Nami Uraraka ni, Meoto Biyori EP 2 [RAW] ISOLATED VOICEa5

Flame By Flame

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Transcript

00:00時は昭和11年春夏美は海軍中尉江端滝政に嫁ぎますが結婚式は急な訓練ですっぽかされ2週間後に初対面した時も無表情で何を考えているのかさっぱりわからない

00:24そんな滝政に夏美は戸惑うばかりでしたしかし少しずつ

00:31少しずつ私たちは距離を縮めることの方が先です彼の優しさを感じるのでしたしかし滝政はまたすぐに軍の仕事で行ってしまいますそれから2ヶ月がたち

00:45初夏も近づくある日もことでもですありがとうございます

00:54えっ

01:02あそって

01:11技様肌から

01:15We need to go with a new date.

01:18It is not a good one.

01:19You can't go with a new date.

01:21No.

01:22I need to go with a new date.

01:25My name is Kiko.

01:28My name is Kiko.

01:30I'm a little more like Moa.

01:32I don't think I'm going to be a new date.

01:35Moa is a modern girl.

01:42滝政様に会うだけでも緊張するのに、この格好をどう思われるか。

02:12ありがとうございます。

04:12Yes.

04:13Yes.

04:14Yes.

04:16Yes.

04:17Yes.

04:18Yes.

04:19Yes.

04:20Yes.

04:21Yes.

04:27Yes.

04:28Yes.

04:29Yes.

04:30Yes.

04:31Yes.

04:32Yes.

04:33Yes.

04:38Yes.

04:39Yes.

04:40Yes.

04:41Yes.

04:42Yes.

04:43My heart, it's a cream cheese?

04:48Yes.

04:49Yes.

04:57Yes.

05:00Oh, no, no, no, no, no, no, no, no.

05:30Oh, no, no, no, no, no, no, no, no.

06:00大丈夫でした?

06:02はい、大丈夫です。

06:05では、行きましょう。

06:11びっくりして手をぶつけて、本当はちょっと痛い。

06:17あの、夏美さん。

06:20はい。

06:22その服、もしかして手紙に書いてあった?

06:26はい。

06:28育子さんと買いに行った服です。

06:29覚えていてくださったんですね。

06:35足、結構出てる。

06:39スカー。

06:41え?

06:42いえ、行きましょう。

06:46どうしたんだろう、滝政様。

06:49スカー?

06:52スカー?

06:54スカートの丈が短い!

06:56海軍の嫁として不詳しくない!

06:57スカーの丈が短い!

07:00あっ!

07:01おまかさま!

07:06やはり、スカートになりますか?

07:09え?

07:12ああ、行きましょう。

07:15やっぱり、ふさわしくないんだ!

07:17どうしよう。

07:18どうしよう。

07:19えぇー。

07:22いい眺めですね。

07:24もっと海の近くに行っても。

07:26どうぞ。

07:27もっと海の近くに行っても。

07:30どうぞ。

07:37滝政様。

07:39海、きれいですね。

07:40ふぅん。

07:41ふぅん。

07:42ふぅん。

07:43毎日、飽きるほど見ていたから気づかなかった。

07:47海って、ほんとはこんなにもきれいなんだな。

07:53あれは、滝政様の乗ってる船ですか?

07:57こっからは、見えないはず。

08:04こっからは、見えないはず。

08:22大丈夫ですか?

08:24問題ありません。

08:34これ、羽織ってください。

08:39急に、どうされたんですか?

08:42どうって。

08:43スカートが風でめくれそうで、気に寒いからです。

08:51お借りします。

08:54砥石。

08:56本音を言えば。

08:57その。

08:58気になるんです。

09:03スカートが。

09:04?

09:09I mean...

09:12?

09:15?

09:17?

09:20?

09:21?

09:22?

09:23?

09:24?

09:25?

09:26?

09:28?

09:29?

09:30?

09:33?

09:34?

09:36?

09:38?

09:40?

09:42?

09:44?

09:46?

09:48?

09:50?

09:52?

09:54?

09:56?

09:58?

10:00?

10:02?

10:03誰でも

10:05そのようなことを簡単に女性が言うのはいかがのものかと

10:10簡単じゃないですよ

10:11私すごく勇気を出して言ったんです

10:15そんなことで勇気を出さなくても

10:16最初に変なこと言ったのは滝武蔵様ですよ

10:18俺はただ

10:19夏美さんに嘘をつきたくなかっただけで

10:23やっぱり

10:27着替えます

10:29そりゃダメだ

10:31せっかく可愛く

10:33I don't think I'm surprised at the same time.

10:46I'm surprised when I'm wearing a white shirt.

10:49I'm surprised.

10:51It was...

10:55It was so cool.

10:58What?

11:03What?

11:04The card...

11:12Please.

11:24Please.

11:28It's beautiful.

11:45Sorry, I've been waiting for you.

11:47Yes, did you do it?

11:49Yes, it was good for you.

11:51Thank you very much.

11:58Oh, I'm going to be able to do it.

12:03Yes, I'm going to be late.

12:08But I'm still going to sleep.

12:11Yes, do you want to be able to do it?

12:15How do you...

12:18It's the same way.

12:20It's the same way.

12:23How do I do it?

12:26I'm ready.

12:28I'm ready.

12:30Yes!

12:31You can see it.

12:33You can see it.

12:37Yes!

12:38What did you do?

12:40What did you do?

12:42No, please.

12:45What?

12:47It's beautiful.

12:50What does it do?

12:53It was beautiful.

12:55I just wanted to see what the plane had from the ocean.

12:59You know, I just wanted to watch a plane and the plane.

13:01It's a train.

13:03It's a matter of fact.

13:05いいえ、仕事ですよ。転足という、星や太陽から船の位置を割り出す仕事だって。

13:13あ、アム!待ってください。それを私が聞いてもいいのでしょうか?軍事機密では。

13:21大丈夫ですよ。商船でもしていることですから。

13:26笑った。

13:33星で船の位置がわかるなんて、不思議です。

13:40六分儀という道具を使えば計算で割り出せます。

13:45海洋に出ると一面空と海なので、目印に天体を使うんです。

13:53以前は、転足の時は何とも思わなかった。

14:00この星空を夏美さんに見せたいと思ったら興味が湧いて。

14:06とは、言えん。

14:10一面、星空で迫力があります。

14:16何だか楽しそうなお仕事ですね。

14:23ははは。

14:25えっと、夏美さんは?普段何を?

14:30私は、掃除や洗濯や家事全般を。

14:35なるほど。家事は大変ではありませんか?

14:39いえ、実家でもしていたので、母様や姉様たちに教えてもらって。

14:46確か、夏美さんは四姉妹の三女でしたよね。

14:51はい。

14:52長女の春江お姉さんはしっかり者でとても賢くて、

14:55次女の秋名お姉さんはおしゃれで百貨店の店員でした。

14:58妹の冬子ちゃんは明るくて可愛くて。

15:01女学校にお友達がたくさんいて。

15:04みんな私の自慢の。

15:08ん?

15:12自慢の。

15:14姉妹。

15:19はい。あの。

15:21春江お姉さんはお婿さんをとって父の会社を手伝って。

15:27で、あの。

15:30私の家族の話ばかりでは楽しくないですよね。

15:34えっと。

15:35ごめんませんよ。

15:37鈴木をどうぞ。

15:39あ。

15:42では。

15:44えっと。

15:46秋名お姉さんは、結婚して仕事を辞め…

15:53たんですが。

15:57夏美さん?

15:59どうしたんですか?

16:01あの、その、そんなに見られると、恥ずかしいので。

16:10…

16:11そう。

16:12あっ。

16:13そう。

16:14なるほど。

16:15そう。

16:17わかりました。

16:19見ないので、その代わりと言っては変ですが、その。

16:23I'm sorry to say that, but...

16:30Can I touch you?

16:37If it's not, I'll be able to go closer to the next time.

16:53Thank you so much.

18:23夏実さん?

18:33夏実さん!

18:35夏実さん?

18:47I'm waiting for you to come to see the other person who is waiting for you.

18:51It's been a long time since夏美ちゃん.

18:53I've been in a while while my girlfriend has been in a while.

18:59It's been a long time.

19:01I'm so sorry.

19:17私、滝政様ととうとう接吻を…

19:28夏美さん、目が覚めたんですね。

19:35大丈夫ですか?

19:37昨夜は調子に乗ってすみませんでした。

19:42私こそ気がついたら寝てしまっていてすみませんでした。

19:47いえ、あれは多分酸欠です。なので俺のせいです。

19:51酸欠…

19:54だから次からは鼻で呼吸を…

19:57次からは鼻で呼吸を…

20:01ああ…

20:07朝から話すことじゃ…

20:10よかったですね。

20:14着替えましょうか。

20:19今日ですが、旅館の女将におすすめの神社や観光地を聞いたので、足を伸ばしてみましょう。

20:25ああ…

20:26ああ…

20:31ああ…

20:32ああ…

20:33ああ…

20:34ああ…

20:35ああ…

20:36ああ…

20:38ああ…

20:39あと、おすすめの神どころもいきましょう。

20:40I'll go to the store.

20:42What is the store?

20:44It's from the temple from the church.

20:49There's also a sign here.

20:51There's a sign here.

20:53I'm going to eat this.

20:56Can you eat it?

20:59The sweet things are...

21:10江花様はいどうぞ失礼します先ほど軍から使いの方が今一瞬で顔つきが変わったすみませんなずみさん急な呼び出しで船に戻ることになりましたおそらくそのまま出航します

21:40申し訳ないのですがいいえ

21:46お気をつけていってらっしゃいませありがとうございます

21:57仕方がない仕事なんだから当然のこと

22:02昨日一晩一緒に過ごせたじゃないそれで十分

22:15他の奥様方が一人の時間どうしてるのかないくこさんからは実家に帰る人もいるって聞いたし一度気分転換に帰ろうかな

22:45でも滝政様いつ帰ってくるかわからないし

22:55一度しか言わないからよく聞いたよこのままで

23:01練習後 8月24日

23:04横須賀に帰港します

23:07それって軍事

23:09絶対誰にも言わないように

23:15一週間後夏美は実家にやってきました

23:31のっちゃん

23:35久しぶり冬ちゃんだなどうしたの急に

23:39たき

23:41旦那様が一度実家に帰ってもいいよって

23:45ねえ旦那様ってどんな人かっこいい

23:49えっと

23:51冬ちゃん家の前で騒いでまた奥様たちの子事寄れるよ

23:56えへっ母様たちには黙っといてね

23:59カバンありがとう

24:01はい

24:09父の会社の方でしょうか

24:11初めまして

24:12久しぶり

24:14えっ

24:15尋常小学校以来

24:17かな

24:22夏美ちゃん

24:26ただいまーおかえりー

24:31あっあっ

24:33奥様

24:34うん

24:35確認してください

24:36あらもうできたのさすがねー

24:39夏美おかえり

24:41ただいま

24:42うん

24:43さくら

24:45うん

24:46春江さん

24:47うん

24:48これ頼まれてたものです

24:50わー

24:52早くて助かるわー

24:54瀬田純太郎って本当にあの瀬田くん

24:58お母さん外で遊びに行ってもいい?

25:00いいわよ

25:01ねえ

25:02気をつけなさいよ

25:03はい

25:04ああ

25:05また破いた

25:07夏美ちゃんにすっかり忘れられてるとはな

25:12覚えてるよ

25:15るよ

25:16あ

25:17ただ

25:18虫や蛇を持って追いかけてきたり

25:21あ

25:22私の本を取ったり

25:24変なあだ名で呼んだり

25:26あの頃の印象が強くて

25:28今と全く違うから

25:30あの頃は

25:32本当に申し訳なかった

25:37ガキの頃のことって結構覚えてるもんなんだな

25:40あだ名とか

25:42もう忘れてるかと

25:45ずっとそう呼ばれてたし

25:48あ

25:50そういえば

25:51もう急性で呼ぶわけにはいかないし

25:53思わず下の名前で呼んだければよかった?

25:55あ

25:56たぶん

25:57大丈夫かな

25:59俺が夏みかんってからかってるの奥様に聞かれたことがあって

26:06夏みかん?

26:09あ

26:10あれは怒られると思ったなあ

26:13いつもうちの娘と遊んでくれてありがとね

26:16夏みかんが好きならもらえ物がたくさんあるから持って帰ってちょうだい

26:20って書いてちょうだい

26:21まさか

26:22僕さも本気でそう思ってるなんて驚いたよ

26:26懐かしい

26:27そんなこともあったね

26:33夏み

26:34夕飯の支度手伝って

26:36はい

26:37せたくんも食べていくでしょ

26:38はい

26:39いつもありがとうございます

26:40もちろん

26:41わーきれいになった

26:43じゃあその間双子たちと遊んできますね

26:46ありがとう

26:47助かるわ

26:48皮肉だな

26:55三好が変わったから名前で呼べるようになるなんて

27:01おやおやおや

27:03このキザ男

27:06あっ

27:08もしや夏みのことを

27:10あっ

27:12せーの

27:13いただきまーす

27:16この雰囲気

27:18懐かしいな

27:22お父さんの夏みに会いたかったと思うわ

27:25仕事で大阪だっけ

27:27そう

27:28明後日には帰ってくると思うけどそれまでいられる?

27:31えっ

27:33そんなに家を開けて旦那さんは大丈夫なの?

27:35滝

27:36旦那様は仕事でしばらく家を開けるから

27:43しばらくって?

27:44えっ

27:46絶対

27:48誰にも言わないように

27:50軍事機密で家族にも教えられないな

27:54えっ何それ

27:55いつ帰ってくるか分からない人を一人で待ってるってこと?

27:59うん

28:00待った冬ちゃん

28:01そう

28:02ね

28:03決めた人なのね

28:04なっちゃんかわいそう

28:05やめな冬ちゃん

28:06お国のために働いてる人に言っていいことじゃない

28:10でもそんなの寂しすぎるよ

28:12滝政様は最大限気にかけてくれる

28:16優しくしてくれる

28:17だから私は

28:19かわいそうじゃないし寂しくなんてない

28:25だめ

28:27昨日は失敗したなぁ

28:43みんなに心配かけたかな

28:45夏美ちゃん

28:47今いい?

28:52おいで

28:53うん

28:54冬ちゃん

28:55お帰りなさい

28:56昨日はごめんなさい

28:59女学校の帰り道

29:01世田君から海軍さんの仕事聞いて

29:04何も知らないのに冷たい人なんて言って

29:07ごめん

29:11謝らないで

29:13寂しいっていうのは

29:17ちょっと図星だったから

29:18だから

29:19あのね

29:20それなら提案があるんだけど

29:27はいみんな集まって

29:29えぇー

29:30私今忙しいんだけど

29:33仕事で出かける旦那さんに

29:34なっちゃんは遠慮して何も言わないでしょ

29:37なので

29:38みんなで甘い方を考えようの会議を始めます

29:41はぁー

29:44忙しいんだけどね

29:45いいじゃない楽しそうよ

29:47第一

29:49夫婦のことに口を出すべきではないわ

29:51参考にしてもらうだけです

29:53冬ちゃん私は別に

29:55付き合ってあげて夏美ちゃん

29:57あの子なりに一生懸命考えたんだから

29:59なっちゃんこっち

30:00うん

30:02いきなり甘えるのは難しいと思う

30:05だから例えば

30:08アイスクリーム食べたいな

30:11って簡単なお願いが

30:13食べに行こうね

30:14仕方ないわね

30:16もうなんか子供扱いされてる気がする

30:20次はなっちゃんがせたく相手に言うんだからね

30:23用意

30:25はい

30:26あっ

30:28アイスクリーム食べたいです

30:30食べたいな

30:31敬語じゃないのが重要なの

30:36食べたいな

30:39もちろん

30:42はい

30:432人ともどうだった?

30:45うん

30:46いいんじゃない

30:47でも

30:48滝政様の答えは違う気が

30:51問題ありません

30:52問題ありません

30:53問題ありません

30:54はい

30:56ああ

30:57あの滝政様の口癖みたいな

31:02じゃあ次は晴れね

31:04妻は夫を支えるものね夫に甘えるものではないわ

31:09なにそれ

31:11それならお母さんが初心者向け教えてあげる

31:15え?はい

31:16うふふふ

31:19まずは伏し目がちになってあまり下を向かないように

31:25殿方の裾や袖をつかんで

31:29人差し指と親指で優しくよ

31:31そう

31:32あ、せっかくいいかしら?

31:33うん

31:34はい

31:35こう

31:36そうそう

31:37ゆっくり見上げて

31:40首をかしげて

31:43しっかり目を見て

31:45え?

31:48滝政様

31:49名前呼ぶのいいわね

31:54本当に

31:55でも照れるよ

31:57何何言うの

31:58どうだった?

32:00今のは良かったと思いますよ

32:03こういうな男弱いですから

32:06そうよね

32:08滝政様だ

32:09俺ちょっと不良に

32:11どうだった?

32:13え?

32:14どういう気持ち?

32:18はぁ…

32:23あと2ヶ月は他に上がらないのか

32:25上陸したらなじみのレシ連れてってあげるから

32:29レシというのは病庭のことです

32:32深見さんのインチ呼んでくださいよ

32:34インチというのはなじみの芸者のことです

32:37俺にインチはいないよ

32:38え?何でですか?

32:40なぁ…

32:41面倒だからね

32:44じゃね

32:45はい

32:47今からエスプレイの話なんて

32:49随分気が早い

32:50エスプレイというのは芸者遊びのことです

32:54まあこういう話は大きな声では言いづらいですから

32:57インゴがたくさんあるんですね

33:00今頃夏実さんは実家に帰省している頃だろうか?

33:08焦點

33:11ウキウキですねー

33:13…IXker

33:14深見

33:16嫌だねえ仕事人間だったのに

33:17娘をもらった途端浮かれるの

33:19You are the one.

33:20I'm sorry.

33:21You are the one.

33:22What's your name?

33:23Who is this?

33:24What's this?

33:25What?

33:26What's this?

33:27What?

33:32What's this?

33:33Why don't you let me play?

33:36What would you do when I talk to you?

33:38Would you give me a gift?

33:41No.

33:42What if you like, you don't have a gift like this?

33:45What?

33:46It's important to me.

33:48I was just thinking about my wife and my husband,

33:53that she had a lot of men in the middle of my life.

33:56What?

33:58I'm not a bad guy.

34:02You're nervous.

34:03I'm not an old man.

34:05You're not an old man.

34:07You're a bad guy.

34:09You're a stupid guy.

34:11You're a bad guy.

34:13セタ君。

34:16今日はありがとう。

34:19いや、いつまでここにいる予定?

34:22明日戻ってきた父様に挨拶したら帰ろうと思ってる。

34:26じゃあ、しばらく会えないね。

34:29次は滝政様と一緒に来るね。

34:33うん。

34:36夏美ちゃんってさ、旦那様のこと好きだよな。

34:43な、いや、私、す、とかじゃなくて、そう、尊敬を。

34:54ゆでだこみたいになってるけど大丈夫。

34:59だって、急に変なこと言うから、セタ君優しくなったと思ってるけど、意地悪言わないで。

35:05猫ぐらい当然被るよ。

35:08雇い主の家だもん。

35:10そんな…

35:12相変わらずだね、夏美ちゃん。

35:16それから…

35:20綺麗になった。

35:24じゃあ、元気でな、夏美ちゃん。

35:29セタ君も。

35:32うん。

35:35二ヶ月が過ぎた夏の終わり頃、水泳女子で初めて表彰台の頂点に立ち、世間は湧き立ちました。

35:48そしていよいよ、滝政が横須賀に上陸する8月24日になりました。

36:01せっかくだし奥さんとご挨拶したいなと思って。

36:03待ちきれなくて。

36:05夏美さんまさか⁉滝政様にご相談したいことがありまして滝政妄想が暴走してる。

36:18おっ、エヴァター!

36:21待ちに待った上陸なのになんで怖い顔してるの?

36:24いつもどおりだ。

36:27奥さん怖がるよ。

36:34だからいつもどおりだって言ってるだろ。

36:36奥さんってまだ急性使ってるの?

36:37そんなわけないだろ。

36:38奥さんって可愛いな。それとも綺麗?

36:40なんでついてくんだよ。

36:42お前の時間こっちじゃないだろ。早く帰れよ。

36:44なんでってそりゃあね。

36:47せっかくだし奥さんとご挨拶したいなと思って。

36:50面白そうだからって顔に書いてやるぞ。

36:55ちょっと待てよ。

36:57奥さんさーん!

36:59おぉ!

37:00あれ、おぎくちゃんと久桃ちゃんだよね?

37:03逆逆!

37:04逆ですよ!

37:05どうしたのこのところで?

37:07お姉さんたちにお疲れ頼まれて。

37:09またお座敷に呼んでほしいです。

37:11呼ぶに決まってるさ。

37:13芸者の見習い。いわゆる半玉ちゃんたちですね。

37:17本当の気持ちはわかんないよ。

37:19深見さんは?

37:20お一人でどうされたんですか?

37:22いや、僕は一人じゃん。

37:24逃げられたか。

37:28お主人みたいに花でも送ったら?

37:31大事だよ、気遣え。

37:39花屋に来ては見たものの、

37:42どうしていいかわからない、滝政です。

37:46いらっしゃいませ。

37:48何かお探しですか?

37:49何かお探しですか?

37:50ああ。

37:51いやあ。

37:53あの。

37:54花。

37:55日本男児たるもの。

37:57そんな軽薄のことできるか!

38:02道を教えていただきたく。

38:03あっ。

38:04あっ。

38:05あっ。

38:06あっ。

38:07はい。

38:08えっ。

38:09どこの道を?

38:10ああ。

38:14えっと。

38:16えっと。

38:17えっと。

38:19どう。

38:24えっと。

38:26くっそ。

38:29時間を無駄にした。

38:31あっ。

38:33あっ。

38:35あっ。

38:36夏美さん。

38:38滝政さんは、お帰りのすみません。

38:41帰りました。

38:43わざわざ外で待っていたんですか?

38:45今にやけていた気がする。

38:48待ちきれなくて。

38:51ふぬけた顔なんて見せられない。

38:54どうしたのかな。

38:56険しい顔して。

38:58お疲れなのかな。

39:01中に入りましょう。

39:03はい。

39:11やっぱり様子がおかしい。

39:23でも、どうやって声をかければ。

39:26えっ。

39:36見上げて。

39:38ゆっくり見上げて。

39:40首をかしげて。

39:42首をかしげて。

39:43首をかしげて。

39:45あっ。

39:46あっ。

39:47あっ。

39:48どうしよう。

39:49緊張してうまくできない。

39:51なっ。

39:52なんだその思わせぶりな仕草は。

39:55あっ。

39:59いや、落ち着け。

40:01俺。

40:06なつみさん。

40:07はい。

40:09そこを。

40:12探検さげてて危ないので。

40:14話してください。

40:15あっ。

40:17すみません。

40:18そうですよね。

40:19いえ。

40:20大丈夫です。

40:26急にどうしたんですか。

40:28あっ。

40:29実家で母たちにいろいろ教わって。

40:32なるほど。

40:36まあ。

40:37俺としてはまた知ってもらって。

40:39せたくん相手ならうまくできたんですが。

40:44せたくん?

40:49えっ。

40:50えっ。

40:51えっと。

40:52せっ。

40:53せた。

40:54くん。

40:56えっ。

40:57えっ。

40:58えっ。

40:59えっ。

41:00えっ。

41:01えっ。

41:02えっ。

41:03えっ。

41:04えっ。

41:05えっ。

41:06嬉しい。

41:36夏美さん、まさか?

41:38滝政、妄想が暴走してる。

41:42夕飯の準備をしますね。滝政様はゆっくりされてください。

41:46こいつはどこの誰だ?

41:56実は幼い頃から思い合っていた、とか?

42:06そして久しぶりに会って…

42:10手料理とか…

42:13あるいは…

42:15俺は膝枕なんてしてもらったことないのに!

42:19いや…

42:21妄想だから、滝政。

42:25えっ?

42:28どうかされました?

42:29えっ? あ、いや、えっと…

42:33ああ、今日はかっぽいなんですね。

42:37あ、はい。お着物が汚れたら困るので。

42:41あ、ポケットに波の刺繍入れてみました。

42:45ほんとだ。奇妙なもので。

42:47刺繍は子供の頃から好きだったんです。

42:50こういう時って褒めた方が…

42:53いいよな。

42:56あ、あの…

42:58あの…

43:02問題ありません。

43:07それならよかったです。

43:10あ、しまった。お鍋を火にかけたままでした。

43:13あ、ご飯も少しお待ちください。

43:15毎日一緒に過ごせば、他の男の陰に悩まずに済むんだろうな。

43:30お味はどうですか?

43:32うん、問題ありません。

43:36うまいっていいよ。

43:38滝政。

43:40あの…

43:45滝政様にご相談したいことがありまして。

43:49え、それって…

43:52実は昔からお慕いしてる方がいまして。

43:57滝政、しつこい!

44:03はい。

44:06何を?

44:09あの…ですね。

44:15お母様のお料理には、どうやったら近づけますか?

44:21母。

44:25はい。

44:26亡くなったご両親のこと、お話しされないので、悩んだんですが、でも大切なことなので。

44:36あ、そういうことですか。

44:38あ、母は病弱だったので、薄味を好みました。

44:45あ、それならもっと…。

44:49でも、子供ながらに物足りなかったので。

44:54俺には、夏美さんの料理が一番口に合います。

44:58俺のみ…。

45:00です。

45:09それ…。

45:10なら…。

45:11よかったです。

45:15あの、関谷の家では、お砂糖を控えめにしているんです。

45:19先日、実家でコツを教わりまして。

45:22実家…。

45:25あの…。

45:27ご、ご実家では、その…。

45:30その…。

45:31せっ…。

45:33せっ…。

45:34せっ…。

45:35せっ…。

45:36せっ…。

45:37せっ…。

45:38せっ…。

45:40盛大にゆっくりできましたか。

45:43はい。

45:45おかげさまでゆっくりできました。

45:48それはよかった。

45:50皆さん、お元気でしたか?

45:53はい。

45:54みんな変わらず元気でしたよ。

45:56あ、父が滝政様に一度顔を見せて欲しいということで、

45:59顔を見せて欲しいと言っていました。

46:03めいっこちゃん達も元気いっぱいで、それから冬ちゃんと瀬田君が…

46:08その…その…

46:12何とか君は…

46:15幼馴染?

46:18はい。

46:20昔からいじめっ子なところがあって、先日も…

46:24旦那様のこと好きだよな。

46:28嫌だ、思い出しちゃった。

46:31もう、彼のこと、いいじゃないですか。

46:35なぜ赤くなる…

46:39まさか本当に…

46:44いや…そんなまさか…

46:48食事が終わったら、すぐに風呂に入るので準備をしてください。

47:00夏美さんもすぐに入ってください。

47:03えっ?あ…はい。

47:08今夜…

47:10初夜を最後までします。

47:13えっ?

47:15えっ?

47:25ねぇ…

47:26言いかけた…

47:28昨日のごめんも…

47:30頼りが色ない合図打ちも…

47:32裏側で泣いてる…

47:34I love you, yeah…

47:36気にして泣いて嘘を預けたけど

47:39たまに胸騒ぐのも分かってよ

47:42月が募ってローラーコースター

47:44回って揺れて落ちて君に届くかな

47:47今夜の恋もよう流れる星…

47:52吉森文子です。

47:53私は手伝いに来ただけですから。

47:55麗しい。

47:57滝政様にの子供がいたらって想像しちゃいました。

48:00それって…

48:02何の長久?

48:04話せばちゃんと受け止めてくれるわ。

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