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00:00全国各地のふるさとで成長過程にある企業を見つけ出し頑張っている皆さんを応援しますふるさとの未来
00:11レス
00:14クッピンで生きていこう そんなん簡単じゃないけど
00:21つまついたってないだって私 一人じゃないんだ
00:28もう一度始めてみよう どこまで行けるだろう
00:36こんばんは今夜も始まりましたふるさとの未来です今夜も日本橋かぶと湾3階にありますブックラウンジカブルからお届けしていきます
01:01さて今夜はですね先週に引き続きここからさらに大きく発展するであろう街をご紹介する 進化するふるさとをお届けしていきます
01:10石川県の加賀市をお伝えしましたけど先週改めていかがでしたか
01:14私のふるさと石川県と私は田舎なものだと思ってたんですけどすごく先進的で頑張ってるところがたくさんあるんだなっていうのを知れて
01:23だからゆかちゃんも私も初めて聞いた単語が結構先週いくつか出てきたんだけどもう数年後にはきっと当たり前の単語になるんだろうなっていうその加賀でしょ今日も
01:33そうなんですその加賀について今度はこちらの角度からまとめていますVTRご覧ください
01:40今後大きく発展するであろう街をご紹介する 進化するふるさと
01:47今夜は先週に引き続き石川県加賀市をご紹介
01:52石川県加賀市は日本海と山々に育まれた歴史ある城下町というだけでなく
02:01オスのズワイガニであるカノオガニを筆頭に
02:08橋立て工で水揚げされる海産物 野菜 果物など季節ごとの味覚も充実している地域
02:18また伝統工芸品であるクタニ焼き
02:25高いろくろ技術を誇る山中漆器など
02:31ものづくりに長けた地域でもあり製造業を中心に産業が発展してきました
02:37そんな石川県加賀市は今国家戦略特区として大きく変貌を遂げようとしています
02:46国家戦略特区とは世界で一番ビジネスがしやすい環境を生み出すべく始まった政策で
02:55特定の地域に限り規制や制度を大幅に緩めた経済特区をいいます
03:012013年に国家戦略特別区域法が施行されてから現在までに
03:08ご覧の地域が国家戦略特区として認定されています
03:13石川県加賀市も2022年に国家戦略特区 デジタル田園健康特区に認定され
03:22新たな産業の創出に突き進んでいるのです
03:26そのきっかけとなった町の課題について
03:30加賀市宮本陸市長にお話を伺いました
03:36自治体としての一番最大の課題はやっぱり人口減少というのを
03:41私が就任した時にもうすでに人口消滅可能性都市になってましたので
03:46これを克服していくためにはどういう手段を取らなければいけないのか
03:51どういう戦略と戦術を描かなきゃいけないのかというのが頭のいっぱいでしたよね
03:55これまで観光とものづくりがうちの基幹産業だったんですよね
04:00でも新しく産業を作ったり新しく起業をしていく集団がたくさん増えてこないと
04:07人口減少に歯止めがかからないというのは
04:11現状に甘じていたのでは無理だと
04:13ちょうどたまたまその頃からですね
04:16第四次産業革命がこれから起こってくると
04:20人工知能とかIoTとかいろんなイノベーションが起こって
04:25産業構造は一挙に変わるだろうというふうに
04:28当時から実は言われてたんですね
04:29だから流れには絶対乗っていかないといけないということで
04:34先端技術の導入とですね
04:37あとは人材育成を大きな柱にして
04:42臨もうとしてきたわけです
04:44そんな熱い思いが実り
04:48国家戦略特区の認定を勝ち取った加賀氏は
04:51登録したドライバーが空き時間を利用して
04:55有償で乗客を運ぶことができるライドシェア事業や
04:59住民の利便性や安全性を高めるべく
05:04生体認証を活用した
05:06より先進的なデジタルサービスの運用を
05:09行っているだけでなく
05:11さまざまな企業と協定を結びながら
05:16先端技術を導入し
05:17魅力ある産業の集積地となるべく突き進んでいま新しい産業が創出することによって既存の産業もプラスになるというウインウインの関係になっていくという意味ではやっぱりいろんなことを挑戦できるしやすい場所だということをアピールするっていうのはすごい大事ですよねそういう環境づくりは我々の仕事だと思いますね
05:41もちろん新たな産業ばかりに目を向けているわけではありません
05:47石川県加賀市は3つの温泉を持つ国内有数の観光地でもあります
05:55ユニークなS字型をした人気の綾取橋をはじめ
06:01豊かな自然に囲まれているのが山中温泉
06:05メインストリートである湯気街道には多くのショップが集まっており
06:15日々観光客が行き交っています
06:18愛上を発祥の地としても知られ
06:27明治時代の共同浴場を復元した古草湯が有名な山城温泉は
06:34ヤタガラスが羽の傷を癒していたことで発見された温泉地なんだそう
06:41現在は高負荷価値なサービスが得られる旅館も点在しており
06:48加賀温泉郷の中で最も人気を誇っています
06:52そして縁結びの仏が祀られており
06:59可愛らしいハート型の絵馬も人気の愛禅寺があるのが
07:03片山津温泉
07:05柴山形をはじめとする大自然を眺めながら
07:11冥頭を堪能することができます
07:143つの温泉が共存する加賀温泉郷は
07:20ピーク時には年間およそ400万人の観光客を集めたといいます
07:26まさに観光業は加賀市の地場産業を牽引してきた存在だったのです
07:33しかし
07:35高度成長で旅行形態が変わって団体旅行から個人にシフトして景気がずっと低迷したことによって産業はかなり衰退をしてまたコロナになってもっと痛手を食ったという背景もありますので地元の観光業界の皆様方と一緒になって力を入れていきたいというふうに思ってます
08:00昨年の北陸新幹線延伸によりコロナ禍以前の水準まで観光客が戻りつつあるという状況の中
08:10加賀市が山中山城温泉に続いて建て直そうとしているのが片山津温泉です
08:17実は3つの温泉の中で最も新しい温泉地であるにもかかわらず
08:24最も廃業した旅館が多いのも片山津温泉なんだそう
08:29その理由を現在も片山津温泉で旅館を営む古藩の宿森本の森本康孝さんに伺いました
08:40片山津温泉というのは当時団体旅館というのがたくさんありまして
08:46毎日何十台ってバスが行き来するというのが当たり前だと思ってたんですけど
08:52時代の流れで団体でする旅行というのがだんだん減ってきて
08:59団体仕様の旅館さんというところが突然その個人のお客さんに変化していっても
09:06そんな簡単についていけることができなくなってしまって
09:11残念なことに廃業される旅館さんも何軒かありましたので
09:17100畳200畳の宴会場にお膳がずらっと並んで
09:21そこでお食事をしてもらうわけですから
09:24突然その例えば2人単位の個人のお客様になってくると
09:28じゃあどうやって食事出すんだとか
09:30じゃあただお部屋に運びますって言っても
09:34じゃあどうする誰がどうやってするんだとか
09:37団体のお客様をおもてなしするのと
09:40個人のお客様をおもてなしするのっていうのは
09:42同じことに見えますけど
09:45受け側としては全然やり方違うので
09:48それってやっぱりついてけなくなるんじゃないですかね
09:52大変だったと思います
09:53当時30軒以上あった旅館は今では8軒にまで減少
10:00そしてこの負の連鎖は
10:04片山津の街の様子をもあっという間に変えてしまったといいます
10:09たくさんの旅館があって
10:13そこで従事する方がたくさんおいでて
10:16もちろんそういう方がこの片山津の町内に
10:19お住まいになられてっていうのが基本だったんですけど
10:23やはりそういう旅館がなくなっちゃうと
10:25お勤め先もなくなっちゃうわけですから
10:28どうしてもだんだん人口が減っていくっていう中で
10:33どうしても街中にあるお店商店ですね
10:37飲食店であったり小売業であったり
10:39いろんなお店もだんだんだんだんとですね
10:41減っていくというところを目の当たりにして
10:46でもどうすることもできないっていう
10:50現実もありましたね
10:53だからどうしてももどかしい気持ちで
10:55過ごしてたのはその時期かと思います
10:59片山津温泉のメインストリートは
11:02現在シャッター通りとなってしまっており
11:06当時の盛り上がりを想像するのが難しいほどに
11:09息を潜めてしまっているのが現実
11:12そんな片山津温泉を復活させるべく
11:17加賀市はある取り組みを行うことを決めました
11:22この後、さびれてしまった温泉街復活に向けた
11:25加賀市の取り組みをご紹介
11:31石川県加賀市内の3つの温泉のうち
11:34行政としてもまだ支援が行き届いていなかったのが
11:38片山津温泉です
11:42そんな片山津温泉ににぎわいを復活させるべく
11:46加賀市はある取り組みを行うことに
11:49加賀市産業振興部
11:52国立商兵さんにお話を伺いました
11:55人通りという意味では厳しい状況になっているのかな
11:59というふうに思っております
12:00そういった意味でもぜひ私たちも一緒になって
12:04盛り上げたいなというふうに思っているところでして
12:07これからぜひ新たに一緒に盛り上げてくれる事業者の方々を
12:12募集していきたいというふうに思っています
12:15空き店舗を回収して飲食店
12:18小売店
12:19そういったお店に出ていただける
12:23そのアイデアを募集するコンペを実施したいなと思っています
12:28最大500万円の助成金という形で
12:31回収費ですとか建物の購入費ですとか
12:34設備費ですとか
12:36そういったものに当てていただける費用として考えております
12:39さらに
12:422店舗分の特に小売りで使っていただけそうなスペース
12:47貸しスペースとして今準備をしているところです
12:52新たにお店をしたいんだけれども
12:55また計画中の段階で
12:57今後どうやっていこうかというのを考えていらっしゃる方向けに
13:01スペースを提供していく
13:03賑わいの拠点としつつ
13:05お店の創出
13:06創業のためのきっかけとして
13:09使っていただけるようなチャレンジショップとして
13:122区画を提供する予定です
13:14チャレンジしたい方に向けた貸しスペースはすでに完成
13:19これらのスペースがどのように使われ
13:23どのような効果を街にもたらすのか楽しみになりますね
13:27一連の市の取り組みに対し
13:31片山津温泉観光協会金子達郎会長は
13:36非常にありがたく思っております
13:42今まで地元のものだけでいろいろチャレンジショップもやってきましたが
13:45それでもやっぱりダメだったんで
13:47ちょっと都会の方からの新しい風も入れるような形も含めて
13:53この1年のうちに少なくとも私は10店舗ぐらい
13:57オープンさせていただいて
13:591つの面1つの通りをまず作ってしまって
14:05ここちょっと蘇ったんじゃないということを
14:08地元の人の方々に見ていただければ
14:12勇気を与えられるんじゃないかなと思っています
14:15だからバラバラになるんじゃなくて
14:18もう一歩の線そこに集中してですね
14:22街づくり、店づくりをやっていきたいと思っております
14:27実はここ数年
14:30片山津温泉にお店を構える若い人たちが増えてきており
14:35巻き返しへの下準備は着々と進んでいるようです
14:44また、古藩の宿森本をはじめとする
14:47片山津温泉の旅館同士だけでなく
14:493つの温泉の関係性にも
14:52大きな変化があったといいます
14:54情報の流通がなかった時代から比べると
15:00真逆でいろんな情報を共有してやってますし
15:05それはいいことかなというふうに思ってます
15:08全然その趣の違う温泉が
15:11このちっちゃい市の中に3つもあるんですよね
15:15そんなところって全国探しても珍しい
15:20結局団体旅行が主だった頃は
15:24やっぱりお客さんを取り合いするんですよ
15:26っていう環境があったみたいです
15:28でも今もそんな時代じゃないし
15:30歩幅合わせて一緒に
15:33河岸温泉協として売って出ましょうと
15:36いうような意識に変わってますし
15:40三温泉が一緒になってやることで
15:44それなりの効果が期待できるんじゃないか
15:48っていうふうに思ってます
15:50それも市役所さんと歩幅合わせて
15:56連携してやれる今環境になったので
15:59本当に楽しみにしています
16:03片山津温泉のメインストリートに
16:08にぎわいが戻るその時まで
16:09番組では注目し続けていきます
16:12この後観光業復活へ向けた
16:18石川県加賀市の思いを伺います
16:20今夜は石川県加賀市役所から
16:25制作企画部企画課プロモーション室室長
16:29三浦美智子さんにお越しいただきました
16:30どうぞよろしくお願いします
16:31よろしくお願いいたします
16:32今日はありがとうございます
16:33こちらこそいろいろ聞かせてください
16:35三浦さんは加賀っ子
16:37そうです
16:38奇水の
16:39奇水の加賀っ子なんですけれども
16:41長く加賀を離れてまして
16:43四半世紀ぶりに加賀市にUターンした
16:45そんな感じです
16:47その時の景色ってどうでした
16:49やっぱりその街全体が
16:51古い建物が目につくようになってしまったりですとか
16:54結構街に行くと
16:55自分たちの子供時代の頃は人がいて
16:58よく遊んでた印象があるんですけれども
17:00ちょっとそういう姿が減っちゃったかなっていう
17:03それは人口が減ったっていうのは
17:07この街に行っても仕事がないから出ちゃおう
17:09って方が多くなっちゃったってことですか
17:11日本全体の人口が減っていく中で
17:14加賀も例外ではなくて
17:16いわゆる石川県の中でも
17:18中心部の方に少し人口動態がいったりとか
17:22そういうことはあるかなと思います
17:25それこそ街の活性化っていう意味で
17:27やっぱり観光業っていうのは相当
17:29加賀市にとってそれからこの温泉協力で大きいものですか
17:323つも温泉がありますし
17:34やはりそこに従事されている方も非常に多いので
17:38大事な産業だと考えてます
17:40その中で山中温泉と山城温泉に関しては
17:43どういうこれまで取り組みをしてきた
17:45そうですね
17:46例えば山中温泉の方は
17:49メインストリートの湯気街道っていうところに
17:52素敵なお店をギュッと集めて
17:54観光客の方ですとか
17:56あとは学生さんたちが卒業旅行に来てくれたりとか
17:59そんな感じで魅力発信っていうのは
18:02やってきたかなとは思っています
18:03山城温泉の方はいわゆるリッチな温泉とか
18:07そして豪華な温泉とか
18:09そういうものでたくさんの観光客さんに来てくださってますし
18:13そういうっていう町の温泉を復興させて
18:17中心部にシンボライズされる形で設置しましたので
18:21そういった形の魅力発信をやってきている温泉じゃないかなと思ってます
18:26片山津温泉はまたどういった思いが今ありますか
18:31実はですね私片山津温泉のエリアの出身者でして
18:36さっき見ていただいた通りは
18:38私がそれこそ子供時代は毎日そこを通って
18:42通学してたんですけど
18:44レコードショップがあったりとか
18:46本屋さんがあったりとか
18:48喫茶店があったりとかすごく人気があって盛り上がってたんです
18:52なのでそこを復活させるように
18:54エネルギーをギュッとしていくのはすごくいいなと思ってます
18:58でも今やってらっしゃる取り組みとかは
19:01効果を生み出すための努力ですけど
19:05ありそうですかね
19:06そうですね
19:07確実にそこにやっぱり応募も増えてきてますし
19:11町の人がそこににぎわいを作ろうっていう形で
19:16一体化して応援しだしてるっていうところも
19:18すごく意味があるかなと思っているので
19:20この調子でどんどんにぎわっていけばいいかなと思ってます
19:24観光業の復活がもたらす加賀の復活っていうのは大きそうですね
19:30そうですね
19:30やっぱり観光業だけではないんですけれども
19:33主観産業でもありますし
19:36やっぱり日本の文化とも関わる温泉っていうところは
19:41すごく発信をしてもっと人を呼び込みたいなと思ってます
19:45どういう風景にまた変わっていくのか
19:49本当楽しみです
19:50また続きをご報告できればと思いますので
19:52ご期待です
19:53よろしくお願いします
19:55どうもありがとうございました
19:56この番組では日本全国のふるさとで
20:01まさに成長中の企業に関する情報を募集しています
20:05新しいビジネスにチャレンジしていたり
20:07これから新しいことを始めるという方は
20:09ぜひ番組のホームページまで情報を寄せください
20:11お待ちしています
20:22今日を見てもう一度どこかで
20:26めぐり会えるとしたら
20:29遠く笑っていられますように
20:34本当の気持ち
20:37確かめたなら
20:39変わる
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20:46見てね
20:47ご視聴ありがとうございました
20:47ご視聴ありがとうございました