[Witanime.com] KGR EP 03 FHD

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09:22I don't know.

09:52そう。壁を塗った西洋楼の部屋。入居者決まったんですよ。

09:57あ?マジか?

09:58小さいお子さんのいるご家庭なんですけど、また壁すぐに汚れちゃいそうですね。

10:04ま、部屋ってのは住んでる人の色に染まるもんだからな。

10:10そいつ、名前は?

10:15サクセス。今、パッと思いつきました。

10:20なんだそれ。ま、いいけど。

10:22じゃあ、帰るわ。

10:29追加、ごちそうさん。

10:31また来てくださいね。

10:43私の部屋に。

10:57いじめか?飲出だぞ。

10:59ちがいます。サクセスの水槽を運んでもらったお礼に。

11:04ああ、金魚の。

11:10水はどのくらいで買えるんだ?

11:12ん?

11:13カラシはまずいだろ。

11:16二日に一回くらいですかね。

11:18こんにちは。

11:19クジラ、いい部屋あったか?

11:22待ってたよ、シャオヘ。

11:24今は内見の電話するね。

11:26なんだよ、シャオヘ。

11:27引っ越すのかよ。

11:29騒音は解決したんだろ?

11:30洋服が増えて手狭になったね。

11:33洋服?

11:34捨てちまえよ。

11:35やだ!

11:36シャオヘが汗水流して働いて買った大切なお洋服。

11:39一着たりとも捨てたくないで。

11:43あ、ひまわり、かわいいな。

11:46おしけらやろうか?

11:48クドウ、シャオヘのこと好きなのか?

11:51なんでそうなんだよ。

11:52知らないのか?ひまわりの花言葉。

11:55あなただけを見つめてる。

11:58知らなかった。

12:00シャオヘ。

12:00どの部屋も今から見れるって。

12:03行こっか。

12:04うわっ!

12:13日当たり良好。

12:14門部屋で騒音の心配はなし。

12:17かなりいいんじゃない?

12:19おー、なんかピンとこない。

12:22七軒も見たし、

12:23どこも悪い物件じゃなかったと思うけど。

12:26ふーん。

12:28ねえ、シャオヘ。

12:29クーロンから出ることは考えてないの?

12:32香港市内とか。

12:33え?

12:34シャオヘはフリーターで身軽だし、

12:36選択肢は広げやすいんじゃない?

12:38シャオヘはクーロンから出たくないよ。

12:41あの時だってそう思ってた。

12:44あの時?

12:46え?

12:46シャオヘそんなこと言ったか?

12:48うん、今。

12:52はい。

12:53決まったか?

12:55いえ、まだです。

12:56一つ、いいところがある。

12:59南東街第二の門部屋だ。

13:01俺も合流する。

13:04この部屋なら私もチェックしました。

13:07でも間取りが。

13:08まあまあ。

13:09シャオヘ開けてみ。

13:10うわあ、せんめ。

13:16だから省いたんですよ。

13:18でも収納はやたら多いんだぜ。

13:21ですけど、これじゃあベッドとテーブル置いたらいい。

13:24いいな、ここに決めた。

13:25ん?

13:26狭いのは全然平気だ。

13:28シャオヘバイトでほとんど家にいないからな。

13:31屋上もあるぞ。

13:32見に行くか。

13:33行こう。

13:33うわあ、いいな、いいな、いいな。

13:39なんだかすごい負けた気が。

13:43一見妙な間取りでも、住む人間のライフスタイルにはまればいい物件になる。

13:49お前の探した部屋はどれもいい部屋だよ。

13:53借りるのがシャオヘ以外ならな。

13:55精進します。

13:58にしても、いい天気だな。

14:01ですね。

14:03わあ、二人とも来てー。

14:14なんだよ。

14:15見て。

14:20すごっ。

14:21どこかから種が落ちて群泉したのかな。

14:24みんなこっち見てるな。

14:33ひまわりの花言葉は、あなただけを見つめている。

14:40突然現れた一面の眼差しに、工藤さんは、誰からの視線を見つけたのだろう。

14:48スイカジュース一つ。

14:53あ、いいよ。

14:55あ。

14:58あ。

15:00あ。

15:02ありがとうございます。

15:06あ、あの。

15:07あ。

15:09あ。

15:10あ。

15:11あ。

15:12あ。

15:13あ。

15:13Thank you very much.

15:43似てはいるけど、よく見ると違うかも。

15:47記事には奥様と共に自己死って書いてあったわよ。

15:51気になるって言えばあの人。

15:54側近って言ってるけど。

15:56もしかしてわざと記事出した?

15:59親父さんはしんどいだろうね。

16:01辛い過去をほじくり返されてさ。

16:04あなたの方はどうだったんですか?

16:08驚いたよ。確かに彼女だった。

16:12少し違和感はあるけど、色も匂いも感触もほぼ同じだね。

16:18前の勤め先にも行ってきた。

16:21あいつはつい2週間前まで働いていたらしい。

16:24今は行方不明。

16:26他にも色々見たかったけど、あんまりうろうろすると悪目立ちしそうだからね。

16:31また行くよ。

16:33おめんのせいですでに悪目立ちしてそうですけど。

16:37でも鉢合わせたらやばいだろ。

16:40腹減ったよ。

16:41クーロンで何も飲み恋しなかったから。

16:44飯食い行かない。

16:46私はこの後仕事があるので、一人で行ってきてください。

16:50ったく働きすぎだろ。

16:57はいはい。

16:58進捗?

16:59焦んなや、みゆき。

17:01ちゃんとクジラエレイコについて調べは進めたる。

17:08頼りにしているぞ。

17:11グウェン?

17:12そう、金業左官の。

17:15ここ、あの店におろしてだろ。

17:17何か聞いてないか。

17:19次の行き先とか。

17:20さあ、あいつの部屋の隣人にでも聞いたらどうだ。

17:24あんた、不動産屋だろ。

17:26それがあいつの部屋までたどり着けなくて。

17:29この辺、区画整理でもしたか。

17:32なんだそりゃ。

17:34なんだそりゃ。

17:39何が起きてる。

17:47この空輪で。

17:49こんにちは。

17:52昨日の。

17:56もしかして、金魚左官の防衛さん。

17:59急にお店やめられて。

18:01ああ。

18:02俺のこと知ってるのか。

18:04あの、私、あなたに聞きたいことがあって。

18:08私、あなたと2回しか会ったことないんですけど。

18:11あなたは以前から私のことを知ってるんですよね。

18:13知ってますよ。

18:16知ってますよ。

18:17鯨井玲子さんのことはよく知っています。

18:19もちろん工藤さんとのご関係も。

18:21でも、あんたのことは知らない。

18:22俺の知ってる鯨井玲子は、

18:23もうこの世のことは知ってる。

18:24俺のことは知ってるのか。

18:25あの、私、あなたに聞きたいことがあって。

18:26私、あなたと2回しか会ったことないんですけど。

18:27私、あなたと2回しか会ったことないんですけど。

18:28あなたは以前から私のことを知ってるんですよね。

18:30知ってますよ。

18:32鯨井玲子さんのことはよく知っています。

18:36もちろん工藤さんとのご関係も。

18:39でも、あんたのことは知らない。

18:42俺の知ってる鯨井玲子は、

18:45もうこの世にはいない。

18:49ご丁寧にほくろの位置まで同じなんだ。

18:53気に入らないな。

18:55まるで仲間との大切な思い出を、

18:58どこの誰ともわからない部外者に、

19:01土足で踏み荒らされている気分だ。

19:03まあ、あんたも知らずに他人の人生を歩んでるんだから、

19:08気の毒とは思うけどね。

19:10工藤さんにそのうち会いに行くって伝えておいてよ。

19:13俺の知らない鯨井玲子さん。

19:22他人の人生。

19:24もし彼の言う通りだとしたら。

19:27鯨井Bは自分とは別の人間で。

19:31この人生は彼女のもの。

19:34鯨井。

19:39これはお前が嫌いだ。

19:43鯨井。

19:44これはお前が嫌いだ。

19:50鯨井。

19:51知ってます。

19:55私は彼女の部屋に住み、彼女の服を着て、彼女の職場に通う。

20:04彼女の職場に通う。

20:11彼女が駆動さんに愛されていたという過去は、やっぱり私のものではないんだ。

20:20ゴミ。

20:21ゴミ。

20:52眼鏡かけろよ。

20:53前までかけてたやつあるだろ。

20:55嫌です。絶対かけません。

20:57でも危ねえし。

20:58駆動さん。

20:59私は駆動さんの知ってる鯨井玲子ではないんでしょう。

21:03駆動さんの知ってる鯨井玲子ではないんでしょう。

21:12知らないのはお前の方だろ。

21:15知らないです。

21:17私がいつからクーロンにいるのか、あの部屋に住んでいるのか、ここで働いているのか。

21:24自分の癖ですら借り物なのかもしれない。

21:28でも私のものだってあります。

21:31自分で選んだ水槽、レモンチキン。

21:34それから、駆動さんに恋をしていること。

21:38違う。それも知らないはずだ。

21:41お前はこの生活を自分のものだと思い込んでいるように。

21:46俺への感情もそう錯覚しているだけだよ。

21:50錯覚。錯覚で人を目で追いますか。

21:54自分を認めて欲しいと思いますか。

21:57胸が詰まったりしますか。

21:59ただの錯覚で触れて欲しいなんて思いますか。

22:03私は。

22:05私は。

22:06私は。

22:07おい、大丈夫か。

22:08私は。

22:13私は。

22:18劘 yours life lifeに。

22:20私は。

22:21大体退屈ばっかりのこの世界で

22:34作詞・作曲・編曲初音ミク

22:50あなたのこと思って目覚めた週末の朝は

22:57独り振り出しに戻ったみたいな朝毎日心に名前をあげる恋のレトロニング

23:17大体退屈ばっかりのこの世界で

23:24とっくの通り私たちは特別なんだよ

23:32大体曖昧ばっかりのあの未来へ

23:39きっと新しい毎日は私だけのもの

23:46独り振り出し出し

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