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00:00めがてん始まるよ!
00:03めがてん
00:10夢のあるプロジェクトでちょっとワクワクしますね
00:152022年3月から科学の里で初めて本格建築に挑んでいるのが
00:23科学の里おもやプロジェクト
00:26あのなんとなくねこう森に溶ける感じ
00:32建築家熊健吾さんがデザインしたのは里の森に溶け込むようなおもや
00:39その一番の特徴であるかやぶき屋根が
00:44うわ!屋根!完成!
00:49今年2月ついに完成しました
00:54そして今回は今回の貝振りのやつは下に土間をちゃんと作ってますよ
01:00今ではあまり見なくなった土間
01:07家の外と内を緩やかにつなぐ役割を果たすもの
01:13そんな昔ながらの土間を作るため
01:15数々の歴史的建造物の修復や独創的な建築を作り上げ
01:21熊健吾さんが信頼を置く新たな職人さんのもとへ向かいました
01:27今回のメガテンは科学の里おもやプロジェクト
01:33土間作り開始スペシャルです
01:35やっぱかやぶきには土間ですよね
01:39そうですねでもねそもそもですね今土間があり得てだいぶ少なくなってきてますし土間があったとしてもコンクリートとかタイルでできたものが多いので今回のおもやは土をたたいて作るたたきという昔ながらの土間でいきたいと思ってますたたいて作るからたたきなんだなるほどねしかも何か何だかすごそうな職人さんにお願いするみたいでプロの仕事の流儀をご紹介するあの番組にも出たことがあるそうなんですあらなあはいこの土間の土間にも出てきてきてきてきてきてきてきて
02:09そうしたいんですがまず里の土が土間に使えるかどうかを見てもらうためにその職人さんに会いに行ってきましたそれではどうぞ!
02:22かやぶき屋根が無事完成したその日の午後今から何をするんですかちょっと平林さんから指示があって土を採取してほしいと言える土間土間土間に使う土さかのぼることおよそ2年前ロケでございますはい
02:50おもやの構想が固まったと聞き所さんがくまさんの事務所へ行ったときのこと
02:57今回のかやぶきのやつはあの下に土間をちゃんと作ってますよ
03:02家の中なのに土足でいることができる土間
03:06古くから土で敷かれていて湿度や温度を調節する機能がありかやぶき屋根と相まって夏や冬も快適に過ごせると言います
03:17その土間を作る上でくま事務所の平林さんが目をつけたのがおもやの基礎工事のとき掘り出されたこの土
03:27この里の土が土間に使えるかどうか試したいので実験用の土を集めてほしいと言うんです
03:35わかりました!じゃあやりましょう!
03:39科学の里は土に石が多く混ざっている土壌
03:46親方が準備してくれた網目の違う2種類のふるいにかけて
03:52できるだけ石が入らないよう土を集めました
03:57この土に加えてもう一つ親方に渡されたのが
04:08白くてきれいなサラサラの砂
04:15そもそも砂は土の一成分です
04:20大きな分類としての土は有機物を含みますが砂は有機物を含みません
04:27また建築の分野では砂の粒の大きさは5ミリ程度以下とされています
04:34土間には砂も材料として使うそうでこちらは親方が推薦する砂なんだそうです
04:48実は熊さんの依頼で淡路島を拠点に活動しているあるすごい職人さんに実験をしています
05:04いただくんです
05:06えーーー 行きますよ一緒に淡路島
05:11みなさんだけ
05:13すいませんごめんなさい淡路島に行きます
05:16旅行じゃないんですよ
05:18お仕事で行きます
05:20肩つけてやべー
05:22はいありがとうございます
05:24三浦さんが一人向かったのが玉ねぎが名産の
05:28淡路島やってきましたー
05:35海きれい
05:38そして素敵な玉ねぎ
05:41早速手伝ってくれる職人さんのところに行ってきたいと思います
05:46やってきたのは瀬戸内海に浮かぶ淡路島
05:50熊さんが信頼を置く職人さんとは一体どんな方なんでしょうか
05:57こんにちは
06:00初めまして
06:02それがこの方
06:05久住さんは何のお仕事をされる方ですか
06:11左官職人で壁を塗る仕事をしてます
06:14左官とはコテを使い壁などを手作業で塗り上げる仕事
06:20土間を左官職人が?と思った方もいるかもしれませんが
06:25実は壁だけでなく床や天井なども左官職人が手がけるんです
06:32今回、おもやの土間作りをお願いする久住さんは
06:37若干20歳にして京都御所の外壁修復メンバーに選ばれ
06:42名人級のベテラン職人とともに
06:45数々の歴史的建造物の修復や復元作業に携わってきた方
06:52そこで得た知識と経験を生かした独創的なデザインで
06:57国内外から注目を浴びる日本を代表する左官職人なんです
07:04まっすぐに壁を塗るのはもちろんですが
07:07久住さんが得意とするのは立体的なデザイン
07:13例えば兵庫県三田市にあるこちらのおしゃれなチョコレート専門店
07:20秘密基地のような素敵な店内は壁、床、天井など
07:28細部に至るまでほぼ全面が盛んな技で仕上げられています
07:34また神戸市竹中大工道具館にあるこちらの大きな土壁も
07:41久住さんが塗ったものだそうで
07:44できるだけ昔ながらの手仕事を生かしたいという趣旨を伝えして
07:50それで久住さんにお願いした
07:53よく見ていたら藁が入っているじゃないですか
07:56こういう中に練り込んだものとか土そのものの配合とか
08:00すごくいろんな試してみて
08:03すごい考えてできていると思います
08:06そんな高い左官技術を持つすごい方なんです
08:12僕も実はお父さんが左官屋でして
08:16そう、三浦さんも実家が左官業を営む左官屋さんの息子
08:22久住さんは左官は?
08:24僕3代目なんですけど
08:263代目なんですか?
08:27実は僕もおじいちゃんからで
08:303代目があるんですけど
08:32なんだかシンパシーを感じつつ
08:35久住さんが普段使うアトリエの中にお邪魔します
08:40あ、すごい
08:44あ、左官屋さんの牙ですね
08:47そうですね
08:48すごい材料を
08:50いろいろ現場があると
08:52その前にサンプル作ったり
08:54実験したりとかそういうことをしてますね
08:57この後、久住さんの左官の技を拝見
09:03実際に塗るところを見せていただけることになりました
09:08基礎が多かったりするんですけど
09:10基礎仕上げがあったりは
09:12なるほど
09:25平らに薄く壁を塗るのは簡単ではないそうで
09:29砂利も入ってるんで
09:32やっぱ簡単じゃないんですよ
09:34やっぱ、転がっちゃうんですよ
09:36こう、こう、こう、こう、こうしたときに
09:40この砂利がコロコロ転がっちゃって
09:43濡れて濡れないっていう状況が多いんで
09:47本当にただ
09:49すごいっすよ
09:51なかなか伝わらない
09:54あっという間にこんなきれいな壁がすごい
09:59振られますか?
10:01いいんですか?
10:03巨匠を前に僭越ながら
10:05実家を時々手伝っている三浦さんも
10:08やらせていただくことに
10:10一般的に使われる
10:22比較的塗りやすい材料とは違い
10:25これは昔ながらの砂や砂利のみ
10:29かなり勝手が違うようです
10:33でも、なかなかきれいなんじゃない?
10:36いや、全然、全然いいと思います
10:39大丈夫ですか?
10:41ちょっと触りすぎて引っ張っちゃったので
10:43薄くなって砂が転んでるんですけど
10:45いいと思います
10:46うわぁ、うれしい
10:47ありがとうございます
10:48うわぁ、緊張したわぁ
10:52今回、久住さんはどんなドマを作るんでしょう?
10:56これを見てのイメージとかってありますか?
11:00そうですね
11:01なんか、屋根もこういう曲線がきれいじゃないですか
11:04だから、ドマもできたらちょっとこう
11:07それがパッと人が見て分かるかどうかは分からないんですが
11:11ちょっとむっくりしてるというか
11:13強度はあるけれども柔らかく見えたらいいとか
11:16水平じゃなく気持ち…
11:20そうですね、水平のすごく固い感じでやっちゃうと
11:22せっかくこの柔らかい感じがちょっと離れちゃうんで
11:26まあまあつながりとしてやらとく見えたらいいかな
11:30えぇすごい!
11:32強度はあるけど柔らかい感じのドマ?
11:36いったいどんなドマになるんでしょう?
11:40えぇすごいね、なんかむっくり感が出るの?
11:44それってすごいよね、柔らかな感じでしょ?
11:46はい
11:47思えられたね
11:48ありがとうございます
11:49すごいじゃん
11:50そうなんですよ
11:51本当にすごい方で、自分の知り合いの酒屋さんも皆さん知ってて
11:55羨ましいって言われました、やっぱあった時に
11:57そうだよね
11:58すごい酒屋さんです
11:59この方にドマやってもらうでしょ?
12:01はい
12:02それで、熊さんの建物でしょ?
12:04デザインです
12:05何なの?
12:06すごいことですよね
12:07すごいよね
12:08はい
12:09はい
12:10里の土をこれから試していくということなんですよね?
12:12はい
12:13サンプルといってお試し用のテストピースという試作品を作っていくそうなんですが
12:19まだ僕もその結果を見れてないんでちょっとドキドキしてます
12:22そうなんです
12:23さあそれでは里の土はドマに使えるのでしょうか?
12:26こちらをどうぞ
12:28アトリエの2階に今まで作ったサカンのサンプルがあるそうで
12:34うわー、すげー、えー、こんなにもあるんですか?
12:44そうですね、まあ割と毎回毎現場作るんで
12:48そのサカン屋さん、お手伝いですけどやってるんですけど
12:52ちょっとここまでの種類を知らないといいますか
12:57そうですね、なんかあんまり今はサンプル作るとかっていうのはちょっとないかもしれないですね
13:03そうですね、メーカーが作った材料をサカン職人が塗るっていう方が多いかもしれないですね
13:09そうですね、僕らは原料を取ってそこから自分が作りたい壁を
13:15それを考えるとかイメージしたものを作って、それを提案して実際に壁を作るので
13:21まあ、毎現場いろいろいろサンプルを色出ししたり表情を作ったり、まあいろんなことを考えながら作ってますね
13:29はい、すごい。
13:31今回、くすみさんに作っていただくのは内側の土間と外側の部分
13:39床、土間を昔ながらのたたきっていって土を突き固める仕上げで焼いたいということなので、まあ
13:49たたきとは土にせっかいやにがりを混ぜてたたき固める仕上げのこと土の強度が弱いと表面が摩擦で削れたりボコボコになってしまうため土の強度が大事なんだそうですそこで持ってきた土を見てもらうことにこちらが里の土でこちらが親方スイセンの砂
14:14はいその使えるかな いいのもきれいだしはい砂はどちらにせよ入れないといけないので
14:23砂は全体の土の粒の大きさのバランスを取り割れにくくする役割だそうです
14:30一方里の土は
14:34これ見ただけでちょっとパラパラしてるなっていうか
14:39If you touch it, you can touch it.
14:41If you touch it, you can touch it.
14:43If you touch it, you can touch it.
14:45If you touch it, you can touch it.
14:48You can touch it.
14:50I can touch it.
14:52What do you think is the material?
14:55I don't know if you can do it.
14:57So, we will make a sample.
15:00今回、土間に使う材料は、たたきで土が収縮しすぎるのを防ぐための砂利。
15:09親方水仙の砂。
15:12里の土ですが、里の土は強度が心配だったため、粘り気のあるもう一種類の土を混ぜます。
15:21黄色い木土というのがあります。
15:23この木土は今までも使ったことがあって、わりと安定して強度が出るので。
15:29その2種類の土の配合をいくつかのパターンに分け、強度を見て里の土をどれぐらい入れられるか見極めるんだそうです。
15:42サンプルは。
15:43体積で、例えば、この木土が2でこれが1。
15:49木土が1で、この重屋の土が1。
15:53反対に、この重屋の土が2で、木土が1。
15:57で、あとは重屋の土だけっていう。
15:59その4種類を食べそうかなと思います。
16:02他の材料はすべて同じ量で、土の配合だけを変えて、土間の材料を混ぜていきます。
16:15ここに混ぜるのが、土を強く固めるために重要な材料。
16:221つ目が、豆腐を作るときなどに使われる、にがり。
16:27そして、もう1つが、きせっかい。
16:31きせっかいに水を加えると。
16:41きせっかいが水と反応し、発熱します。
16:45この化学反応により、土の温度を上げることで、固まりやすくするそうです。
16:52また、このときの反応でできる小石灰は、凝固剤としての役割を果たすそうです。
16:58よくできてる。
17:01まあ、ちょっとやってみましょうか。
17:06にがりを溶かした水を加え、かき混ぜます。
17:09するとえっこれもうあったかいんですかえっあったかいすごっ!
17:24化学反応がしっかり起こっているみたい同じように2番3番4番の土も混ぜていきます水分を飛ばし発熱が終わるまでこのままいったん待ちます早速見ていきましょうそうですねはい
17:51これぐらいの硬さ。結構ポロポロしてるでしょ。
17:56あ、結構パサパサ。
17:57パサパサでしょ。
17:58はい。
17:59でもこんなもんなんですよ。このパラパラしたのをこう、ぎゅっとこう握ると、ちょっと固まるじゃないですか。
18:05はい。
18:06これぐらいがだいたいちょうどいいぐらいで。はい。
18:08だいぶ水分になってたくない?
18:10そうそうそう。これぐらいがちょうどいいぐらいです。
18:14土の準備ができたら、サンプル用の木枠の中にたたきを作ります。
18:19これを。土を多めにのせてたたいていきます。へぇこれがたたくってことなんですね。こんな感じです。はい。これが里の土のみで作った4番のたたき。
18:45色全然違いますね。全然違いますね。
18:50同じように他の番号の土もたたいていきます。
18:57へぇー。
18:59まあこんな感じですかね。はい。すごい綺麗。
19:06えぇー。そうそう。硬っ。
19:11だから、仕上げの時はもうちょっとこの、こういうのもないように実際はたたきます。はい。はい。
19:14はい。いっつごろ分かったりするの?
19:18えーとね、まあとりあえず試験
19:24So, I'll get to the sample.
19:26Thank you so much.
19:30And now we're going to go to the sample.
19:33The sample of the sample results,
19:35the staff has a lot of color.
19:39But after the sample,
19:41it's quite a bit different.
19:45The sample is completely different,
19:47so we can see that a lot of color changes.
19:521番、2番、3番の羊が混ざっていたたたきは
19:55こんな感じに
19:59キツチを入れない里の土だけの4番は
20:04かなり白っぽくなった感じ
20:08強度を見る目安としてくすみさんが取り出したのが泥だんご
20:14実はこれ、土自体の強度を見る簡単な方法として
20:20事前に里の土と水だけで作った泥だんごなんです
20:25乾燥させたこの泥だんご
20:29どうしたら強度が分かるのかというと
20:32地面がコンクリートで
20:34おへそぐらいが1メートルぐらいなんですけど
20:36それぐらいから落として
20:38半分にパカッと割れるぐらいだったらまだ強度は大丈夫
20:41粉々になるとちょっと弱いなって気がするんですけど
20:43多分こっから落とすと粉々じゃないかな
20:46じゃあ1回落としますね
20:48さあ泥だんごはどうなる
20:51お、強い意外と
20:54普通にじゃあ淡路の土ぐらいは強度あるかも分からへんな
20:58割れるとこまで行かへんから
21:05そんなに弱くはないかな
21:07思ってたより
21:08ちょっと心配だったけど
21:11意外に里の土は強かったようです
21:14ではこちら
21:18土の配合を変えたたたきの方はどうでしょうか
21:22表面を手で触った感覚で硬さを見ます
21:30まあでも確かに表面だけだったらやっぱりこっちよりこっちよりも硬いのは硬いな
21:41この強度的に今回これだけでやっても一応は大丈夫です
21:48これよりももう少し強くしたかったら黄色土足した方が強くなるとは思うんですけど
21:53全然土としてはそもそも使えるだろうなと思ったんですが
21:57強度がどれぐらいなのかなっていう感じで使えると思います
22:00里の土の強度に問題はないみたい
22:04よかった
22:06かやぶきの家に一体どんな土間が作られるのか楽しみです
22:11よかったじゃん
22:13実際三浦さん今日はその泥団子がスタジオにあるんですよね
22:20はいそうなんです
22:21こちらが里の土で
22:23こちらが水と里の土で混ぜた泥団子になります
22:27なるほどなるほど
22:28はいはい
22:29こんなになんの
22:30混ぜるだけでなるそうです
22:33本当に割れないのかスタジオでも落としてみます
22:38割れないでしょこんなに硬かったら
22:40やってみてください
22:41いや割れないよ
22:42ローダー王ですよ
22:44割れないで硬いもんこれ
22:45でも水混ぜただけなんですよ
22:48割れないでしょ
22:50割れないよ
22:50割れないよ
22:51割れないよこれ
22:53割れない
22:54相当硬いもんね
22:55くすみさん的には色味をもう少し調整したいっていうことなので
23:00何か混ぜていい色にできないかと考えてくれてるそうです
23:03なんかグレーになってたもんね里の土で
23:06こっち側の淡い黄色っぽい方はなんかいい感じだよね
23:09活動的には良さそうだった
23:11はいご苦労様でございます
23:12ありがとうございます
23:13さあ次回なんでしょう
23:14はい次回は人類はこう作った古代接着剤の科学です
23:19古代より作られてきた接着剤
23:21ニカワ
23:22ヨーロッパ企画の石田さんが極寒の森で
23:25鹿の川からニカワ作りに挑戦すること6週間
23:29その驚きの接着能力とは
23:31楽しみだな
23:32極寒の森ってところにね
23:35あの泣き顔がもう分かるもの
23:38常に過酷ですから
23:39楽しみですね
23:40ごきげんよう
23:41TVer Huluで配信中
23:44お気に入り登録もお願いします
23:46ご視聴ありがとうございました

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