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00:00東京ワンウィークストーリーこんばんは突然ですが皆さんラーメンはお好きでしょうかちなみに私は実家がラーメン屋さんだったということもありまして大好きなんですけれども今回はですね早稲田にあるラーメン店が舞台です
00:24電動入りを果たすほどの人気店でしたが3月29日をもって閉店となりました 一体このラーメン店に何があったのでしょうか閉店までの1週間を追ったあなたの知らないワンウィークストーリー
00:46早稲田と三ノ輪橋を結ぶ 東京で唯一の都電 東京桜トラム
00:52その終着駅 早稲田駅からほど近い場所に開店前から客が列をなすラーメン店がありました
01:02岩鉄 オープンして11年目を迎えました
01:08店主は大阪出身の平松康幸さん 50歳です
01:20マジで忙しいんで 全然構えないと思うんですけどすみません
01:26今日も3時ぐらいなんですか そうですね
01:30どう?どう?どう? 営業が忙しすぎても全然間に合えない
01:36岩鉄の売りは自家製麺
01:39平松さんの1日は毎朝2時間かける この麺作りから始まります
01:48岩鉄の麺の特徴ってあるんですか?
01:52真空ミキサー使った麺です
01:54真空ミキサー? はい
01:56話しながらなりますね
01:58簡単に言うと熟成の時間と歯ごたえと喉越しを良くするためって感じです
02:07これがまあ僕が修行した麺なんです
02:11平松さんは32歳から大阪の名店 麺鉄で6年半修行を積み
02:20大阪の味を東京に知ってほしいと 40歳で独立しました
02:27ラーメンって他の飲食に比べても 信用期間がまあ短めなんですよね
02:33やわと思ったら半年でも3回数でも 独立できるわけですよ
02:37まあ32だったんで
02:39僕ら10年で一発逆転するには ラーメンしかねえなと思ってラーメン選んだ
02:44ラーメンには一発逆転の力がありました 実際
02:48そうですね はい
02:50一方厨房でスープの仕込みをするのは 弟子の北山俊さん
02:5533歳です
02:57北山さんはスープ?
03:00まあ他全部みたいな感じですね
03:02はははは
03:05やっぱりレースに伸びてくるっすね
03:07いやーほんと 効率伸びていってますね
03:11開店は11時半
03:14すでに40人近くのお客が並んでいました
03:18すいません セクロカーだからどうぞ
03:23客席はカウンターだけの10席
03:30カウンターだけの10席
03:37はい
03:40岩鉄の人気メニューは塩だれに 東京では珍しいマグロ節を使っただしと
03:47あと鶏ガラスープを合わせた塩ラーメン
03:51オーダーごとに鍋でスープを作る 手間をかけたラーメン
04:01具材は関西ではシビと呼ばれるマグロの切り身を
04:06日本酒でフランベしたソテーが乗ります
04:10はい 渡します
04:23平松さんと北山さんのコンビが織りなす このシビ塩が岩鉄の代名詞となり
04:30数々の賞を受賞 有名店となりました
04:41どうもご主嬢様 もう一つしました 秋葉原
04:45おはようございました
04:46唯一無二ですね 他では食べられない
04:53昼の営業が終わりかけていた 午後3時過ぎ
04:57すでに外には午後6時の開店を待つ行列ができていました
05:04夜のつけ麺の今並びができた
05:09早過ぎすけど
05:12週末の夜だけの限定メニュー
05:164200円の創作つけ麺も人気です
05:22毎回旬な魚を使う創作つけ麺
05:24最後となる今回は ホタルイカをふんだんに
05:30大阪時代に培った魚の目利きを生かし
05:35魚を使ったラーメンを得意とする平松さん
05:39ラーメンの域を超え 割烹料理のような一品
05:46ラーメンの域を超え 割烹料理のような一品
05:51割烹料理のような一品
06:04香りが結構です
06:06またお店
06:10レモンの中に いいやろ
06:14ほんとに一番 いいやろ
06:16でもなぜお客さんからこんなにも愛される人気店が
06:21閉店してしまうのでしょうか
06:23What is the reason why you're in the middle of the city?
06:28I'm here to go to 2 months. I'm here to go to 6 months.
06:33I'm here to go to the city. I'm here to go to the city.
06:39I'm here to go to the city of北山.
06:46The next day, the people of the city are left with the people.
06:53They decided to decide the people who are in the workplace.
06:58The people who are in the workplace are in the workplace.
07:04The next thing is what is the place?
07:07We are going to do the place where we are going to do the job.
07:11We are going to do the job.
07:13妻の地元です。妻が長野市出身なんで。
07:18北山さんは8年前に結婚した千里さんと二人の娘。
07:24今年1月生まれた長男ダン君の5人家族。
07:29家族との時間を作りたいことが独立の理由でもありました。
07:36忙しくなって思うのが本当に、やり過ぎてたラーメンはちょっとしんどいなと思って。
07:41やり過ぎてたら。
07:43本当に全部手作りなんですよ。
07:45忙しくなってしんどくなるって本末転倒だなみたいな。
07:48そこを目指してやってるのに、正直今はしんどいから買っちゃってるんで。
07:55実は平松さんも同じように店を続けるかどうか悩んでいました。
08:02彼に支払う給料がもう天井来てたんで、これ以上も給料上げてあげられない。
08:09で、店の売り上げも横ばいで、もうこれ上がり目無いなって感じだったんですよ。
08:15うんうん。
08:16いやーこれ、もう続けるの無理やなって思った時に、話があったんで。
08:21ああ、いいやんって思って。
08:23ちょうどいいやんって。
08:24俺も辞めようと思って。
08:25って言って。
08:26って言って。
08:27じゃあ辞めようぜって。
08:28って言って。
08:29え、でも最初聞いた時は、ちょっと待ってっていうことではなかったですか?
08:33本心的には。
08:34ちょうどいいわって。
08:35あの、例えば代わりに人を育てるとか。
08:37育てたら、育てたらやってますよ。
08:39ああ。
08:41なんで育たないかって言ったら、ハードワークすぎるからですよ。
08:44きっついね。
08:45昨日見たでしょ。
08:46うん。
08:47あんなレベルっすよ。
08:48誰がやんねん、あんな。
08:49じゃあまあ、その2人でやってる仕事を僕は1人でやらないといけないわけですよ。
08:53うん。
08:54できるわけないっすよ。
08:55あの量。
08:582人の、あうんの呼吸で作る珠玉の一杯。
09:04こだわりのラーメンを作ってきたことが、閉店の理由でした。
09:12定休日のこの日。
09:15すいません、ヤバー。
09:17いいえ、いいえ、いいえ。
09:19失礼します。
09:20すいません。
09:21どうぞ。
09:23北山さん。
09:24失礼します。
09:25長野で新しいお店の物件を見つけたようです。
09:28いいえ、いいえ。
09:31明後日の朝に、お家族だけ先に行っちゃう感じですね。
09:34ああ。
09:35マスか、床か。
09:37相手、すごい良かったです。
09:38へー。
09:40ムービー撮ってきたんですけど。
09:41そうです、これが入り口入って。
09:43ちょっと広いですね。
09:44広いですね。
09:45広いんですよ。30坪あるんですよ。
09:46もともと蕎麦屋さんだったみたいで。
09:48元々蕎麦屋さんだったみたいで。
09:49元々蕎麦屋さん。
09:50念願の店に期待を膨らませる北山さん。
09:54ラーメン屋さんになることは、子供の頃からの夢。
09:58もう、なんか小学校の時の夢みたいな。
10:03うん。
10:04に、ラーメン屋でも描いてるんですよ。
10:07これです。
10:0810年後の自分みたいなやつを絵で描いてて。
10:11僕のそのラーメン屋のイメージが。
10:13勉強しなくてもいいみたいな。
10:15なんか。
10:16うまいもの作れたらいいでしょみたいな。
10:18なんかこう。
10:19自由なイメージがあったんですよね。
10:21へぇー。
10:22米沢出身なんで。
10:23ラーメン、やっぱり毎週のように食べるんで。
10:25うん。
10:26北山さんは22歳の時、修行する店を探しに東京へ。
10:33そこで偶然出会ったのが、平松さんのラーメンでした。
10:383店舗目でこう、うまうみたいな。
10:41うん。
10:42はい。
10:43何食べてたんですか。
10:44その時もう醤油です、やっぱ。
10:45醤油。
10:46はい。
10:47普通の醤油。
10:48それで、もうピーンときた。ピーンときたというか、はい。
10:51それから平松さんの元で働き、
10:54気が付けば11年が経っていました。
10:58何回も、いいえ、まあ明日でいいかみたいな。
11:01結構何回も踏みとどまりましたね。
11:03結構正直何て言われるか分かんなかったんで。
11:06あー。
11:07止められるとは思ってなかったんですけど。
11:09確かにでもやめることはねえだろと、僕は正直思ったんですけど。
11:14はい。
11:15平松さんの店なわけじゃないですか。
11:17あのメニュー数だときついだとは思いますね、確かに。
11:22でも醤油塩くらいはできると思うんですよ。
11:24うん。
11:25あ、全然。
11:26あれですけど、平松さんも思ってるかもしれないですけど。
11:29本当、弟子と師匠みたいな、あんま関係じゃないですよね。
11:32こう味の部分で僕が決めた部分も多かったですし。
11:37あ、そうなんですか。
11:38ほんと2人で作ったみたいな。
11:40閉店をしむように、長蛇の列ができるのが早くなっていました。
11:47長蛇の列ができるのが早くなっていました。
11:54常連客が最後の一杯を感慨深く味わいます。
12:02平松さんがいつも自宅へ帰る前に立ち寄るのは、地元の人でにぎわうビアバー。
12:17平松さんがいつも自宅へ帰る前に立ち寄るのは、地元の人でにぎわうビアバー。
12:30おはようございます。
12:32おはようございます。
12:34おはようございます。
12:36おはようございます。
12:38いや、もう俺はもう絶対人雇えへんですよ。
12:42絶対人雇えへん。
12:44何でですか?
12:46いや、もうなんかこう、他人に左右されるのが嫌なんですよ。
12:52この後、平松さんが北山さんへの意外な思いを語り始めました。
13:08ここ何年住んでるんですか?
13:10ここは11年ですね。
13:12だからもう。
13:13だからお独身時代からここは一緒なんで。
13:17平松さんの自宅は、店の裏にある倉庫を兼ねたマンション。
13:24平日は奥さんと離れて暮らしています。
13:27ここはもうお店に必要なものが置いたんですよね。
13:32そうですね。
13:33飲んできて、もう帰って寝るだけみたいな感じですか。
13:36もうほぼそれですね。寝るだけみたいな。
13:40平松さんって北山さんのそのコンホって心配だなって思うことって。
13:45何にもないです。
13:46いや、一緒にやったら分かります。
13:50ラーメンの業界であれほど仕事できる奴はほぼいないんで。
13:54それも十分な武器なんで。
13:56例えばそこで経営者として勉強が足りなくて。
14:00思うようにいかない時期があったとしても。
14:04ゴリ押しでいけるくらいのあいつ技術があるんで。
14:07僕は一からやったものを教えたわけじゃないんで。
14:12弟子って言ったら弟子なんかって話だよね。
14:16置き換えるとしたら何ですか。
14:18一番しっくりくるのは。
14:20相棒じゃないですか。
14:22相方とか相棒じゃないですか。
14:24僕が心配したって知らないですね。
14:28僕は僕の心配してる。
14:30僕の方を心配しないといけない。
14:32平松さんも東京を離れ一人でできるラーメン店を地方で開くことを考えていました。
14:42この日も無事営業を終えた岩鉄。
14:52平松さんは奥さんと常連さんとどこかへ。
14:59店の裏手に流れる神戸川の桜並木。
15:05あっこに店決めたら2月なんですけど。
15:09この辺歩いた時に桜の木がこんだけブワーってあって。
15:13毎年これ見れんやったらいいやと思って最終的に決めたんですよ。
15:18何本でも入れますね。
15:21サッカーがめちゃくちゃ好きで。
15:23ちょうど満開の時に閉店なんで。
15:25ありがたい縁やなっていう。
15:27最高です。
15:29今回の閉店に関しては。
15:33僕にしても北山にしても。
15:37次のステップを踏むために必要な閉店なんで。
15:41本当に感傷できない気持ち。
15:43本当にかいんですよ。全くなくて。
15:46ただ、やっぱりお客様の中で。
15:49ここのラーメンが一番でしたって。
15:51そういうの見るとちょっと辛いっていうか。
15:53やっぱその。
15:55沖に毎度って言って。
15:56またお願いしますって言うんですけど。
15:57またお願いしますって言えないんですよ。
15:59次もうないんで。
16:01そのお元気でとか。
16:03あの。
16:05ここから大事にしてくださいねって。
16:07またお願いしますって言えないのがちょっと辛いのはあります。
16:10そして閉店前日。
16:16店の前には60人を超えるお客さんが並び。
16:20オープン前に完売となりました。
16:24二人が昼の休憩をとれたのは午後3時半。
16:34皆さんのマカナイモラーメンなんですか?
16:38そうっすね。
16:40まあ、醤油やったらなんぼに持ってますから。
16:42うちの醤油はもう毎日くれるんで。
16:44確かに。
16:46醤油やったら、まあ醤油しかこないんですけど。
16:48彼も僕も醤油らしいから。
16:50腹は減りますからね。
16:52腹は減りますからね。
17:06こんなに欲しいことはもう無いだろうな。
17:08パトリックスミッション。
17:10パトリックスミッション。
17:11本当っすね。
17:12ダースイッチです。
17:13ダースイッチよ。
17:14え、雨やん。
17:20まあ、でもね。
17:21明日桜満開せるんで。
17:23出てるらしいんで。
17:25東京。
17:26まあ、閉店の日に満開とか。
17:28いいっすね。
17:30なんかいいんすね。
17:31なんかいいんすね。
17:32なんかね。
17:33卓楽で、ほんと。
17:34確証のシーズンなんてもう。
17:36僕はもう。
17:37マッチで興味ないですよね。
17:39確証。
17:40外出たくないわみたいな。
17:41逆に嫌な感じしかしないし。
17:43外出んの嫌な。
17:44はい。
17:45明日。
17:46明日。
17:47明日。
17:48すいません。
17:49明日でした。
17:50そして、最終日を迎えます。
17:53あいにくの雨となった、最後の営業日。
18:03この日、岩鉄が幕を閉じます。
18:12あ、これ。
18:14最後何でした?
18:15肉食です。
18:16え?
18:17肉食。
18:18肉食。
18:19肉食。
18:20分かってる。
18:21分かってる。
18:22分かってる。
18:30言葉を交わさずとも、
18:32アウンの呼吸で作る2人のラーメンも、
18:35今日で最後です。
18:52お客さんも極上の一杯を、最後の一滴まで味わいます。
19:05あれだね。
19:06おしゃべらです。
19:07あれだ。
19:08あれだ。
19:09あれだ。
19:10あれだ。
19:11あれだ。
19:13誰だ。
19:14元気でね。
19:15やっぱ。
19:16I hope it doesn't fit in there.
19:21It's an especially difficult time to eat.
19:31I have to ask you, just to remember what you want to eat.
19:37I always silent to keep making two of them together.
19:43This day, it was a long time to go to the end of the night.
19:54The last customer arrived in the morning of 9 o'clock.
20:13The last cup is the last 10 years I've been living in the restaurant.
21:13Thank you very much.
21:17How are you?
21:19I can help you.
21:22Thank you very much.
21:25Thank you very much.
21:27Thank you very much.
21:36最後の営業が終わりました
21:492人で取り上げます
21:50これもスライスを
21:52全然スライスOKで肉でいいですか?
21:54肉食いたいね俺
21:58肉醤油が好きだよ
22:01僕らは基本は端切れで赤苗を食べるんで
22:05ちゃんとした肉中で食べることないですよ
22:12盛り付け台には丼が2つ
22:31醤油ラーメンは北山さんがこの店で修行すると決めたラーメンです
22:47盛り付け台を食べると決めたラーメンです
22:53いただきます
22:57いただきます
22:59いただきます
23:05いただきます
23:09いただきます
23:13いただきます
23:33いただきます
23:39You are so good!
23:40Yeah, I'll do something.
23:42Thank you very much.
23:43Thank you very much.
23:53It's been my life since I've been eating the most of the food I've been eating.
23:58It's been the most of the food I've been eating.
24:01I've been eating this much like this and I've been eating.
24:05Yes, I've been eating it since I've been eating it.
24:08only 2nd in the middle
24:10I'm not sure
24:12but I'm not sure
24:14but I'm not sure
24:16I've only got an option
24:18but I don't know
24:20I'm not sure
24:22I can't believe this
24:24I can't believe that
24:26I think
24:28I don't know
24:30I don't know
24:32okay
24:34I'm not sure
24:36Okay...
24:39Very good.
24:42I'll come back home to my house.
24:47I'll be right back home.
24:58I'll be right back.
25:00How are you?
25:112人は新たなラーメン人生をそれぞれに歩んでいきます。
25:27ご覧いただきましたように、2人が長年にわたって評価の高いラーメンを作り続けることができたのは、よくある対象と弟子という関係ではなく、つかず離れずの相棒という信頼関係が根底にあったからなんだろうなというのも、最後の特に食事のシーンで感じましたね。
25:48ワンウィークストーリー、次回またお会いしましょう。