらっているからただで入ってるんじゃないと。
02:52ウソじゃないです本当本当なんですこのミミズとわかったわかったから見せないであのじいさんそれ口実に入れてあげてたのかよく今までこんなズルがバレずにいたもんだあの震えてますけど大丈夫ですか?
03:13お兄さんヘビ系が苦手なので本当にもう見せないでねそれより逃げたってことはいけないことだってわかってたんだよね
03:25だったらやめなきゃ他の人もやったらスケートリンクが貧乏になっちゃうよはいとっても素直じゃんその本懐かしいスケートの教本だよね俺も読んでたなあこれ?
03:55でもいっぱい練習して頑張ればってちゃんと言ったの?
04:01お母さんにやりたいって言ったの?
04:06これ名古屋にあるフィギュアスケートクラブの連絡先一覧。
04:11お母さんに話して自分に合いそうなクラブに連絡してもらいな。
04:18先生はどこのクラブのコーチなんですか?
04:21えっあ、俺?
04:25俺は別にコーチなんかじゃ。
04:31もう6時?
04:33じゃあもうミミズはダメだぞ。
04:35は、はい。
04:38今何年生?
04:395年生です。
04:4111歳くらいか。
04:43本気で選手を目指すならギリギリの年だぞ。
04:47帰ったらお母さんにすぐ言えよ。
04:49じゃあな。
04:55ただいま。
05:00おかえり。
05:01遅かったわね。
05:02うん。
05:04お母さん、あのね。
05:05今日も宿題あるんでしょ?
05:08忘れないうちにやっておきなさい。
05:10あ、うん。
05:12うん。
05:18ごめんね。あの、私何やれば。
05:21ん?
05:22何もしなくていいよ。
05:24どうせ頼んでもできないじゃん。
05:27大丈夫。全部私たちでやっちゃうから。
05:30いのりちゃんは待ってて。
05:33うまくかけたわ。
05:36結構かけたかも。
05:37スケートやりたい。
05:44また瀬駒さんにミミズあげてスケート場に。
05:50いけないことだって分かってたんだよね。
05:53だったらやめなきゃ。
05:55本気で選手目指すならギリギリの年だぞ。
06:03アシスタントコーチ?
06:09そう。
06:10つかさくんなら私と一緒にアイスダンスで全日本に出た実績があるでしょ。
06:16クラブに推薦すればすぐOKは出ると思う。
06:20コーチか。
06:21えっ?嫌なの?
06:23全日本はみんなひとみさんの実力で出たと思ってるよ。
06:28アイスダンスは2人の競技でしょ?
06:31でも実感がないんだ。
06:34だからってオーディション受かるまでフリーター続けるつもり?
06:41もうつかさくん26でしょ?ほとんど収入ないんでしょ?
06:47別にアイスショーの仕事を諦めろとは言わない。
06:50でもアシスタントコーチも立派なスケートの仕事よ。
06:56あの…
06:58ルクス東山の高峰先生ですか?
07:01お電話させていただいた唯一日ですけど。
07:05あ、こんにちは。お待ちしておりました。
07:08すみません。お忙しい中。
07:11祈り?
07:16もしかして知り合い?
07:18あっ、うん、少し。
07:21じゃあ、同席したら?
07:23コーチの仕事、少しは分かると思うし。
07:26はい、お菓子。
07:28ちゃんとお母さんに言えたじゃん。
07:33初心者にはまず、こちらのスクールをお勧めしております。
07:37週一でしたら、レッスン料もお得ですし。
07:41でも、卒業までに2年かかるんですよね。
07:43あら、お詳しいんですね。
07:45アイ、上の子もフィギュアスケートをやっていたもので、そうなんですか?
07:50アイ5歳からやっていたんですがいろいろあって結局つらい思いをさせてしまいましただからこの子にはそんな思いをさせたくないんですそれにこの子学校の成績も悪くて先生にも心配されてて勉強との両立なんてとても。
08:05じゃあ、どうして?
08:06あんまりやりたいというものですから、いくつかクラブ回って直接先生の口から断られたら諦めるだろうって。
08:12た、例えばですけど、クラブに直接入って個人レッスン。
08:15無駄です。
08:16上の子がやっていたのでフィギュアスケートがどんな世界なのかなんとなくは分かっているつもりです。
08:23今からでは5歳から始めている子に追いつけるはずがないでしょう。
08:30いのり、あれ見て。
08:32みんなすごく女性にいる。
08:33それから、いくつかクラブ回って直接先生の口から断られたら諦めるだろうって。
08:37た、た、たたえばですけど、クラブに直接入って個人レッスン。
08:39無駄です。
08:40上の子がやっていたのでフィギュアスケートがどんな世界なのかなんとなくは分かっているつもりです。
08:44今からでは5歳から始めている子に追いつけるはずがないでしょう。
08:48いのり、あれ見て。
08:52みんなすごく上手だよ。
08:54あんな小さい子がジャンプしてる。
08:56これから祈りがあの中に入っても、みじめな思いをするだけよ。
09:05とりあえず、一回滑らせてみましょう。
09:08え、でも。
09:09今から始めて本当に無駄か、僕が判断しますよ。
09:17つかさくん、ちょっと。
09:19こ、ごめん。
09:21何か聞いてたら黙ってられなくて。
09:23ナイスアイデアポーチ!
09:26あの子褒めてあげてここに入れるつもりでしょう。
09:29賢いじゃん。
09:30やっぱり向いてるって、アシスタントコーチ。
09:34え、いや気づいたら勝手に口が動いてただけで。
09:37ただし、褒め方は気をつけて。
09:39周りには他の親御さんもいる。
09:41悲喜してるとかになると本当大変だから。
09:45つかさくんは特に声、大きいから注意して。
09:49わ、わかった。
09:50分かったそれと本格的にやると本当にお金がかかるのがフィギュアスケートよ投げ出されたら本人と同じくらい家族もつらいそれは覚えておいてああ
10:04サイズは21じゃなくて22でいいのうん落ち込みすぎ何とかしてあげたいけどひとみさんの言うことももっともだしなごめんなさいやっぱり鶴なんかしないでもっと早くやりたいって言ってればスケートできたのかなもっと早く始めていればほら足入れて?
10:34はい
10:36偉そうなこと言ったけど俺は親には言えなかったよ
10:42え?
10:44君は十分偉い
10:48準備はいい?
10:58はい
11:00ちょっと、ヘルメットは?
11:02ちょっと待って
11:04早い
11:06ただ滑っているだけなのに通った後に星が舞うように見える
11:12何なんだこの子氷の上だとまるで別人じゃないか
11:22才能あります
11:24え?
11:26もしかして無理に褒めてクラブに入れさせようと
11:32なさか
11:34つかさく、言葉のチョイス
11:36あ、うん
11:38じゃあ基礎のスベリーやってみようか
11:42まず氷炭、わかる?
11:44はい
11:46氷炭
11:48バックの氷炭
11:50T字ストップ
11:52スクール行く必要ないです!すぐクラブに入れましょう!
11:56ちょっと来い!
12:28スケートの美しい進み方だ!
12:30見て、スケートは靴のブレードの2本のエッジで滑る
12:36インサイドエッジとアウトサイドエッジ
12:402本の使い分けを覚えるのがスケーティングの第一歩
12:44まず最初は足は約45度
12:47膝をしっかり曲げて、手は水平
12:51足首を親指側に傾け、インのエッジにして
12:55ブレード全体で氷を押す
12:58この時、氷についてない足
13:01フリーレッグを引き上げるとかっこよく見えるけど
13:04最初は無理しなくていい
13:06足長い
13:08前進後は、曲げた軸足を起こして
13:12フリーレッグを引き寄せ
13:14引き寄せ切ったら、軸にしていた足をインエッジ側に傾けて
13:18押し出し、押し出された足を軸足に変えて
13:22氷を押す
13:24その繰り返しだ
13:26えっと、足をこうして
13:29あれ、全然進まない
13:32前鏡になるとブレーキがかかるから、顔を引いて
13:37顔を
13:39あっ、おい!
13:41大丈夫か?
13:43やっぱり私ダメなんでしょうか
13:47この子も大概極端だな
13:51スケーティングは一日やそこらでは物にはならない
13:55自分だけの重心の一点を探して
13:59何度も練習を重ねて磨き続けていくものなんだ
14:03もう一度やってみよう
14:05はい
14:09こうやって、こう
14:13足先をもっと伸ばせる?
14:15はい
14:17飲み込みが早い、楽しい
14:19いのり、すごいよ、できてる
14:23お母さん、今、褒めてくれたの
14:27すごいね、いのり
14:29こんなにできるなんて
14:31お母さん、感激しちゃった
14:33じゃあ、スケート
14:35それはダメ
14:37とにかく、この子にはスケートをやらせたくないんです
14:41でも
14:43上の子を見て思ったんです
14:455歳から遊びもせず、スケートだけを頑張って
14:49それでも結果が出ずに、諦めて
14:53やめるときは本当にかわしそうだった
14:57この子はまだスケート以外の夢を知らないだけです
15:02頑張っても報われないと分かっているものに
15:05時間とお金をかけないでほしい
15:07親としてそう考えるのはおかしいでしょうか?
15:13この人の言う通りだ
15:1611からスケートを始めることがどんなに大変か
15:20遅くから始めた俺が一番分かってるはずじゃ私私は今が嫌なの祈り私スケート絶対やりたかったのススケートお姉ちゃんもやめちゃうくらい大変なんだってちゃんと知ってる私のせいでお母さんにいっぱい迷惑かけてるのも知ってる?
15:49いつもごめんなさいって思ってた
15:54もうこれ以上困らせちゃダメだって
15:57わがままいっちゃダメだって
16:00でもずっとずっとやりたかった
16:04私のお守りだったの
16:07スケートのこと考えると格好での嫌なことも気にならなかった
16:13みんなができないスケートが私にはできるって思えた
16:17でも本当はそれもただのまねっこ
16:20私何にもない
16:23私ダメじゃない部分がある自分になりたい
16:30私にも誰かに負けないくらい好きなことがあるって
16:35正直にできることがあるって
16:38私は恥ずかしくないって思えたいの
16:43お母さん
16:55もうさっさとやらせましょう
16:57さっさとやらせましょう?
16:59もちろんオリンピック選手みたいに慣れる保証はどこにもありません
17:04けどこの子にはスケートを続けるのに絶対に必要な能力がある
17:10リンクに賭ける執念が
17:12フィギュアスケートは
17:15時間も費用も他の習い事の日じゃないくらいかかる
17:19それを乗り越えるには
17:21本人の強い前向きな意志が必要なんです
17:24でも他の子は5歳から始めて
17:285歳5歳って
17:32その年からバリバリ練習できる子なんてそういないんですよ
17:36つかさくん声
17:38バカか俺は
17:40俺はなんでためらった
17:43誰よりもこの子の気持ちが分かるのは俺じゃないか
17:47何歳からだろうが自信がなかろうが
17:51諦められるはずないんだ
17:53あの時俺はどうして欲しかった
17:57何を願っていた
18:07俺がこの子のコーチになります
18:09コーチとしてスケートを教えます
18:12この子はここまで一人で覚えてきたんですよ
18:16今からでも追いつける
18:18この子は上達する才能がかなりある
18:21痛みを怖がらない
18:23体感がいい
18:24人の話が聞ける
18:26意欲がある
18:27お母さんが練習に連れてきてさえ下されば
18:31この子は絶対に才能を開花できると思う
18:34いや思うじゃない
18:36俺が全日本選手権に出場できる選手にしてみせます
18:40よろしくお願いします
18:42そそこまで先生がおっしゃるなら
18:55よかったなあ
19:05よかったなあ
19:06あえっと
19:07名前
19:08祈りです
19:09唯一が祈りです
19:12
19:13ちょいいい名前じゃん
19:18
19:19
19:21

Recommended