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00:00You've done this again, isn't it?
00:06You don't have to worry about it.
00:09Fortunately, Atsuko is a good person.
00:13I'd like to thank you for this.
00:16Hey, that's...
00:19Okay.
00:30I'm sorry.
00:40I'm sorry.
00:42I'm sorry.
00:44I'm sorry.
00:46I'm sorry.
00:48I don't know.
00:50I've been here.
00:52I've been here.
00:54I've been here.
00:56I've been here today.
00:58We've had...
01:00I'm suddenly...
01:02I've been here to talk to you.
01:04You've been here?
01:06I haven't seen you.
01:08I've been here.
01:10I was in the garden a lot.
01:12I've been here...
01:14I've been here to talk to you.
01:16What did you call it?
01:18I've been here...
01:20I'm here...
01:22I...
01:24I think now, I'm going to be the boss and I'm working on my job.
01:29Can I ask you Atsuko?
01:32You're a good guy.
01:34No, no.
01:36You're a good guy for a man.
01:37I'm going to lose a lot of attention.
01:42I'm going to lose a lot of money.
01:45I'm going to lose a lot of money.
01:48You're not going to lose a lot.
01:50I'm not going to lose a lot.
01:52油断ってのは何だい?
01:54なんで僕たちが君に警戒されなきゃいかんのだ?
01:57ですが、あれは…
01:59僕が子供の頃遊んだ村の景色のことは…
02:03知っていることと分かることは別なんだよ
02:06この場合、僕が知っていたのは鳥口君が
02:09福井県鬼友郡、那田松村の出身だということだ
02:13これはアツコから聞いた
02:15ああ…でも忠禅寺さんまさかおいでになったことが終わりで?
02:19行ったことはない
02:21京国道、君は日本中の神社にある鳥居の数を
02:25覚えていると言うんじゃないだろうな
02:27この男ならありえなくもない
02:30そんなことは知らないよ
02:32ただね、若さの那田松村なら話は別だ
02:36そこは土見門家の地用地でね
02:39花園天皇の頃、大山不君祭領地として賜った荘園だ
02:44うちも…
02:46まあ正当性は随分と怪しいが
02:48一応安倍の生命を祀った神社だからね
02:52無関係というわけでもない
02:54ああ武蔵生命社
02:56この男はそこの管主でもある
03:00鳥口君は一見して病弱とも見えないから野山を駆け回っていただろう
03:05とすればそこにあったであろう祭壇も記憶に残っていたに違いない
03:11ああなるほどだがその祭壇というのは何か特別なものなのかい?
03:15鳥口君その鳥居は色分けされていなかったかい?
03:19ああはいちょっと待ってください
03:23東に青、南に赤、西が白で北が黒だろ?
03:29ああはい確かに
03:33こんな感じに真四角な段の四方に四つ
03:37それは天壇と言ってね
03:41滞山府君祭などを執り行う祭壇だよ
03:45安倍の生命の頃は宮中に壇を設けて行われていたものだ
03:49この男は陰陽寺でもある
03:53滞山府君は陰陽道では対一神すなわち北極星と同一視され
03:59神羅万象を司る最高神に位置付けられている
04:03鳥居の色もその陰陽道とやらで分かるね
04:07それぞれ五行説の東西南北に対応する色だ
04:12清流、スザク、白虎、玄武、すなわち詩人相応という
04:19ほう、こうして聞けば不思議はないが
04:23最初はてっきり君が大嫌いな心霊術でも体得したのかと思ったぞ
04:28これが心霊術だよ
04:30心霊って収支買いでもしたのかい
04:33あの、心霊術にも今のと同じような仕掛けがあるとおっしゃるんですか
04:39見たまえ、鳥口君の方がはるかに理解力がある
04:43ああ、なるほど
04:45連中もさっきの君と同じペテンだということか
04:48僕は騙してなんかいないじゃないか
04:51嘘は言っていないしごまかしてもいない
04:54ただ普通とは話す順番が違っていただけだ
04:57順番?
04:58ああ、そうだ
04:59そのことを相談に来たのだ
05:02では、霊能者や占い師もペテンではないと?
05:07霊感云々と占いは別だ
05:10そうだな、便宜的に
05:12超能力者、占い師、霊能者、宗教者と並べてみようか
05:21これらはたとえトリックを用いて奇跡を行ったとしても
05:25同じ理屈で非難することはできない
05:27ペテンはペテンだろう
05:29どう違うというのだ?
05:31まず超能力者だが、彼らの場合トリックがあればお話にならない
05:37直ちに偽物として休断されてしまう
05:40それはそうだ
05:41では、占いはどうかというと
05:44僕がやったように客の過去、現在のことを言い当てたとしても
05:48これはまだ仕事の入り口にしか過ぎない
05:51占いの本文はその後、すなわち未来予測にあるからだ
05:56過去のことを当てたのだから未来も当たると思うのは自然じゃないか
06:01そう思うのは客の勝手だよ
06:03因果関係など何もない
06:06占い師が過去や現在のことを言い当てるのは
06:09言ってみれば客寄せの部分で
06:11これにトリックがあったとしても
06:13未来に関してはきちんと自分なりの理論で占っているかもしれない
06:18それは、奇弁だと言いかけてやめた
06:23次に霊能者だが、この場合占い師と違ってその本文は未来予知にはない
06:30彼らの目的は救済だ
06:32救済?
06:33触りを除くとも言う
06:36彼らもまた奇跡をやってみせて信用を得るのだが
06:39その先に行う祈祷や何かの効き目が増すのであれば
06:43文句を言う筋合いではないということになる
06:46ああ、なるほど。客にとってはそちらの方が大事だと
06:50今は精神科医による治療がそれにとって変わろうとしているが
06:55いまだ霊能力より効くわけではないのは
06:58関口君の方がよく知っているだろう
07:01そうなのだ。私のような患者の側からすれば
07:05治してくれるのなら医者でも霊能者でも構わない
07:09最後に宗教者だが
07:12霊能者と違って彼らの目的は不況だ
07:16彼らもまた救済を口にするが
07:18それは信仰によってのみなされると唱えるのが
07:21霊能者との違いだ
07:23この場合、奇跡は神の力だというだけでいい
07:27そこにペテンがあれば神の力は大いに傷つくが
07:31協議自体が正しければこれもまた直ちに休断できるわけではない
07:36批判の対象とすべきはあくまでその協議だ
07:40うん、修行して霊能を得る話はよく聞くが
07:43彼らは宗教者ではないのか
07:46その先の話さ
07:48その霊能を信仰や不況と無関係な部分で発揮した場合は
07:52やはり霊能者と呼ばれるべきだ
07:55なるほど
07:56そこでこの力は牛虎の根人様のおかげだから
07:59これを信仰しなさいと迫ったなら
08:02こいつは宗教になると
08:05鳥口君は理解が早い
08:08イズナ使いも津軽の神様もこのお札を張れくらいのことは言うが
08:12信仰を押し付けることはしないだろう
08:15彼らは霊能者の範疇だ
08:18だんだんわかってきました
08:20注意しなければならないのは霊能者の周りに信者が集まり
08:24疑似宗教を形成していくような場合だ
08:28疑似宗教ですか
08:30この場合多くはその信仰の対象が霊能者自身だ
08:34もっとも釈迦やキリストへの数形も似たようなものだし
08:38周りに崇められているうちに霊能者本人もその気になっていくこともあるから
08:43立ちが悪い
08:45いずれにしてもこの時競技を整理し
08:49教団を組織するのは周りの信者なんだ
08:51教祖を担ぎ上げる輩がいるってことですね
08:55なるほどなるほど
08:57まあ大体のところは分かったが
08:59教獄堂
09:01君は一体何だってこんな話を永遠と僕たちに聞かせているんだ
09:05なぜって
09:07君たちはこういう話を聞きに来たんじゃないのかい
09:11そうですその通りです
09:16じゃあ君は取口君が相談しに来た内容まで推理した上で話していたのか
09:21それとも
09:25なんて周りくどい男なんだ
09:27僕は慣れているからまだいいが
09:29初対面の取口君などは
09:31師匠と呼ばせてください
09:33ああ
09:35ああ
09:37浸水している。
09:44あれはお盆明けのことでしたが編集部に電話がありましてね電話の声は清野という男でとある信仰宗教の信者リストを売りたいというのです清野は宗教と言っていたのですがその後は清野の話を聞きました。
10:07その名は汚れ封じの御箱様。 箱は竹冠に炉という字で
10:14これかい?
10:16はい、これですこれです。
10:19この御箱様というのは教主。
10:22信者からはそう呼ばれているのですが
10:24教主自身のことではなくて教主が建てまつっている箱のことだとか。
10:29ですが彼は信者にも箱を信心するように説くことはしません。
10:35彼が行っているのは不幸を取り除くこと。
10:39つまり救済です。
10:41言葉によって相手を縛ることを主をかけるという。
10:46ここに来るまでは占い師とかインチキ宗教とかいい加減に呼んでいましたが、この教主は霊能者です。
10:54これが京国堂の言う主だ。
10:57私も鳥口君も、もはや京国堂の言葉の縛りの中で話さざるを得ない。
11:05リストには信者がざっと300名ほど載っていました。
11:09よく見ると歌手の何菓子、大義士、作家なんかが混じってて、こいつはスキャンダルの匂いがする。
11:16これをいくらで売ると?
11:19いくらでもいい。
11:21ただし、必ず記事にしてほしい。
11:24それが唯一の条件だ。
11:28変な男だな。
11:30今思うと、御箱様の信者の家族か何かなんじゃないかと。
11:35帳簿の体裁になっているね。
11:37住所と6、7月分の水筒額が書いてある。
11:41女性の触れかな。
11:42記者額と回数でしょう。
11:44清野がどうにかして盗み出したようです。
11:47鉛筆書きは清野が調べて書き加えたメモでして、
11:51彼が言うには、御箱様の信者はどんどん不幸になっていくのだと。
11:56そしてそれは、教師が記者額を増やさせるために何かしているに違いない。
12:01いかがわしい話だな。
12:03ええ。
12:04それで一昨日、飛び込みでその道場へ行ってみました。
12:08その時は、あいにく混んでまして、後日、良き日を伝えるからと言われて、
12:13公の番号を教えて帰ったんです。
12:16すると、次の日。
12:17午後なら空いていると電話があって、出かけたんです。
12:21新潟ご出身で歯ブラシの販売員をなさっているとはい最近はナイロン歯ブラシに押されて青生きと生きでしてねおまけにあちこち体を悪くしましてはあそうこうするうち順番が来ました。
12:44何時北国の生まれと称しておるが、西国。
13:06いや、若さので、物を売る商売でもない。
13:11他人の不幸が飯の種の不拉致な仕事だ。
13:14雑誌!
13:16それも、いかがわしいカストリの編集者であろう。
13:20うげえ!
13:22おなおれ!何をしに来た!
13:24し、し、失礼しました!
13:28とまぁ、方法の手で逃げてきた次第。
13:37鳥口くん、会社で何か変わったことは?
13:40あ、そうだな。実家から電話があったとこ。
13:43うげえ!ありました!僕の留守にクリを送るとか何とか!
13:48たぶん、それは届かないね。
13:50え、それじゃ、その電話が…でもどうやって?
13:54簡単さ。
13:56大谷さんから聞いたのだろう。
13:58いや、でも、大谷には御箱様を出てすぐ、
14:02公衆電話から連絡を取って、
14:04変な電話があったら何も答えずに置いてくれと頼んだんです。
14:08だから、そこから漏れること…
14:11確か、あの時、大谷が少し前に実家から電話があったとか。
14:15まさか、僕が道場にいる間に?
14:19折り返し、確かめなかったのかい?
14:21そんな、福井までいくらかかるとは。
14:24いや、でも、そうするべきだったんでしょうね。
14:27偽りの電話は、本人が不在の時を狙う。
14:31目の前にいれば確実だ。
14:33本人を呼んでくれと言えば、相手はほぼ信用する。
14:37いないのなら、勤め先にかけるからと言えば、
14:40そちらの番号も聞きやすい。
14:42実家からと言えば、愛想のいいものなら、
14:45親どこどこからですね、くらいのことは言う。
14:48なるほど。
14:49僕は逆に、編集部への電話もすっかり実家からだと信じてました。
14:55その後、仕方ないんで近所で聞き込みをしまして。
14:59すると、隣の風呂屋の親父から面白い話が聞けました。
15:03教師が霊感を得たきっかけ、つまり御箱様が誕生した瞬間の話です。
15:10ほう、それは興味があるね。
15:14この風呂屋の親父というのが、おしゃべりな男でしてね。
15:19ああ、ヒョウエのことかい。
15:21あいつとは幼なじみだよ。
15:24ヒョウエ?
15:25あれ、表札に出てたら。
15:28意外にも、表札から教師の名前は容易に知れました。
15:32妙なことを始める前は、あいつもまっとうな箱屋だったんだが。
15:37箱屋?
15:38そうさな、チュウさんの頃からかな。
15:41もともとは宮大工の家系で、三鷹に来た頃には木工細工屋だったんだが。
15:47あ、ちょっと待って。そのチュウさんというのは?
15:50うん。ヒョウエの親父さんさ。
15:53人はよくてね。俺もガキの頃はよくしてもらってたんだが、職人としては、腕が悪くてね。
16:01木工細工の注文はどんどん減って、もっぱら箱専門の店に変わっちまったって話さ。
16:08ほら、人形なんかをしまっておく箱があるだろう。ああいうの専門の。
16:14だからみんな、箱屋さんとか箱屋の工場と呼んでたよ。
16:20ところで、風呂屋の親父によると、ヒョウエの婆さんには霊能があったらしく。
16:26それはまあ、近所でも評判で、どこぞの偉い先生がその力を官邸に来るほどだったと言うんですね。
16:33霊能者の家系というわけか。
16:36さあ、どうでしょう。そのときはじいさんがお堅い人で追い返しちまったそうですが。
16:43それから昭和8年にチュウさんが亡くなると、寺田木工はヒョウエが継ぐことになりました。
16:50あいつは、親父さんと違って無口で面白みのない奴だったが。
16:54腕は確かでね。木の箱の他に、金属製の箱を作り始めた。
17:00いやあ、こいつが当たってね。
17:02とにかく、成功無機だったから、大学やら軍隊から注文があって、かなり繁盛してたのさ。
17:09戦争になるまではね。
17:12ほら、戦時中、鉄は徴用されちまったろ。
17:16ああ。
17:17それから、ヒョウエの奴は荒れちまってね。
17:20そりゃあ、経済的にも苦しかったんでしょうな。
17:23いやあ、そうじゃないよ。
17:25ん?
17:27箱が作れなくなったからさ。
17:30箱屋の若旦那は、箱に疲れてる。
17:34近所の者は、みんな、そう噂しとったよ。
17:38箱に疲れた男、寺田ヒョウエは、それから間もなく招集されました。
17:44ところが、復印した時には、既に使っていた職人も離散しており、
17:49それから彼には、妻と息子がいたのですが、その二人も行方が分からなくなっていたそうです。
17:57悲惨なのだろう。
17:59堅くなな男の軍隊生活がどのようなものだったかも、想像に堅くない。
18:05復印してからヒョウエは、心を閉ざして暮らしていたと言います。
18:09そして、
18:11おととしの暮れ、風呂屋が自宅の大掃除をした時、天井裏からすすけた風呂敷包みを見つけたのだそうで。
18:19こりゃなんじゃと包みを解くと、中から霧の箱と手紙が出てきた。
18:25ん?
18:26手紙には、ヒョウエの婆さんが風呂屋の爺爺に預けたものとはある。
18:30お宝かもしれないと、隣に返しに行った。
18:34ヒョウエと一緒に箱を開けると、中にはさらに、鈴でできた壺のようなものが入っていて。
18:41その壺を開けると。
18:44文字を書いた紙が入っていた。
18:49ふえええええええ。
18:52そ、その通りです。
18:53キョウゴクドウ、君は。
18:56続きを話したまえ、鳥内君。
18:59あ、はい。
19:00その紙の文字を見た途端、ヤッコさん、ピピンと来ちゃったんですね。
19:05紙を元通り箱に納めて、帰れと言う。
19:08風呂屋は頭にきて、それきり口を聞いてない。
19:12After that, it was about 2 or 3 years ago.
19:16It started to集 up the箱屋.
19:19So, what did it have to write in that letter?
19:23It's a letter.
19:27It's a letter.
19:37It's a letter.
19:42I'm tired of the猛猟.