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00:00長野県の稲市高棟町に来ております
00:30とある一流企業を辞め未経験からそばの本場長野でそば屋を営む早期退職さんに密着多いね早期退職のそば屋さん
00:41ここ長野県稲市は移住先人気ランキングで2年連続1位を達成中でも高島町は日本で最も美しい村の一つとして知られるほど自然豊かで桜の名所としても有名です
01:11そば発祥の地としても知られています
01:14来ましたそば
01:16ここもそば屋さんですね
01:18ほんとだ かかとそば
01:20おいしそうだね 大きいそば屋さんだな
01:22おお客さん入ってるわ
01:24ここもそば屋さんですね これ
01:26ほんとだ 多いなそば屋さん
01:28こんだけおいしさって大丈夫なのかな とりあえにならないのかね
01:32ここは何だほんとおそば屋さん多いんだあっここ蔵かそば屋さんって書いてあるすごいそば屋さん初めてこういうのがあるぐらいやっぱりそばの町だね食べたいそばほんと本張ってことだ新種の中でもここで新規の店を出すってかなりの勇気が必要だと思うけどねそうねそうですねうんこのそば激戦区で人気店となった早期退職さんのお店とはここですね一国産うわー立派だねこれ黒だよ黒
02:02倉をお店に改築してんだ看板もすごい立派だなこれ一枚板で一刻一刻こちらが早期退職さんのお店一刻築140年醤油や味噌を貯蔵していた倉をお店に改装したのだとかかなりこだわり感じますよこれ厳しい誤信だったらどうするあんまり深く追求すんなよそうだ聞きすぎだって
02:31って思われて怒られるからさ堂々にして怖かったら全体が怒られちゃうんだからそんな今回の早期退職さんがお邪魔しますよろしくお願いします今日は
02:41きれいな店内であったかくて褒めて褒めてこちらが今回の早期退職さん店主の山根健二さん59歳と妻の優子さん49歳とある一流企業を36歳で早期退職し兵庫県から長野県高等町へ移住
03:11かっこいいですね後ろの帽子とシュッとここの縛るとこが雑じゃなくしっかりこの中心とこれこだわってますよねしっかりねここいじられると思わなかったですここちょっとアイロン当ててた方が良かったですねここはいやいや十分十分ちょっとちょっと一回転一周一回転ちょっとね荒が出るんで裏合いやいやいやいや早いですね
03:33はーいですね蕎麦の石引きみたいなスピードで飲食未経験から飛び込んだ蕎麦の世界ですが大激戦くんにも関わらず今や連日行列ができるほどの人気店に
03:50噂はっていう話は聞いてたんですがそれを超える味でしたね小食なんですけど今日はおかわりしていません
03:57長野県のお蕎麦はいっぱい食べたことあるんですけど今まで食べたことない
04:03何か一番美味しいなと思って1日100食限定の蕎麦は昼前に売り切れてしまうこともそんな山根さんこだわりの蕎麦が
04:17うわぁきれいな蕎麦来たぞおいしそうおいしそうツヤツヤしてるこれきれい
04:26シナの1号という品種の蕎麦で売ったお店自慢の二八蕎麦
04:33シナの1号は昭和19年に長野県で開発されたそばの代表的な品種の一つその最大の特徴が。
04:48つけずにああ甘くておいしい香りもすごいですねスーって透き通ってくるの甘さですよね一紙目で分かりました分かりました?
05:02It's a way Corona
05:04It's a big negotiate
05:09I'm here
05:10and I'll get to see these
05:11You're the same
05:15There isn't what I'm going to say
05:17This is what I'm eating
05:19I'm not going to live
05:23because of this
05:25I'm going to be cooking
05:28about火と
05:29打つ時は少し熱をかけながらその分解を早めるために熱をかけながら打ってるそういうそばになりますねいやいやよく何言ってんか分からなかったですねだから相当研究されてやってるなっていうのは分かりましたねそれが伝わりました
05:50さらにイリノヤ在来種という品種を使った10割そばもいただきますイリノヤ在来種はここ高島町でかつて栽培されていた幻の品種なんと2019年に山根さんが地元の人たちと一緒に復活させた大変希少なおそばなのです
06:15うまいすごいパワフルにそばの味を感じますはいイリノヤ在来はねすごく香りが強いんですよ10割でもザラザラっていうよりは滑らかな口当たりもありますよねそうですねはいそして山根さんが考えたイリノヤ在来そばの新たな食べ方が
06:43卵黄とパルミジャーノレッジャーノ何ですか粉チーズです
06:51オリーブオイルに塩さらには卵に粉チーズをそばにしっかりと絡めていく新感覚の和風カルボナーラそば
07:04オリーブオイルに塩されている
07:14オリーブオイルに塩されている
07:16オリーブオイルに塩されている
07:18これフランス人食ったら腰抜かすんじゃないですかイタリア人ですけどね
07:25無理すんなよ
07:28日々試行錯誤を繰り返しそばの研究に没頭する山根さんですがそもそもなぜ一流企業を辞めて本場長野でそばを打ち始めたのでしょうか
07:43さらに
07:45月25000円くらい
07:46えっ
07:49人気移住先ランキング2年連続1位
07:53長野県稲市の移住ライフその魅力に迫ります
07:59それでいくら?
08:00これ359円
08:04ゆうじ康二さんにねいつもいつもなんか早期退職のそば屋さんを取材していただいているけどだんだんなんかそば評論家みたいになってきたじゃないですか
08:11あとゆうじ康二は地域に馴染むのが早いですねいいですねまず褒める褒めるこの番組はですね人生100年時代を迎えたこの今大人が楽しめる旅や趣味や食を提案していくという番組ではございますんですけれども今回は一流企業を早期退職して地方に移住し新たな趣味や仕事を楽しむ人に密着する大交流企画一流企業から早期退職さんです
08:39長野県稲市に移住しそばの研究に没頭する山根さんですがもともとはどんなお勤めされてたんですか?
08:51普通のサラリーマンなんですけど
08:53系の会社に勤めてました
08:57中メーカーのところで
08:59その時で2人実は同じ会社なんですよ
09:03社内電話になったんですか?
09:05そうなんです社内電話に
09:07その時って収入どれぐらいあったんですか?
09:09世帯では大体1200万ぐらいは収入は
09:13かなりすごいですよねそれ
09:15それ手放さ勇気いりますね
09:17そうですねどうしてもやりたいことがあってその気持ちが年々年々高くなってきてもうどうしようもなくなってっていうことでちょっと相談したらもうそんな思ってるんだってやめたらって言われてラッキーと思ってやめたんですけどどうしてもやりたくて我慢できなくなってやりたいことってなんなんなんですか?それはねまだ街づくりなんですよ街づくり?
09:39そう実は早期退職して移住した当初の理由はそば打ちではなく街づくりがしたかったという山根さん
09:51っていうのはねあの私神戸なんでちょうど約30年前に震災があったじゃないですかあれで被災しましてああそうでしたか1995年阪神淡路大震災での経験が山根さんの人生観を大きく変えたといいますやっぱり周りでうまき声がまだがれきの下から聞こえるのであれからともなく助けようっていう話になってこうしたのも大変だと思うんですよ
10:21全然知らない者同士が集まってねあの瓦礫をこう避けて入っていくんですよみんなが
10:27僕それになんかこういう言い方するとちょっと不謹慎かもしれないですけどその時にはもう胸がぐっと熱くなって
10:34普通の時からそういうような助け合いができてたらもっといい社会になってるんじゃないかなっていうのをちょっと思う
10:41お金にすべてを頼らず困った時に人と人とが協力し合えるまちづくりに挑戦したいと夢を抱いた山根さん
10:52移住先を探す中で訪れたのが
10:56たまたま知り合いが住んでいた長野県稲市高島町
11:02そこで地元の方たちと一緒に飲んだことが山根さんの心を動かします
11:08今実はこういうまちづくりをしたくてできる場所を探したりしてるんですみたいな話もちょっとそのお酒の席のでちらっと言うたら
11:17もうそんないいことだったらここでしろって言われて
11:19なあって
11:21じゃあもうここに決めるよ決めます
11:23来ます会社にも辞めますって言うて会社を辞めて
11:27仕事はもう全然決めないで決めないで来たんですか奥さん本当にどう思いました?
11:3236歳で早期退職理想のまちづくりの第一歩として地域の人たちから家の補修や餅つきの手伝いなどどんな依頼も受ける街の何でも屋さんとして生活する日々
11:53自分で米は作りましたし野菜も作ったし野菜は周りの人もお前んとこないだろうっていっぱい持ってきて30キロぐらい溜まんねんなきゅうりばっかり
12:03そんなもらい物とかね回ってくるものもあったりとか地元の人たちとお互いに助け合いながら移住生活を続ける中である日人生を決定づけるさらなる転機が
12:18そんな地元の人たちとお互いに助け合いながら移住生活を続ける中である日人生を決定づけるさらなる転機が頼まれ事は断らないで決めてたんで俺はこんなやるんかなとか思うようなことでも分かりました手伝ったりしてたんですその中の一つにそば屋があったんですよ
12:46もう全然だって私関西ですからそば食べない人手が足りないから手伝ってほしいと依頼を受け当時そばの知識ゼロの状態で働き始めることにほんと必死でやったんです2週間できれいに打てるように早いですね2週間ってそれはもうスパルタですか超スパルタだったんで超スパルタで
13:16入店から2か月でそば打ちを初体験しそこからわずか2週間でお店でそばを出すまでにそんな矢先山根さんに再びあるお願いが舞い込んできましたある時呼ばれて山根さん山根さんは町づくりで来たのはじゅうじゅう知ってますじゅうじゅう知ってますけど今こういう状態で困ってるんでここのそば屋は継いでくれませんか?
13:42そんな店主の家庭の事情で急きょそば屋さんを閉めることになるもどうしてもお店は残したいから引き継いでほしいというかなり無茶なお願いだったのですがすぐって?
14:01俺がそば屋なるために来たんじゃないのにって思ったんですけど頼まることは断らないって決められたんでこれが何かに繋がるかもしれないしちゃうないな困ってるしもいいわと思ってじゃあやりますって言っちゃったんですよそれがそば屋の始まりで面白いねすごい始まり方だな他の人とちょっと違いますねやりたくてやりたくて来るじゃないですか
14:31営業資金ゼロで自らの店をオープン
14:35当初人助けと思い手伝い始めたそば屋さんだったのですが
14:41純粋にそば屋内が面白くなってきたっていう
14:45どんどんのめり込んでいって普段私どっちかと飽き性なんですけど
14:49もう20年ぐらい経つのにまだ飽きてないんで
14:53これをもっともっと掘り下げていくとこの地域の活性化に寄与できるといいますかね
14:59これはもしかしたら面白いかもって思ったのが一つ
15:03そしてそばの研究にのめり込むようになった山根さんは地域交流のきっかけにもなればとそば打ち教室を開催
15:12気づけば追い求めたそばの道が思いがけず自分の夢まちづくりへとつながっていたといいます
15:21そんな山根さんにはもう一つの顔が
15:25何?
15:26こちらになります
15:26ほらここ
15:27はい
15:28新州大学の大学部?
15:30そうなんです
15:30え?大学ですかここ
15:32そうなんです大学でね研究をしてまして
15:34仕事の合間に受験勉強をし53歳の時に新州大学大学院に入学
15:42すごくない国立ですよ
15:45大学生やったんですか
15:47そうなんです
15:47え?通ってたんですか?
15:49通ってたんです
15:495年間
15:50え?
15:52でここでそばを?
15:53の研究をしてました
15:54そばの育て方
15:57加工法
15:58保存法によって
15:59味や風味にどういう変化が起きるかなどを研究してきたといいます
16:04周り大学生ですか?
16:06大学生ですよ
16:07もう20代ですよねもちろん
16:09すごい
16:09でも教授ですよね
16:11教授ですね
16:11周りから見たら
16:12そう
16:12校内歩いてると
16:13はい
16:14みんなこう挨拶して
16:15そうでしょうね
16:16先生と間違って
16:18動機なのに
16:18そう
16:19学友ですよね本当
16:20そう
16:20一応終了はしたんですけども
16:22今は外部研究員ということで
16:25共同研究という形で一緒に研究しています
16:28じゃあいまだに通っている人なんですか
16:30そうですね
16:30はい
16:31すごいな
16:32すごいですね
16:32多忙な業務の傍ら大学にも通い
16:3759歳で研究にも没頭する山根さんを
16:41学生たちは
16:43先輩であり
16:46なんかやっぱり友人とかであり
16:49友人でいいの
16:50嬉しいわ
16:51いつも感謝してます本当に
16:52何かな
16:54そば打ちの先生として
16:57あそうそう
16:58実はそば打ちも教えて
17:00農学部の学園祭で
17:02そばを売って
17:03それを販売してるんですよ
17:05あら売れそう
17:05売ってるんですか
17:06うまいですよすごいそば打ち
17:08多分そばへなってくれるんじゃないかな
17:10本当ですか
17:11大学でそばも研究する山根さんが
17:19お店で今一番力を入れているそばが
17:23かんざらしそばっていう幻のそばがあるんですよ
17:26かつて徳川将軍家に献上されていたという
17:31かんざらしそば
17:341月初旬
17:37殻のついたままのそばの身を
17:3930日間水に浸し
17:41立春の日に取り出し
17:43日光で乾燥させるという
17:46特殊な工程で
17:47その工程の難しさから
17:49今ではほとんど作られることが
17:52なくなってしまったという
17:53幻しそばだ
17:54タカトー発祥のかんざらしそば
17:57山根さんは
17:59この特殊な製法により
18:02甘みや食感が増すことを科学的に証明して
18:05そばの発祥の地高糖を
18:08より多くの人に知ってもらうべく
18:10日々研究を続けています
18:13うまい
18:20香りも甘みも抜群ですね
18:23運命これ
18:242,8でもやっぱりかんざらしだから
18:26味が濃いですね
18:27そうですね
18:28普通これだけ白くすると
18:30味がほとんどなくなっちゃうんですけど
18:31かんざらしだとこれだけ味と
18:33甘みとあと食感が
18:35渋谷風に言うとレベチだね
18:37レベルが違う
18:37実は山根さん
18:40これらのそばの研究のため
18:43冬の間1月から3月末までは
18:46お店を休業しているのだそう
18:49やっていけるんですかそれで
18:50東京とかと違って
18:53家賃とかそういうのは安いですね
18:55こちらですか
18:55家賃安いですか
18:56安いです
18:56自宅で言うと月25,000円ぐらい
18:59え
19:00何部屋ぐらいあるんですか
19:03いやもうそれは狭いんですけど
19:052Kかそれぐらいしかないんですけど
19:07今のその冬眠生活では奥様的には大丈夫なんですか
19:10全然大丈夫です
19:12奥さんは冬の間何してるんですか
19:14私は主にエサイアロウィニク
19:18汗流してんだ
19:20移住先人気ランキング2年連続1位の長野県伊那市は移住者にもうれしい支援制度が充実しており住宅補助金は最大150万円出産祝金は子供1人につき最大10万円が支給され医療費は18歳までなんと無料
19:50ちょっと挟まってたそういう地域なので本当にその自然がすごく雄大っていうのと600メートルぐらいから人が住んでるところだと1200メートルぐらいの高さの差があるんですよ
20:01だからいろいろなものが取れておいしい野菜とかもいろいろありましてはいということで山根さんがいつも買い出しに行く地元スーパーへうわ野菜いっぱいってる農作物とかいろんなのってますね
20:16こっち側の山芋とかよく山芋を買いに行きますね
20:19山芋の充実っぽり半端じゃないですね
20:21山芋はやっぱりトロロ蕎麦みたいなことですか
20:24そうそうですよ
20:25うまいっすよね
20:26やっぱり新州の山芋ってね結構粘りが強いんですよね
20:30まあ自然上ぐらいまではいかないんですけれども
20:33でもやっぱり地産地によると結構シャバシャバなやつがあるんですけど
20:36これは本当にもう粘りがある山芋なので蕎麦とかにもよく使ってます
20:41はーい
20:42それでいくら
20:42これ359円こんなに入ってて
20:44中にはこんな珍しいものも
20:50なにこれ
20:51蜘蛛の蜂の子
20:53これ生きてっぺやつな
20:54そうですよ
20:55これ黒蜘蛛蜘って言ってね
20:57この辺ではすがれって言うんですけども
20:59これのあの
21:00まあこの親も食べるんですけれども
21:02こちらの蜂の子を取って
21:05蜂の子だ
21:05マジでこれ初めて見た俺
21:08売ってんの初めてだね
21:09一流企業を早期退職し
21:13街づくりをしたいと稲市に移住
21:16そこで蕎麦と出会い
21:18思わぬ形で蕎麦に打ち込む人生となった山根さんですが
21:23今は収入どれくらいになったんですか
21:27大体普通のサラリーマン
21:29一般的なサラリーマンよりは低いのは確実です
21:32そうですか
21:33はい
21:33奥様もそれで納得で
21:36今ジムに通えれた日が
21:38ジムに通えればいいと
21:39でも大企業で語られてた時は楽しい生活できたじゃないですか
21:42いや
21:42その頃に戻りたいなとか
21:43そんな全然思わないです
21:45なかったですね
21:46だから今はもう本当に自分がやりたいことと言いますか
21:50これを絶対こうなんとかしたい
21:52要はね自分のためだけにやってるわけじゃなくて
21:54やっぱりそれが街のためになったりとか
21:56まあ今からね大谷翔平みたいになりたいは無理かもしれないんですけども
22:00やっぱり大体のものなら結構今からでもやれる
22:04そういうチャレンジをするっていう
22:06やっぱりこう人生一回だけなので
22:08やっぱりやってみるっていうのはすごく価値があることかなって
22:11やってみて思いましたね
22:13上京くしさせありましたけど
22:15結果やりたいことにつながって
22:17そうですね
22:17良かったですね
22:18本当に
22:19奥様の結果良かったですか
22:21はい良かったです
22:22それ聞けて味がしました
22:23へー
22:23まちづくりとそばと一緒で
22:28二つの意味でいいつなぎになったんですね
22:29ありがとうございます
22:30ありがとうございます
22:32ご本人も僕はこれをやりたいって言って出てったわけじゃなくて
22:40頼まれたことは断らないっていう
22:42精神だけを守ってきたらここにたどり着いたって感じしません?
22:46ただもうずっと動いてますよね
22:47動いてる
22:48動いてるからこういろいろ話も来るし
22:51続いて年収およそ1000万円とある一流企業を辞め
22:57宇都宮である分野の神様と呼ばれる早期退職さん
23:01さあどうもロッチ中岡です
23:04今日はこの栃木県宇都宮にやってまいりました
23:08私一人ではちょっと心もとないと思ってるんではないでしょうか
23:15スペシャルな方と一緒にロケを行きたいと思っております
23:21そのスペシャルな方がこちらでございます
23:23あら
23:24あら
23:25餃子美人
23:28餃子子と申します
23:29餃子子さんですか
23:31はい
23:31餃子子さん
23:32はい
23:32今お腹に肉がいっぱい詰まってる
23:35あらららららららららららららら
23:36番組MC矢川沢子自ら早期退職さんを初取材
23:42ということで向かったのは宇都宮駅から車で20分ののどかな緑地
23:49はいやってまいりました
23:52やってまいりましたね
23:52田園風景の
23:54そうですね
23:54こういう自然の中で暮らすっていうのはどうですか
23:57いや本当は私は憧れてるんです
24:02ちょっと栃木に来て言うの申し訳ないんですけど
24:04海の見えるとこに住むのが夢なんです
24:06栃木の人には失礼なんですけど
24:08あんまりこの件では言わない方がいいかもしれない
24:10そうでしょ
24:10何でしょうかね
24:13まあでも栃木って言ったら
24:15今いちごだ
24:18いちごだ
24:18いちごのマークがある
24:21同じこと言ってる
24:23なってるなってる
24:24無邪気
24:25無邪気です
24:28いやいやいや
24:32そう
24:34栃木県宇都宮市の早期退職さんは
24:38イチゴの神様と呼ばれる
24:40スゴ腕イチゴ農家
24:42冬の日照時間が長く平らで肥沃な土地が広がる栃木県はイチゴの生産量が56年連続日本一の名産地さらに宇都宮市はイチゴの購入量が全国1位と日本で一番イチゴを食べる街でもあるのです
25:08こちらが一流企業から早期退職し栃木でイチゴの神様と呼ばれる野口敬吾さん62歳
25:2926年前に東京の会社を退職37歳で農家の道へ
25:38思い切りましたね
25:40現在はテニスコート30名以上のハウスで年間およそ50トンのイチゴを出荷しています
25:49イチゴですね
25:51イチゴですね
25:52イチゴです
25:53このイチゴは何ですか
25:56はいこれトチアイカという品種なんです
25:58トチアイカ
25:59もうこんな真っ赤なのがほらトチアイカはトチ乙女に代わる新たな主力品種で通常よりも大粒で酸味が少なく甘みが強いのが特徴ですイチゴの神様野口さんが作るトチアイカのお味は?
26:21あっほんとに甘いあっ甘い一口食べた後にぎゅっと来ない?ぎゅっときますねぎゅっとほんとジューシーというか水分がしっかりとあってイチゴの神様と言われているのはどうしてなんですか?あの神様かどうか分からないんですけども市内のそのデパートとかスーパーで評価をいただくようになりましてホテルでしたらリッツカールトンとか帝国ホテルとか
26:50アマン東京とかレストランですとジョエル・ロブションとかパプシウスとか野口さんのイチゴについてジョエル・ロブションのエグゼクティブシェフパティシエの高橋和久さんは
27:08味がすごいうのはっきりしていて風味が強いのですごく使いやすいですなるべく野口さんから仕入れたいのでできればあまり知られない方がいいかなとは思ってできたらもう独占したい?できればそうですね一流シェフがこぞって使いたがる野口さんのイチゴおいしさの秘密はその作り方にありました
27:34何かこう見てたらですね形がね美しい感じに見えるんですけどもそうですね栃木は非常に形がいいんですけどもたまにこういう先がちょっとクチュクチュッとなったら先詰まりっていうんですけど一般的にイチゴは形が悪くなる先詰まりを起こすと味が落ちたり最悪の場合市場に出せないケースも。
28:02一方野口さんのイチゴはどれも形が美しいのが特徴そこで重要になってくるのがイチゴの花びらのおしべの花粉をめしべ全体にまんべんなく受粉させること。
28:20花の受粉が不十分だと先詰まりを起こし形がいびつになってしまうのですそこで野口さんは。
28:33それではここでクイズにしますスタジオにいる飯尾さんイチゴの形をきれいにするために野口さんはそのハウスではこのレンタルをしているものがあります何かをレンタルするとイチゴの形がこんなにきれいになりますさてそれは何でしょう?
28:56人じゃないですよね?マシンかな?
28:59人じゃない。そう、いいとこつきますね。
29:02何かの力を借りて。
29:04メイク道具だ!なんかハケみたいな。
29:06なるほどなるほど。
29:08正解は?
29:10回れ回れ回れ回れ回ってますね。
29:14回ってる回ってる回ってる。
29:16回ってる回ってる回ってる。
29:18回ってる回ってる。
29:19回っちゃった回った。
29:20今のぐらいでいいですか?
29:22そうですね。
29:23あれでオッケー?
29:24蜜蜂もレンタルして養蜂屋さんからレンタルをするんです。
29:28借りてくるんですか?
29:30そう、正解は蜜蜂。
29:37レンタルした蜜蜂を使ってイチゴを受粉させるのだそう。
29:42ハチくんはこの1頭で何匹ぐらい飛ばすんですか?
29:453,000匹ぐらい。
29:463,000匹。
29:47じゃあ蜂が飛んでるときは作業はできない?
29:50いや、全然共存してますので。
29:52ハウスの中には普段からレンタルしたミツバチを花し買い。そのミツバチが花の上を動き回ることで花粉がめしべにまんべんなくつき受粉作業は人の手を借りずに完了。
30:07イチゴがきれいな塩水系に実るのです。
30:22さらにイチゴの神様野口さんのイチゴ作り最大のポイントがそう野口さんが研究を重ねて開発したオリジナルの肥料。
30:51一般的には普通の肥料が1種類か2種類。
30:57うちの場合はこの6液今タンクが6個あるんですけどもその肥料6種類の肥料を同時にやる手作りの特注のシステムなんです。
31:07全部違う種類の肥料なんですか?
31:09そうなんです。
31:10野口さんが編み出した6種類のオリジナル肥料その中にはある意外な食材も。
31:17これがおいしくする秘訣の一番なんですけどこれは今度はカツオ?
31:25カツオの匂いしますね。
31:48これが赤さを増したりとか濃厚な甘さと酸味をバランスよくさせたりとか野口さんこれでサプリメント作って人間飲んだらダメかなあの大丈夫だと思いますよ理科の先生みたいな気がしてきちゃった何か実験好きだったので緻密な研究で独自の栽培方法を実践しイチゴの神様と呼ばれるまでになったんですよ
32:18農家になる前の仕事とは?
32:22何だろう職員関係かな?
32:24イチゴの神様と呼ばれるまでになった野口さん農家になる前の仕事とは?
32:34さっきもちょっと話してました実験とかすごい好きだったので医療系の仕事なんかないかなと思って探したんですけどもそしたらちょうど受託臨床検査っていって血を取ってですねそれを全部分析する専門の会社があるんですね。でそこで血液検査をする白衣を着てですねこう試験管を振ってですねで研修3ヶ月やったんですけど君はコンピュータ部門に行ってくれって急に言われまして。
33:02好きな実験ができると思い入社するも蓋を開ければ全く興味のないコンピュータ部門に配属それでも持ち前の探究心を生かしシステムエンジニアとして奮闘その後転職を繰り返しながら
33:22社会人13年目には年収が1000万円近くに
33:33さらにプライベートでは33歳の時に結婚子宝にも恵まれ孔子共に幸せな生活を送っていた野口さんしかしその頃の野口さんの頭には幼少期から抱くある夢が
34:03実はもともと農業系の大学に通っていた野口さん農業の厳しい現実を目の当たりにしその道を諦めた結果に
34:11選んだのが企業への就職だったのが企業への就職だったのです
34:23そんな中33歳になった頃野口さんはある行動を起こします
34:43ただどうしてもその農業に対する憧れもずっとやっぱり捨てられなくて
34:50いろいろ考えているうちにだんだんといい給料ももらってたんですけど
34:55どっちかというと言われたことをやればいいような職種だったのでそれがなんかちょっとつまらないっていうのもあって
35:03でどうしたんですか
35:04で3年かけてですねパソコン通信で新規収納のフォーラムみたいなのがあって
35:10そこに会員として登録していろんな事例を検索したりとかですね
35:16で何を見つけたんですか
35:17それでイチゴですね最終的に
35:19それでイチゴ
35:20皮を剥かないで食べられるっていうのは絶対必要だった
35:23自分はリンゴとか皮を剥かなきゃいけないの食べないので
35:26めんどくさい
35:27めんどくさい
35:28いやでも僕も分かります気持ち
35:30ナシとか皮を剥いて食べるぐらいなら
35:32研究所に意外にめんどくさがりやったってとこもあるのね
35:35食べるにはね
35:37自分が本当にやりたいことを優先し
35:4036歳で早期退職
35:43ついに農業の世界へと踏み出したのです
35:49それはこっそりご家族には相談したり
35:55相談はしなかったですけど妻は分かってたでしょうね
35:58それはもう
35:59なんとなく
36:00奥さん反対はされなかったですか
36:02もちろんされました
36:03冗談じゃないっていう
36:04だってまだ子供はまだ
36:06生まれたばっかだったですね
36:08これからお金が買うのよ
36:10家も買ってまだ2年ぐらいしか捨てない
36:13家のロームの
36:16栃木を選んだのは妻が栃木出身だったから
36:19そうなんですね
36:20はい
36:21妻の地元が栃木県
36:23そしてその栃木はイチゴの日本一の生産圏
36:27イチゴ農家への挑戦と家族との生活を両立できると
36:32妻の地元宇都宮市への移住を決断
36:36システムエンジニア時代の貯金1000万円を
36:40すべてイチゴに投じ
36:42第二の人生をスタートさせました
36:46しかし
36:48その1年目でなるべく農薬を使わないとか
36:52なんとか技術がないのにそんなことを断ったもんですから
36:55病気を出して山のようにイチゴを捨てる
37:00それでやっぱり無理だって思った段階はあったんですか
37:03この次イチゴができるまで
37:06生活費どうしようとかそういうのはやっぱりありましたね
37:09夏前だ
37:10ご飯を食べるのも辛かったことあるんですか
37:13そうですねありますあります
37:14夫婦喧嘩激しくやったとか
37:16何回も点火しましたね
37:17しました
37:18それはするでしょう
37:19実際に挑戦し改めて農家の厳しい現実を突きつけられた野口さん
37:27それでも持ち前の探究心で試行錯誤を重ね独自の栽培方法を確立
37:34じゃあもうここからはもう大丈夫って思ったのは何年目ぐらいなんですか
37:383年ぐらいからその地元のデパートとかも評価が高くなって
37:44帝国ホテルなんかも始まったので
37:46そのぐらいからやっぱりいいもの作っていけば
37:49それなりにお客さんもつくしやっていけるかなというふうに思いましたがね
37:54そして今では日本全国に野口さんのいちごの大ファンが
37:59野口さんお客さんいらっしゃいますか
38:01先週に買ってまた来ます
38:03ありがとうございます
38:04お味どうですか
38:06これ以上甘いの食べたことないです
38:09土地以外のいちごも試したんですか
38:12あのはい静岡とか埼玉とか
38:15いっぱい食べてます
38:16めちゃくちゃ好きじゃないですかいちご
38:18本当だ
38:19ここ食べたらもうちょっと
38:21うわー
38:22これ冗談じゃなくて本気です
38:26そんな多くの人を魅了する野口さんのいちごを
38:31さらに美味しく食べられる絶品アレンジが
38:35美味しそう
38:40さらにいちごを美味しく食べられる絶品アレンジが
38:44これはですね私が一押しのいちごとジェラートを合わせて食べる
38:49というのをちょっとご賞味いただきたいと思います
38:53そう野口さんいちおしの食べ方がこのいちごのジェラート
39:00まずはすり鉢で果肉が少し残る程度にいちごをつぶし
39:06そこにアイスを入れて混ぜるだけ
39:10ポイントはいちごの香りを損なわないようバニラではなくミルクアイスを入れること
39:18いただきます
39:22アイスクリームと混ぜるとせっかくのいちごの鮮度が落ちちゃう気がしてたんで生のままの方がいいのになと思ったけど。
39:41ここでそろそろお二人からあの質問が。
39:55お任せします。 聞きたくないよね。
39:59でもね。 イヨさんがね、スタジオでね。
40:03なんで聞かないんだって言ってると思うんですよ。
40:05そうね。 前のお勤めの頃からと比べて今の収入っていうのはどうでしょう。
40:12あの実はですね収入は前のところよりはえそうだねくんいちごのためになる雑学教えてよああそうだねいちごの赤い部分は果実ではなく表面の黒い点がいちごの本当の果実なんですへえ今の収入っていうのはどうでしょう?
40:38あの実はですね収入は前のところよりは低いです。
40:43これだけ28頭もいちごハウス持ってて。
40:48そうですね。 そんな1000万なんかとんでもなくて半分くらいかなっていうところです。
40:54もっと豊かになりたいとか。
40:56そうですね。もうちょっと頑張りって。
40:58頑張りたい。
40:59まあ今まだ規模拡大もしてるので、ちょっと少しまたハウス増やしたりとかってもするので。
41:05それが全部終わったらまあそのぐらいの収入にはなるかもしれないですね。
41:11現在の目標はいちごの海外進出。
41:15その目標を達成すべく毎朝5時から夜の9時までいちごにすべての情熱を注いでいるそうです。
41:25一流企業を早期退職し26年。
41:29さまざまな困難を乗り越え、いちごの神様と呼ばれるまでになった野口さんは、今の暮らしをどう思っているのでしょうか。
41:39早期退職して26年。
41:43後悔はないですか。
41:45後悔はありません。
41:47ありません。
41:48ありません。
41:49全然ありません。
41:50良かったと思います。
41:51本当に。
41:52私はそうなんですけど、いろいろ家族にはかなり迷惑をかけたり、もう本当に子供たちの遊ぶ相手もできなかったですし、休みも土日とか関係ないですしね、ゴールデンウィークとかも。
42:10だからそういう面では家族に迷惑、妻にもですけども、かけたなというふうに思っていますね。
42:16奥様は幸せそうですか。
42:18うーん、どうですかね。あのー、でもまあ、ついてきてくれてるんで、納得してるんじゃないでしょうかね。
42:25ちょっと奥様に一言。
42:27普段言えないでしょ。愛してるよって。
42:31うーん、愛してるよ。
42:34いい一言いただきました。
42:36この方を見ているとやっぱりお金持ちになることで幸せっていうことよりも要するに徹夜をしてもいちごのおいしいのを作りたいっていうこう情熱が勝っちゃうんですよね喜びとこれ比べたらすごくいけない話なんですけどもゴルフの早起きができるんですよそうなの全然眠くないんだよな康二郎着ても
43:00来週の日曜マイチョイスは、スイーツ好き藤彩子さん、トランクドラゴン塚地さんが、絶品スイーツを激戦区の北千住で満喫。震える。
43:13お楽しみに。