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  • 6 日前

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トランスクリプション
00:00:00漫画の神様が残した言葉
00:00:04僕が漫画家になったそもそものきっかけっていうのはね
00:00:09お金をとにかく貯めてアニメを作りたいなと
00:00:13日本で最初に放送された30分のテレビアニメシリーズ
00:00:22鉄腕アトムは子供たちをワクワクさせました
00:00:25時代を先取りした深いテーマ性を持った作品の数々
00:00:35手塚治虫さんが原作または製作に関わったアニメーション作品は
00:00:43多くのファンを魅了してきました
00:00:48そういう意味でリボンの騎士を今見ると
00:00:50うわーって思っちゃうわけですね
00:00:51メルモちゃんメルモちゃんメルモちゃんが持ってる
00:00:56あの声が好きだったですね
00:00:59あの歌声が
00:01:00どちらかっていうと子供の頃はね
00:01:06漫画というよりはアニメでしたよね
00:01:08至る所に手塚アニメがあったので
00:01:11そして新たな手塚アニメが今も生み出されています
00:01:18今夜は手塚アニメ60作品を対象にファン1000人にアンケートしたランキングベスト10を発表
00:01:59今日本一映えてますよ
00:02:01本当ですよちょっとこっちを向いてくれてるような感じもしますもんね
00:02:05メルモちゃんだけ見てないけど
00:02:07漫画の神様手塚治虫さん
00:02:10手塚さんほどですね多くの作品がアニメ化された漫画家さんは他にはいません
00:02:15なぜこれほど多くの手塚アニメが作られ続けてきたのか
00:02:19その魅力についてここにいる皆さんとゆっくり語り合っていきたいと思います
00:02:24ちょっともったいないですけれども席の方に戻らせていただきたいと思います
00:02:28嬉しかったな
00:02:30さあ今回ですね実はファンの方1000人にお話を聞こうと思ったら
00:02:38なんと投票してくださった方が2016人ということで
00:02:43倍以上倍ですね
00:02:44倍ですね
00:02:44手塚先生はパイオニアでオリジナルをいろんなものを作って
00:02:49日本がこんなに漫画アニメ大国になったのも手塚さんのおかげだし
00:02:53だから本当に実在してくれてありがとうございますと思うと同時に
00:02:57今もね会いたかったなっていう気持ちと
00:03:01本当ですよね
00:03:02さあそして家入さんやはりお名前をせっかくなので
00:03:07ご本人からあちらのカメラに向かって
00:03:10家入りレオですよろしくお願いします
00:03:13レオが来たよ
00:03:14レオが来ましたよ
00:03:16皆さんピントを来てらっしゃると思うんですけれども
00:03:18ジャングル大帝レオから名前の一つ由来をいただきまして
00:03:23素晴らしい
00:03:23一番最初に私が出会ったのが小学校の図書館だったんですけど
00:03:27そこで火の鳥を入り口としていろんな漫画を読ませていただいて
00:03:34のめり込んでいったので
00:03:36火の鳥入ってるでしょう火の鳥は
00:03:39入っててほしいな
00:03:40入ってると思います
00:03:41そしてもう一方アニメ評論家の藤津亮太さんに来ていただきました
00:03:46手塚治先生のアニメーションに特化したそんなような話をしていけたらと思ってます気になるランキングの方いきたいと思いますまずは10位から見てみましょうこちらです
00:04:01第10位ユニコ
00:04:05伝説の一角中ユニコーンの子供ユニコの物語
00:04:10優しくひたむきなユニコが魔法の力で出会った人々を幸せにします
00:04:16僕はね誰かが僕を愛してくれればその人を助ける力を出せんのさ
00:04:22原作漫画は少女雑誌で連載されていました
00:04:261981年と83年に劇場用アニメが作られています
00:04:33多くの女性ファンからメッセージが寄せられました
00:04:38映画の冒頭ユニコ誕生の背景が
00:04:45ミュシャを思わせる繊細さと色彩で引き込まれました
00:04:49それは昔々の物語です
00:04:53ある日ある時美しいユニコーンのお母さんから赤ちゃんが生まれました
00:05:01特に印象深いシーンはユニコが悪魔君と友達になるシーンです
00:05:10誰からも愛されたことがない悪魔君
00:05:18ユニコは何度拒絶されても友達になろうと話しかけます
00:05:22意地悪な悪魔君の心をユニコの優しさで溶かしていくシーンは
00:05:37温かい気持ちになり心に響きました
00:05:40しかしユニコには悲しい宿命がありました
00:05:51一つの場所にとどまることができず
00:05:54移動すると記憶が消えてしまうのです
00:05:57子供の頃は可愛いなとしか思えなかったのですが
00:06:11年を重ねて見てみると深いテーマが描かれていて
00:06:16とてもいいなと思いました
00:06:17やっぱり愛が溢れてますよね
00:06:24キラキラしてました
00:06:25私はやっぱりユニコがすごく大好きで
00:06:29あのユニコの可愛らしさの中にある大人な面
00:06:34やっぱり自分から誰かに声をかける愛を
00:06:38怖くても差し出してみたら
00:06:40自分にちゃんと与えたものって返ってくるんだなって
00:06:45学ばせてもらったアニメだったなと思いますね
00:06:48やっぱり傷ついてもコミュニケーションを取っていくっていうことだったり
00:06:53優しいって結局一番強いと思うんですよ
00:06:57可愛い方向に前振りするのかなと思いき
00:07:01意外と背景だったりとか驚々しかったり怖かったりも
00:07:04しっかり描かれているところのコントラスト
00:07:06いやーつむだつむだつむだい
00:07:11あーこのだんだんだんだん変わっていく感じというか
00:07:15色がついてくるんだ
00:07:16花が生えてくるんですよね
00:07:18また音楽もいいな
00:07:21さあ私と一緒に急いで
00:07:25やだ僕ここにいたいよ
00:07:28どこにも行きたくないよ
00:07:29草や花がすごく丁寧に描かれていて
00:07:33綺麗ですよね
00:07:34おいユニコユニコユニコユニコ
00:07:43おいユニコユニコってら
00:07:44ユニコ
00:07:47切なさにやっぱこの綺麗な
00:07:50なんていうんですかね大地が生えますね
00:07:53美しいから悲しいですよね
00:07:57美しいから悲しい
00:07:58ユニコをどこへ連れて行くんだよ
00:08:01せっかく仲良くなったのにユニコを連れて行ったなんて
00:08:04お前は本当の悪魔か
00:08:06いやー美しい
00:08:09背景ですね美術を描かれているのが小垣和夫さん
00:08:13後に隣のトトロとか思い出ポロポロとか
00:08:15ジブリ作品でですね名前を知られる方ですけれど
00:08:19ちょうどこの頃美術を中心になってやられ始めた頃の時期の作品で
00:08:25すごく魅力的に描かれてますね
00:08:27やっぱり手塚さんの作品はかわいいだけじゃない絶対哲学が入ってるっていうところもすごく印象に残りましたしこの普遍的なテーマだったら時代も問わないし国境も問わずに愛されるだろうなっていうのも思いましたね
00:08:42第9位にランクインしたのは三つ目が通る
00:08:49古代ムー大陸で繁栄した三つ目族の末裔シャラクホウスケが
00:08:55ガールフレンドの和と千代子とともに
00:08:58古代史にまつわる難事件に立ち向かいます
00:09:02主人公のシャラクは普段は能天気な中学2年生
00:09:15しかし額の絆創膏が剥がれると性格が一変
00:09:22悪魔のような三つ目族の本性が現れるのです
00:09:26三つ目が出現した時の表現ぶりとオカルト
00:09:38七不思議的な話題が新鮮だった
00:09:41解明されていない過去の文明を独自の解釈でアニメに取り入れていて
00:09:59小さい頃はそれが本当だと勘違いするほどだった
00:10:03知性を備えた植物ボルボックとの対決が見どころの一つ
00:10:15ホウスケ
00:10:16僕に構うな
00:10:18衣装は衣装積むんだ
00:10:20シャラク
00:10:21ホウスケ
00:10:22見てよ赤いコントロール
00:10:25絶対絶命の中
00:10:31弱点を突き止めるシーンは
00:10:33傑作だと思います
00:10:34貴様の息の根を止めてやるぜ
00:10:37見ろよボルボックの最後だ
00:10:40この人も三つ目が通るの大ファンだそう
00:10:43あ平田さん
00:10:45数々の映画やドラマで名媒プレーヤーとして活躍する平田充さん
00:10:49手塚作品に登場する脇役が大好きだとか
00:10:53手塚さんの脇のキャラクターは皆濃いです
00:10:59僕は濃くないです
00:11:02そんなことないですけどね
00:11:03彼らはもう出てくるだけでもうグーッと引きつけられますからね
00:11:10お気に入りはシャラクのガールフレンドワトさん
00:11:14ワトさんは邪魔しないでおとなしく寝てる
00:11:17ワトさんはマジで最高
00:11:18冗談じゃないわよ
00:11:19それに今何時だと思ってんの
00:11:21僕は君の保護者と同じなんだかんね
00:11:25女性がボーイッシュで僕なんて言いながら実はとても女性的な魅力にあふれてる手塚さんもこういう人が好きなんだみたいなそういうのってあるじゃないですかねっ
00:11:41平田さんには手塚治虫さんとの忘れられない思い出があるそうです
00:11:47お芝居を見に来てくれたんですよ
00:11:49強くにはもう
00:11:50で楽屋を訪ねてくださってて
00:11:55行動力すごいですね
00:11:56全員が手塚ファンなんで
00:11:58みんなで色紙を持って
00:12:01大変だ
00:12:02でそしたら全部もう下書きなしに
00:12:06うわーすごー
00:12:09火の鳥
00:12:10火の鳥だ
00:12:12いいな
00:12:13三つ目が通るとかはここで出てくるかっていう
00:12:18火山さん私たちめっちゃ世代ですよねアニメの
00:12:21やっぱりこのねダークファンタジー感っていうのがワクワクしたんですよね
00:12:27ちょっと鳥肌でした懐かしいって
00:12:30ちょうど多分私5歳くらいとかの時にリアルタイムで見れてたので
00:12:34初代感もずっと印象的でしたし
00:12:37なんといってもシャラク君があんなに面性のある
00:12:40もう中学生なのに変身前っていうか
00:12:43断属を張ってると5歳児くらいになってくるんですよ
00:12:45大丈夫?って
00:12:46で結構今だとびっくりするくらいすごいいじめられるし
00:12:50やり返す感じの痛快さっていうか
00:12:52やり返せる女子なのがワトさんっていうのもかっこいいし
00:12:56でもワトさんシャラク君のこと大好きで
00:12:59僕は君の恋人なんだからまで言っちゃう
00:13:01キャーって思うけど
00:13:02結構シャラク君がこれ食べたいっていうやつ全部買ってあげてるぜ
00:13:06お菓子とか
00:13:08甘やかしすぎではないかも
00:13:10あの当時このボーイッシュな女性のなんていうか母性というか今はねギャップ萌えって言葉があるけどやっぱ当時もみんなギャップにやられたんじゃないかなって思うんですよね斬新だったでしょうしね
00:13:27原作は1974年から少年マガジンでやってたんですね70年代の中頃ってオカルトブームがあって超能力であるとか超古代文明とかそういう話題がすごく流行った時があってそれがここに入ってて多分90年代にそれがもう一度繰り返されてるところがつまりアニメを見てこれもあるんだと思ってていや実際ちょっと違うみたいだぞとかねっていうのも含めて
00:14:27それの文明は本当に我々だけかとかっていうちょっと引いた目になった時にやっぱダークな匂いは入ってくると思うんですよねうん
00:14:35第8位は海のトリトン
00:14:40トリトンはアトランティス大陸で暮らしていたトリトン族の最後の生き残り
00:14:51白イルカのルカーたちとともにポセイドン族と戦う海洋冒険アニメです
00:15:05海の生物を擬人化してトリトンが悪の軍団と戦う迫力がありハラハラドキドキするシーンが印象深いです
00:15:20放送当時多くの女性に支持されアニメでは初めてファンが主体となったファンクラブが発足しました
00:15:32トリトンが幼い私にはかっこよかった
00:15:41トリトンは私の初恋の人です
00:15:46演出を手掛けたのは機動戦士ガンダムの生みの親富野義行監督
00:15:53原作とは異なる最終回が話題になりました
00:15:59我らポセイドン族を全て殺したのもトリトンお前だ
00:16:04違うみんなポセイドンが悪いんだ
00:16:07最後のどんでん返しには驚かされた
00:16:12善悪逆転に衝撃を受けました
00:16:18魚類学者のさかなクンはたくさん登場する海の生き物に感動したそうです
00:16:31やっぱり手塚先生がものすごいきっと思いを積極く込められてこのかっこよさなんだとかこのサバちゃんのこのきらめきなんだっていう見た時の感動のまま点先に込められたんじゃないのかなって気がするんですよね。
00:16:49クラゲやウツボといった海洋生物がリアルに描かれていたことが大きな魅力だったそう
00:16:57正しく描かれてますね。きっと図鑑とか海の魚の写真とかもしっかり漁産書にされて子どもに正しい知識というか正しいものをしっかり見せないといけないなっていう気持ちもすごく大切になさっていらっしゃったんじゃないかなっていう。
00:17:21さかなクン手塚作品のキャラクターが海の生物だったらというイラストを描いてくれました
00:17:33ブラックジャックは銀ザメ。
00:17:35さっこいい。感覚気候というかこれがブラックジャック様のお顔をなんとなくこうイメージしやすいような感じで。
00:17:43ひげおやじはおじさんという魚。
00:17:51お茶ノ水博士は深海魚のブロブフィッシュ。
00:17:55深い深海から陸にあげると頭の先がビローンと垂れ下がるんですね。これがはたかもお茶ノ水博士様のような。
00:18:07以上さかなクン的手塚治ムワールドでした。
00:18:13さかなクンがやっぱりトリトン。そうでなくては困るという感じなんですけれども。
00:18:23やっぱりあれお魚の絵上手でしたね。
00:18:25本当にブラックジャック先生の個性をそのまま魚で解説できるのはあの方しかいないなというふうに思いましたね。
00:18:33深海ざまにするの解釈一致すぎて。
00:18:35ちょっと闇がある感じでね。やっぱり他ジャンルですよね。
00:18:41同じ人がこれを全部描いてるなんて改めてすごい。
00:18:46びっくりしたのがファンクラブができちゃったのがトリトン。
00:18:50これ今はインターネットとかあるから集ったりとかね盛り上がってるの分かりやすいけどネットない時代にこれってすごいことですよね何で何がそんなに人気になって刺さったんですかトリトンが当時としては珍しいナイーブな少年だったんですねあの大体男の子の昔のアニメっていうのはヒーローっぽくって優等生で勇敢でっていう感じだったのにあの本当の少年が悩みながらというか。
00:19:18だってそんな人類だったりとか大きなものを背負わされる少年ってそら辛いでしょうにっていう。
00:19:27そのやっぱナイーブさがこの人気につながったんだと思うんですけど。
00:19:31女性ファンをときめかせたのがこのシーン。
00:19:38トリトンは初めて敵の怪獣を倒します。
00:19:47こんなのと戦ってたのか。
00:19:58泣いてる。ほんとだ。珍しいですね。
00:20:00倒したんね。
00:20:02さすがトリトン族の血を受けた方じゃ立派でしたぞ。
00:20:07ローテンス、これは嫌だ。あんなのと戦ったり殺したり、これは嫌だ。
00:20:11嫌だ、嫌だ。
00:20:12フリトン族のとこはね、もっとかっこいいんですからね。
00:20:23少年にお姉さんたちが私たちが守ってあげなきゃみたいになったとしたら分かるなってこうちょっと恐怖を感じながらみたいなとこが生っぽくてアフレコスタジオに出待ちの人がいたりとかそういうのも本当に最初のころで今のオタク文化というかオタクって言葉も推しもないからでも我慢できずに始まった先駆けが先駆けかもですねそうですねそうだと思います。
00:20:52聞いたことがあるのがアムロレイとイカリシンジが海外からはすごく人気がないとアメリカの人たちとかからするとなんでお前は世界を救うのに気合い入れていかないんだよ嫌だって言うんだよって言うのだけど日本人大好物じゃないですか。
00:21:12やっぱアメリカンドリームとの違いなんでしょうね。
00:21:45性教育を取り入れたアニメとしても話題になりました。
00:22:22少しエッチなところもありますが生命の不思議に好奇心を抱かされた作品でした。
00:22:41最終回では結婚したメルモが母になります。
00:23:48この歌やっぱりうん覚えてるっていうかリアルタイムじゃないはずなんだけど知ってるなメルモちゃんメルモちゃんメルモちゃんが持ってるあの声が好きだったですねあの歌声が普通のアニメソングとは違った何かロマンがある感じで。
00:24:10竹中さん手塚作品との出会いはもう忘れもしないロック冒険記なんですよね。
00:24:19地球に急接近した惑星を舞台に少年ロックの活躍を描いたSF漫画です。
00:24:28感というか宇宙とかロケットとかそういうものにものすごく惹かれてそんな中でメルモちゃんはやはり僕にとって衝撃的でしたね。
00:24:38手塚さんの作品からエッチなものを感じるっていうのは自分の中にはなかったような気がするんですよ。
00:24:45本当には手塚さんの線なんでしょうね。
00:24:47描く体のラインとかそういうものがとても。
00:24:52わかる。
00:24:53他の漫画家の方とは違うラインだったんですよ。
00:24:58僕にとっては心地よく入ってくるっていうか健康的なエッチっていうか分からない何て言ったらいいんだろうホントにドキドキする実はメルモが変身するシーンの原画は手塚治虫さんが自ら描いていました大きくなっちゃったやだ
00:25:18手塚さんの世界としてこう住み込んでくれるような世界でいい感じのエッチな気持ちになるっていうかとてもすてきなアニメーションだったな。
00:25:33続いて第6位ドロロ。
00:25:38時は室町時代。
00:25:40手や足など体の様々な部分を魔物に奪われた男百鬼丸。
00:25:46両親を亡くしたドロロー相棒に自分の体を取り戻す旅を続けます。
00:25:571969年に白黒アニメが放送。
00:26:0150年の時を経て2019年にリメーク版が制作されました百鬼丸が仕込んだ武器を使って戦うアクションシーンは斬新で生々しさと独特のカッコよさがあった。
00:26:53多くのファンから声が寄せられた森子歌の巻。
00:27:00旅の途中で出会った少女ミオ。
00:27:03荒んだ百鬼丸の心にその歌声が温かく響きます。
00:27:10私ね泣きそうになったら歌うの。
00:27:17姉ちゃんしっかり!
00:27:19しかし無実の罪を着せられたミオは侍に殺されてしまうのです。
00:27:24ミオのおかげで温かい心を持ち始めていた時なのにとても残酷で悲しいと思いました。
00:27:31ミオのおかげで温かい心を持ち始めていた時なのにとても残酷で悲しいと思いました。
00:27:48まず見いちゃいますね7位不思議なメルモ6位ドロロということなんですけれども竹中さんがね渋い声で歌ってくれるあのメルモちゃんのテーマソングすてきでしたね中川さんね最高ですね竹中さんは最終回すごい胸に残っていて1分間だけお母さんとメルモちゃんが最後会えるってなった時に私は何だろう1分間しかないからしかもそれが最初で最後。
00:28:17何を伝えるんだろうと思っても画面にかじりついて見てたんですけど
00:28:22ただギュってお互いが何も言わずにハグするんですよねでその言葉がない 心と心の通い合いをドラマじゃなくて人間のアニメーションで再現って可能なんだってことにすごい心震わせられてすごい涙しちゃって
00:28:42あっアニメってこんな力があったんだなってすごい思ったシーンでしたねやっぱメルモちゃんびっくりしたのが本当にかわいいアニメでありながら出産シーンがとってもリアルに描かれてることが
00:29:56先にやってたんだと思うとこれはとてもいいでもなんだ道徳でもあるけど押し付けっぽくないから自然にいろいろ学べる
00:30:34この性教育っていうのが社会的にもいらんそんな子供に見せなくていいんだっていう人たちもたくさんいた時代なのではと思いますよね
00:30:44なんか今って変に炎上みたいな間違った方向にもなっちゃったりする場合もあるけどよくこれを貫き通してくれた
00:30:51だから一生覚えてる映像になったわけですよね
00:30:54ちゃんとそのなんだろうなエッチなものに興味があるってことがあるからこそ次の子供たちが生まれていくわけで
00:31:02それは本当隠すことじゃないちゃんと大人が考えた上で子供にお知らせしてあげることって本当大事なことだと思うので手塚先生としてもすごく意味があって思いを込めた作品だったんですよね
00:31:17竹中さんもおっしゃってましたけど手塚先生が持ってるそのエロティシズムのコアをなすのはメタモルフォーゼ形が変わっていくことなんですね
00:31:27メルモはメタモルフォーゼの略語なのでメタモルフォーゼ変化していくことっていうのが一つ一個手塚先生のこだわりで入ってるんですよね
00:31:40続いて6位のドロロなんですけれどもあの ヒットアニメの要素が全部入ってんじゃないかなっていうのがドロロな気がするんですよ
00:31:52もちろんその今の鬼滅の刃だったりとかこの刀で戦っていてそこにファンタジックな力が入ってくるっていうので海外の人たちから見ても日本の文化を感じながら昔ながらの日本の服装だったりとか世界観の中で腕が変形したりとか
00:32:13そういうのってやっぱヒット作の要素てんこ盛りだなって個人的には思うんですけど
00:32:20はいこの2019年バージョンは小林康子様が関わっていらっしゃる私小林さんの書かれるものにものすごく人生を変えられて生きてきたので
00:32:31手塚先生と小林さんだとこんなにまた現代っぽく見やすくなるんだなっていうことですごく新鮮で斬新な印象を得ましたね
00:32:41やっぱり新しい世代にもちゃんと受け継がれるためにはこういう今の技術だったり今の切り取り方で面白く見せるのも大事だから素晴らしいタッグだなと思いました
00:32:51いやドロロロ私も本当に大好きで一つ一つ自分のパーツをこうね戦っていきながら得ていくっていう
00:32:59これはでも実際自分の体がバラバラになっているわけではないけど大人になっていろんなまず社会に出てみて
00:33:08こう失ってしまった気持ちとかって多分私だけじゃなくてみんなあると思うんですよね
00:33:14でもやっぱり自分はこういうふうに生きていきたいって取り戻していく物語なので
00:33:19一見ファンタジーなように見えて実は誰もが経験したことのあるテーマなんじゃないかなと思っているので
00:33:28自分の心を代弁してくれてるように感じたりしました
00:33:32天使のミスで女の子の体に男と女2つの心を持って生まれた王女サファイアが主人公です
00:33:46でもぼくこのふくのほうがてんできらくなんだけどなサファイアお前はこの国の王子じゃ王子はもっと貫禄を見せなければいかん
00:33:58女の子であることを隠し四次の王子として育てられています
00:34:04その秘密を暴いて国を乗っ取ろうとする悪い大臣たちにつけ狙われます
00:34:13なぜぼくを襲うのだいやあんたが男か女かそいつが知りたくてね
00:34:18陰謀渦巻く中サファイアは民衆のためにリボンの騎士として戦うことを決意します
00:34:25女の子が断層して戦う点が子供心ながらワクワクキュンキュンしました
00:34:36女性なのに王子として振る舞う切なさを感じていました
00:34:46サファイアは隣の国の王子フランツに心惹かれます
00:34:55戦乱に巻き込まれていく2人の運命は
00:35:03王子として育てられ正義のために戦うサファイアが
00:35:15フランツと出会い女性として生きていこうとする姿が描かれていてとても素敵な作品でした
00:35:22当時小学校低学年でしたが人を愛するということを初めて考えさせられた作品でした
00:35:45モーリー・ロバートソンさんはリボンの騎士のアクションに心を奪われたといいます
00:35:52飛び跳ねたり馬に乗るところとかの動きがアニメーションの完成度がすごいっていうのは今もって衝撃を受けますブンって動くっていう演劇的な要素ですねこれをビジュアルで実験を重ねて達成していたっていうのがすごいと思う
00:36:18さらに今の今だと一番ぶっ飛ばしているのはリボンの騎士に見えるんですよっていうのは何だかっていうと男と女の心があるから都度男装したり女装したり振る舞いも変えますよね
00:36:35フルイドって英語では今言ってるんですけど今の社会学ではフルイドってのは流動的お山だったりとか断層の霊人とかみたいにもっとみんなこういわゆる訳の分からない状態でいいんだということが示唆されてるんですよ
00:36:53今あるどんなLGBTに関する議論よりも先行ってる気がしてうわすごい!
00:37:01続いて第4位火の鳥時空を超えて存在する火の鳥とそれを追い求める人類人間とは何か生命とは何かをテーマに古代から人類滅亡後の遥か未来までを描いた壮大なスケールの物語です
00:37:24手塚さんがライフワークとして30年以上を描き続けた漫画は様々な形でアニメ化されました
00:37:40弥生時代の日本が舞台の黎明編
00:37:49領土をめぐる争いと地殻変動で地の底に閉じ込められた家族
00:37:552つのストーリーが同時に進行します
00:37:58火の鳥の血を飲むと永遠の命を得ることができる地上の人々は火の鳥を捕らえようと躍起になります
00:38:13一方地底では地上から切り離された人々が必死に生きようとしています
00:38:30タケル生きるのよ
00:38:34印象的なのはタケルが火山の穴を登り切って初めて地上に出たシーンです諦めずに頑張れば奇跡は起きるんだって未来は明るいってとても救われましたこれが世界かああああああああ!
00:39:00西暦3404年が舞台の未来編
00:39:04コンピューター同士の最終戦争により人類は滅亡
00:39:09火の鳥の血を飲み永遠の命を与えられたマサトは
00:39:14たった一人で生きることを余儀なくされます
00:39:17嫌だ
00:39:20一人は嫌だ
00:39:22助けてくれ
00:39:24誰か助けてくれ
00:39:30明日で5000年になる明日会えるんだ
00:39:47私は永遠に生きることは幸せと思っていたが永遠に生きることの不幸を知らされるというカルチャーショックを感じた
00:40:17その先のさらなる5000年は
00:40:24まずはリボンの騎士モーリーさんがおっしゃってましたけれども
00:40:31時代の先取りがすごいですよね
00:40:34時代の風を先読みする手塚先生的にもし今生きていらっしゃったら
00:40:40このフランスと結婚して女の子になるサファイアだけじゃない
00:40:44バルチエンディングが見れるような気もして
00:40:47こう終わるだけじゃないかもしれない
00:40:50もう話してみたかったってなりました
00:40:54自分らしさを巡るお話だとすると
00:40:58今は作ったら別のラストを手塚先生が作ったように思うんですよね
00:41:03やっぱ原作が1950年代に書かれてるものなので
00:41:07今だったら別の結論の出し方が多分ありますよね
00:41:10もしかして女の子ならないサファイアがいるかもしれないですよね
00:41:15そうですねフランスも別の性格が多分ないと
00:41:19そのサファイアの隣には入れないだろうから
00:41:21別のキャラクターになると思うんですよね
00:41:23私女子校に中学から通ってたんですけど
00:41:27ちょっと歴史のある学校だったので
00:41:29女の子はこうありなさいっていうのをすごく学校の先生に言われてたんですね
00:41:34それに対してクエスチョンっていうのはもちろんあったんですけど
00:41:38女の子らしくするのが嫌ってことではなく
00:41:41なんていうんだろうな
00:41:42自分の中に男の子も女の子も両方いるなって思っていて
00:41:47制服でスカートを着ているときは自分も勝手に女の子らしくなるんだけど
00:41:52じゃあ体育の授業で野球をやりましょうってなったら
00:41:55なんかこうやっぱアグレッシブな自分を感じるし
00:41:59静香さんの中にも多分男性も女性も両方いらっしゃったんですよね
00:42:02なんかそんな気がしますよね
00:42:04本当にそしてリボンの騎士というこのタイトル
00:42:08秀逸
00:42:10キャンプルでね
00:42:11騎士っていう風になるとなんだろうね
00:42:14えっとまあ鎧の騎士とか何かその何か強いものが頭に来そうだけど
00:42:21そこがリボンの騎士っていうこれは秀逸ですよね
00:42:26タイトルっていつもどうやって考えてたんでしょうね手塚先生
00:42:29インパクトあって一発で覚えられて浮かんで
00:42:33一番最初に目につくそのタイトルが心弾くものにならなかったらそもそも曲にたどり着いてもらえないもう全部自分の気持ちをこう反映する曲ができたって思ってもタイトルいつもどうしようかなって曲作った後すごく悩むんですけど手塚治虫さんはもう何か分かんないけど弾かれる勉強になるなと毎回思わせられますね
00:42:59さあ続いては4位の火の鳥です
00:43:03みんなね火の鳥が出てきた時に4位かと
00:43:071位でもいいじゃないかと
00:43:09ゲスト3じゃないのって思った作品としてこの普遍的なものを描き続けている人間の愚かさ儚さ
00:43:17醜さ美しさいろんなものを火の鳥がこう俯瞰で見ていて
00:43:23この不老不死っていうテーマについてをこんなにも残酷に描くのかっていう衝撃と
00:43:30いやーもう手塚先生にこそ不老不死になってほしかったなって
00:43:33いやー本当ですね
00:43:35僕はこの火の鳥っていう作品のこの時間軸の壮大さが最大の魅力だと思うんですよ
00:43:43ある時はその豊かになりたいとかの文明を求めてたのに文明を手に入れた人間たちも幸せじゃなかったりとかして
00:43:55このなんかいつの時代もどこか欠けてる
00:44:01いっそのことも欠けてるっていうのが人間として一番正しい姿なのではないかっていうのを前編通して思うんですよ
00:44:11すごく印象に残っているのがある少年がロボットの女の子に恋をしてしまうんですよね
00:44:18でもその少年にはその人が人間に見えるっていう一つ世界線があって
00:44:26家入りさんのお気に入りは青年レオナとロボットの千尋が愛し合う火の鳥復活編
00:44:35大丈夫かレオナどうしてここに
00:44:40言っただろう人間だろうとロボットだろうと僕は君を
00:44:44頼む君が好きだから
00:44:47好き?
00:44:51もう一度あの子に会いたい
00:44:53あんなガラクタロボットに会いたいだと?
00:44:56かわいそうにあんなところに置き去りにするなんて
00:45:00ありがとうレオナあなただけが優しくしてくれたの
00:45:06あなたには本当によく
00:45:12私はその小さい頃から全てのものに命が宿っていると思いなさいっていう風に親に育てられていて
00:45:30物を使う時も大事に使いなさいって筆箱にもちゃんと命があるんだよっていう中で
00:45:36どうしてその漫画だったりアニメとか見てて
00:45:39ロボットにみんな心が宿らないと思っちゃってるんだろうっていう視点で見ていく中で
00:45:44こういう考え方をする人もいるんだって
00:45:47社会を一つ学んだ作品だったっていうのもあったから
00:45:51アニメって漫画もそうですけど素晴らしいコンテンツだなって思いました
00:45:5510位から4位まで発表していきましたけど
00:45:59ここでですね惜しくもベスト10入りしなかった
00:46:0311位から20位の作品を見ていきましょう
00:46:06こちらです
00:46:07さあ
00:46:10いやでも
00:46:11あーどんどんドラキュラ入ってない
00:46:14あー
00:46:14あー
00:46:15え、ブッダが12位
00:46:17大好き
00:46:18ブッダ12位なの
00:46:20ねえ
00:46:21全部名作すぎて
00:46:22そう名作すぎるんですよ
00:46:23あって分かりますもんねタイトル見て
00:46:25僕は11位のメトロポリスですね
00:46:28はい
00:46:29明の大友先生脚本で
00:46:331949年に描かれた初期の名作漫画メトロポリスが2001年に映画化されました
00:46:42私の修正の傑作でございます私のティマン
00:46:49脚本を手がけたのは明などで知られる3DCGと手描きの絵を融合させた緻密な背景で人とロボットが共存する大都市の繁栄と崩壊が描かれます
00:47:16いっぺー ええっえっえっ objectively
00:47:20ディマン、僕だよ
00:47:35なんかもうこのコラボ
00:47:37天才のコラボだし
00:47:39あっ
00:47:402人一緒にやってんじゃんって言うのが
00:47:43やっぱ心躍った瞬間だったんですよね
00:47:46若い世代が絶対地球が回っていく限り
00:47:49人類みんな手塚先生に触れるし触れるべきだし
00:47:52もうアニメ化されたっていうことじゃなくて
00:47:55ブッダとかだって何度もやっていいなっていうのは思うので
00:47:58なんか楽しみですね
00:48:00いや本当に今中川さんが言ったみたいに
00:48:04自分が挑戦していくっていう
00:48:06超えていくっていう気概があっていいかなって思うし
00:48:10やっぱその手塚先生自体が
00:48:12新たな挑戦をずっと続けてきた人だと思うんですよその挑戦し続けてきた手塚先生特別な作品があるということなのでこちらをご覧ください
00:48:25手塚治虫が自ら監督したジャンピング
00:48:31主観カメラの視点で描かれる6分20秒の短編です
00:48:38繰り返されるジャンプは次第に高く
00:48:48どんどん遠くへ
00:48:50次にどんな景色が見えるのか
00:48:58手塚さんならではのアイデアが満載の実験的なアニメーション
00:49:04数々の国際映画祭で高い評価を得ました
00:49:161962年に手塚さんが設立したアニメ制作スタジオ虫プロダクション
00:49:28社屋の建設費撮影機材の購入費などすべて漫画で稼いだお金で賄いました
00:49:35長年手塚アニメを研究する姿信幸さん
00:49:47虫プロを作ったそもそもの理由っていうのが
00:49:51実験アニメを作るっていう目的が非常に強くあった
00:49:56本人の発言でも残ってるし周りのスタッフの回想録読んでみても
00:50:00そういうのがちらほら見えるんですよね
00:50:02虫プロが最初に作った作品
00:50:09あえて動かないポスターを題材にしたところに
00:50:16手塚さんのアニメーションに対する思いが込められていたといいます
00:50:20タッチがいろいろ出てくる。
00:50:30やがて平和だった街角が戦争に巻き込まれていきます
00:50:37ポスターは壁に貼られてる時にはもう本当に極めて抑制された動き
00:50:43ところがあの剥がれてですね風と炎にまみれるところがあれあそこは非常に丁寧に作画してまして要するに初めて本編の最後になって初めて命が与えられたみたいな踊るようにね
00:51:02人の死っていうものをいわば美しく表現するための手法ですよね
00:51:08だからそういうのも手塚さんらしいっていうふうに私には見えますし手塚さんっていう人物に関して時々言われるのはものすごい負けず嫌いでだからみんなが作らないスタイルを目指すそれでみんなを驚かせるそんなようなところがあったんじゃないかと思いますけども
00:51:25まるでボロボロの古いフィルムを上映しているかのように傷やゴミを手間暇かけて再現したオンボロフィルム
00:51:36こうしたアイデアあふれる実験アニメを手塚さんは生涯作り続けました
00:51:48アニメっていうのはね僕はアニメズムから来ていると同じようにそのつまり 生命のないものに生命与える
00:51:57芸術でしょすごい一種の造物種のなんかこう
00:52:02優越感みたいなのをね書いてて感じるわけ神だと同時にそれが生きているということを自分がその生命をこれに与えたということがすごく楽しいんです
00:52:14このインタビュー最後まで見たいなって今思っちゃいましたけどね
00:52:19いややっぱりこの実験アニメなかなか何て言うんですかね革新的だと思うんですけれど中川さんいかがですか
00:52:27ジャンピングすっごく面白かったですね
00:52:30このただジャンプしていくっていう中で人類のいろんな進化や発明も見えたり戦争してたりとかするその愚かなところもあったりとか
00:52:40原画動画枚数とんでもないことだったでしょうしアニメが先生もやり始めるから漫画が連載が何本もあって追いつかないのにそんな風になってまでこの実験アニメも作りたかったのかなっていうのは何て言うか普通みんな忙しかったりするとまあいっかとかなっちゃいがちだけどまあいっかの概念がないですね絶対自分でやりたいし完璧にやりたいしでも体も脳も一つだしってなるととんでもないことされましたねすごい作品なんですけどね
00:53:10だからテレビアニメとあんまり向いてないところがあったけど毎週1本ずつ作らなきゃいけないからだから虫プロって作ったけどだんだん虫プロの作品からは手塚先生はなるべく関わらせないようにみたいになってくんですよスタッフもスケジュールが崩れちゃうからその分だから先生の思いが実験アニメに行ったりとかそういうところっていうのはそういう側面というのは明らかにあったと思うんですよね
00:53:35でも漫画で絶対できない表現はアニメだからできるってことジャンピングでもされてますよね
00:53:41いろんな可能性を模索したからこそ手塚先生なくして今の日本アニメはないんだなって思いましたね
00:53:49やっぱり手塚治さんって神なんだなって思うんですけどちゃんと成人じゃない部分っていうのがあるじゃないですか
00:53:57私結構自分が卑屈なタイプなのでそういう人にこそ興味が湧くしさっきのVでもすごく負けず嫌いだった
00:54:06なんかかわいいしあれだけ才能があってもなお僕はやるんですっていうところがこれだけの60作品以上のアニメを生み出す
00:54:18生死の源だったんじゃないかなと思うし
00:54:21うんさあここからはですねいよいよベスト3の発表になります
00:54:273位はこちらです
00:54:30アフリカ大陸を舞台に白いライオンレオの姿を通して生存競争や動物と人間の関わりが描かれます
00:54:54日本で初めてカラーで放送された30分のテレビアニメシリーズです
00:55:17多分動物好きになったルーツはこのアニメだと思う
00:55:21キリンやカモシカがお腹すかしてるじゃないか
00:55:25自分たちばかり食べてないで分けてやれ
00:55:28うん奴らは奴らで他の林をあさればいいんだ
00:55:32自然と生き物の関わりの在り方を子供ながらに考えさせられた名作だと思います
00:55:41それにがちなみんなで囲んで東へ追い
00:55:51すまなかった
00:55:56どんなふりでも謝るから命だけは
00:55:58命だけは助けてくれ
00:56:00ジャングルに生きる動物たちの世界観や
00:56:15相対する人間の傲慢などが描かれており
00:56:19今の子供たちにも強いメッセージが込められている
00:56:23帰ってください
00:56:25そして一人でも多くの人が
00:56:27今のあなたのような
00:56:28放送から30年以上経った1997年
00:56:36映画が制作されました
00:56:48成長したレオと動物たちを愛するひげおやじ
00:56:52えっどっちだどっちへ行けばいいんだ
00:56:57物語の終盤彼らは猛吹雪の山で遭難してしまいます
00:57:06あっお前これでいいのですあなたは私の肉で上をしのぎ川をきて山を降りてください
00:57:19レオが最後に俺の肉を食べて生きろっていうのがとても悲しすぎて見たくないけど心に刺さって忘れられませんおいおい!
00:57:36この97年の映画がすごい作品
00:57:43これ手塚先生の見たコメントも聞きたかったし
00:57:47あのエンディング今流れてましたけど
00:57:49レオが自分の肉を食べてで自分の怪我を着てって
00:57:56あれもうこのアニメっていう作品は人が作ったもので
00:58:02それは創作物だけどその中のキャラクターが死んでしまったことを見た後もずっと残るっていうのは
00:58:08このレオすごいすごいですよね
00:58:13これちょっと衝撃でした
00:58:16あの要は原作のままの感動的なラストが初めて描かれたのが97年の映画なんですよね
00:58:23いやこれずっと残る見た後見た見る前見た後でなんか人生の何かのスイッチ変わっちゃうような描き方でした
00:58:31すごいアニメなんていうか同じ動物のはずなのに動物たちの方が
00:58:36命だったり生きていくことの深い意味を分かってるかもしれないですね
00:58:40私もこの映画見て本当に印象がずっとこういう風に生きていきたいって思ったし
00:58:48自己犠牲の上で誰かを生かしている
00:58:53人間も生きてるってことは動物のお肉だったりとか魚をいただいてるってことだったりっていうのを
00:58:59よりリアルに感じました
00:59:06家入りレオさんが作詞をしたアポーン
00:59:122014年に発表されたミュージックビデオには
00:59:17ジャングル大帝の動物たちが登場しています
00:59:21お越しで見せて手を振り返しても
00:59:28一生の宝ですね
00:59:37本当に感無量すぎて
00:59:39小学校から読んでいた手塚治虫さんと自分が福岡から上京してきて
00:59:47もう亡くなられてる方ですし
00:59:49何かご一緒する機会なんてないだろうって思ってた時に
00:59:52ジャングル大帝レオとコラボレーションの話をいただきまして
00:59:56やってたら神様ってご褒美くれる時ってあるんだなって
01:00:01すごく思ったし
01:00:03自分の本当に名前の由来になっている
01:00:09ジャングル大帝レオという作品と
01:00:11ご一緒できてすごくうれしかったですね
01:00:13名前つけましたね
01:00:14そうですね
01:00:15そして中川さんやっぱあのオープニング
01:00:19あのオープニングやっぱり印象にありますよね
01:00:25これが素晴らしいですね
01:00:26あのオープニングは歴史的な一本で最初がすごく長いワンカットなんですよね
01:00:32実写でも長いワンカットって大変ですけど
01:00:35アニメの場合って大きい絵を描かなきゃいけないんですけど
01:00:40大きい絵だけで済めばいいんですけど
01:00:42さらに長くなるとどっかで置いてある絵を置き換えていかなきゃいけないんですよ
01:00:47それコマ撮りだから分からないようにやるんですけど
01:00:51それが今のプロの目から見ても
01:00:54ちょっとどうやって撮ったのか分からないところがあった
01:00:57冒頭の長いワンカットは
01:00:59物理的に無理なはずなんだけどそれをやってのけて
01:01:03どうやってるんだっていう感じになってるので
01:01:06ずっと手前の背景を引っ張っていって
01:01:16中に寄ってずっと動いて
01:01:19ここでセルだけになって水になってここに来て回り込んで
01:01:26遠くの風景が見えるというカットなんです
01:01:29ここまでがワンカットなんですよね
01:01:31とんでもない能力を使ってますよね
01:01:34しかもこれも手書きなのでこの鳥の数異常なんですよ
01:01:39鳥が逆光で飛んでいって黒いんだけれど
01:01:43カメラが変わると色がつくとか
01:01:45光の向きが順光になるので色がつくとか
01:01:50そういうところもすごくセンスがいいですよね
01:01:53勝井千佳夫さんという人が鳥の勝井と言われるぐらい鳥が得意な方でその人が描かれてるところですね
01:02:00音楽を担当したのは日本を代表する作曲家の一人富田勲さんです
01:02:07広大なアフリカの大地を表現するためフルオーケストラで演奏されました
01:02:13ディスパートが集まってたんだ
01:02:19いやすごいよな
01:02:43見応えあるオープニングだな
01:02:58いやすごいわ
01:03:01いやすごい
01:03:04壮大ですねオープニング
01:03:06でもやっぱ壮大な物語だからこそ本当に覚悟を持ってオープニングも壮大に作ったって感じですよね
01:03:12そもそも予算が本編1本分ぐらい使ってるというぐらいの予算をかけて作った
01:03:23これって実は日本の本格的カラーアニメっていうのはテレビ投資では初めてだったんですね
01:03:29家電メーカーがスポンサーについてこれでテレビを買ってくださいみたいなセットなので
01:03:35やっぱデラックスで美しい絵っていうのは多分すごく大事だったと思うんですよね
01:03:40残りの2作2位1位なんですけどもう2位1位は皆さんなんだかもう想像がついてると思います
01:03:48どっちが1位でどっちが2位なんだ発表していきたいと思います
01:03:52まず第2位こちらです
01:03:54第2位鉄腕アトム
01:04:01ご存知10万馬力のパワーと優しい心を持つロボットアトムが大活躍
01:04:07日本で最初の本格的テレビアニメシリーズとして1963年から4年間放送
01:04:1640.7%の最高視聴率を記録しました
01:04:22あんなロボットが未来に出現すると思ったらワクワクした
01:04:34科学技術に対する明るい未来を語ってくれた
01:04:49この人も当時アトムに魅せられた一人
01:04:54日本人科学者として初めてスペースシャトルで宇宙に行った
01:05:00モーリー・マモルさんです
01:05:02とにかく谷川俊太郎さんの歌が大好きだったので
01:05:08そう主題歌を作詞したのは詩人谷川俊太郎さんです
01:05:18アニソンの元祖本当ですよね
01:05:24全部の子孫心優しい2番が心正しい3番が心弾むラララ科学の子でしょ
01:05:44であの当時本当に社会をワクワクさせ子どもにとってみるとワクワクすると同時に悪者をやっつけて社会を良くするという象徴でしたね
01:06:00アトムと出会ったから科学者を目指したという毛利さん宇宙でこんなことを感じたそうです
01:06:10この鉄の板一枚の外は宇宙だと
01:06:17それを感じた時にあこれ破れたらすぐ死ぬよねって
01:06:25生きていられないよねっていうのが実感するんですね
01:06:29その点あロボットだったらいいなって思いました
01:06:35鉄のアトムのようなAI搭載のロボットが先導して宇宙の開発あるいは火星に行くというのはすごくあるんじゃないかと思ってます
01:06:48毛利さんにはロボットが身近になる近い未来に向けて伝えたいことがあるそうです
01:06:56私も未来館で足をお客さんに見せる時に足もいろんな芸はするんですけどもこの最終目的が何かというと科学技術が皆さんの日常に入ってきてそれとうまくどう付き合ったらいいのかという一番いい例なんですよというふうに説明してるんですね。
01:07:2260年代子供たちをワクワクさせた鉄腕アトムはその後何度もアニメ化
01:07:28世代を超えて愛されています
01:07:32思い出のエピソードはアストロボーイ鉄腕アトムの恋するロボットです
01:07:51恋愛感情が芽生えたアトム愛するロクサーヌを救います
01:08:03頑張ってアトム
01:08:09僕は僕はアトムだー
01:08:18他の多くの人工知能をテーマにした映画も好きですが最も好きな人工知能は美しく純粋な心を持ったアトムです
01:08:29アトム君のロクサーヌへの思いがホルスのシステムを変えたんだすごいや君って本当に科学の奇跡ださらにこの人もアトムの大ファン本当にありがとううちのリビングにもアトムがいるんですよあの等身大のアトムと一緒に暮らしているという藤井文哉さん
01:08:59実はアストロボーイ鉄腕アトムで声優デビューを果たしていますアトムお前はこの遺跡の力を使ってもう一度ムーンターとアクセスするんだ藤井さんが演じたのはアトムと対立する人間ロック
01:09:18ロックの役をやれたのは本当うれしかったですねもうチェックアウトの頃から好きでしたねロックのビジュアルが自分黒縁眼鏡掛けてますけどもう目が悪くなってこれも基本的にはロックなんですよそうなんだそうなんだロックなビジュアルっていうのは僕の中に常にありますね
01:09:48アトムがやっぱり最終的にその悩むところは心ってなんだってだからその心で悩むそのアトムの気持ちを歌にしたのがボーイズハードですね
01:10:04なぜなぜなぜ心が痛むと涙になるなぜなぜなぜ涙が落ちると一人になる
01:10:27今フミヤさんの曲が流れてましたけどやっぱアーティストさんたちも手塚作品の主題歌ってなったらやっぱちょっと心持ちなかなかプレッシャーとかもありますよね
01:10:45あると思いますねなんかもう尊すぎて自分がじゃあ逆にその作り手になる立場で子どもたちに影響を与えてしまうという時って
01:10:56すごく嬉しいと同時にちゃんと責任が生まれると思うのでやっぱりその子どもに向けて伝えるって実は一番難しいことなんじゃないかなって思いますね
01:11:08中川さんがね最初のアニソンだって言って本当にそうなんですよね
01:11:17改めてですけど全ての根源でありしそうだなって最初のアニソンだし最初のテレビシリーズアニメだし
01:11:24いやもうすごすぎますだって誰しもが国民誰しもが今後多分これから生まれる人類も未来永劫将来を超えてって歌えるようになるわけだからとんでもないパイオニアですよね
01:11:37子どもに向けつつも子どもを子ども扱いしないでプロが本域で込めたから歴史に残ってるんだろうなっていうのも伝わりますねでも藤さんこれかなりやっぱ最初のアニメーションということで制作だったりとかもう相当手探りだったんじゃないですか?
01:11:56これよく言われるんですけど本格的テレビアニメ第1号なんで本格的っていうかっていうと30分枠なんですね30分枠の国産アニメっていうのはテレビとしては初めてだったんですね
01:12:08なんで30分かっていうと手塚治虫のお話も見せたかったんですよねストーリー展開があってお話が最後ちゃんと落ちがつくっていうのを見せたくって始めたのでこれがやっぱり日本のアニメの進む方向を結構決めたんですよね
01:12:23だからドラマ思考みたいなものがそれはちょうど60年代にどんどん漫画が進化していくこととパラレルになって日本では今みたいな漫画アニメ文化が割と広がったって感じなんですよね
01:12:36だからやっぱアトムが30分だったってことは結構大きいと思います
01:12:40やっぱりだからこそ今も日本のアニメーションっていうのは物語がすごく重視されて
01:12:48まあなんていうんですかね素敵な作品がたくさん生まれ続けているということなんですね
01:12:54風間さんはアトムのどんなところが好きですか
01:12:57やっぱなんかその悲しさがあるところだなって思うとすっごい明るいんですよ
01:13:04アトムの世界観って希望に満ち溢れてて明るいけど
01:13:07あのアトムという存在が生まれる物語とかっていうのはすごく悲しく
01:13:14ある種ほのぐらい物語だなと思っていて
01:13:19トビオ私のたった一人のトビオ
01:13:33心を持ったロボットアトム
01:13:39事故で亡くした息子をよみがえらせたいという
01:13:43天魔博士の願いが込められていました
01:13:46トビオトビオお父さんだお父さんと呼んでくれ頼む
01:13:51おとうさん
01:13:53トビオ
01:13:55お前は私の子だ
01:13:59アトムっていうのは何かの代用品であって
01:14:04しかもなんかその全愛情を注がれてるわけではなかったっていう主人公っていうのが
01:14:11この手塚作品のいつもある魅力はどこか
01:14:16儚さ寂しさ悲しさみたいなものっていうのを
01:14:20アトムもちゃんと背負ってるっていうところが魅力なのかなって思うんですよね
01:14:26でそれがまた強く出ていたのが浦澤直樹先生がアトムをリメイクと言ったらいいのかリブートと言いましょうか新たに生まれ変わらせたプルートという作品だと思うんですけれども
01:14:432023年にネット配信が始まったプルート
01:14:49鉄腕アトムのエピソードの一つ地上最大のロボットを浦澤直樹さんがリメイクした漫画が原作です
01:15:07君がアトム君だね
01:15:12はい
01:15:13世界最高水準のロボット7体が何者かに襲われ次々に破壊されるという事件
01:15:23ロボット刑事ゲジヒトが犯人を追います
01:15:35大量破壊兵器にもなりうる性能を持ったロボットたちにも戦地に派遣された過去がありました
01:15:48僕たちは正義のためにここに来たんだよね
01:15:53虐げられたロボットたちを解放するためにここに来たんだよね
01:15:58悲惨な経験に傷ついたロボットたち
01:16:05今はその力を平和のために使っています
01:16:09愛されたモンブランさんの死を痛む声が世界中から届いています
01:16:16ロボットたちの心をより深く掘り下げたSFサスペンスドラマです
01:16:23逃げろお前ら
01:16:26お兄ちゃん
01:16:27お兄ちゃん
01:16:31面白そう
01:16:36こちら名作プルートなんですけど最初アトムを主人公にしないんですよ
01:16:41結構話が進んできた時にやっと出てくるのアトムが
01:16:47その時が雨が降っていてカタツムリを小学生がこうやって嬉しそうに見つめてるって思ったら
01:16:55レインコート着てる男の子に君がアトム君だねって言って
01:17:00ポンってアトムが出てくるんですけど
01:17:02うまいなって思ったのが
01:17:05アトムレインコートいらないじゃないですか
01:17:08確かに
01:17:09ロボットなんで
01:17:11けどみんなと同じように小学生としてレインコート着て
01:17:16生命体であるカタツムリを愛おしそうに見てるんですよ
01:17:21このなんていうかな
01:17:24アトムの生まれ変わらせ方と
01:17:28根源的なアトムが持つピュアな美しさっていうのの描き方っていうのが
01:17:35たまらなかったですね
01:17:37アトム君がブワッと行くシーンとか
01:17:40本当にこの最先端の映像の力ってやっぱりすごいし
01:17:45そのやっぱり永遠に手が届かない手塚治虫先生の作品を
01:17:49こうやってチャレンジしていくってとても素晴らしいですね
01:17:51さあ
01:17:53みんな準備はいいですか
01:17:55いよいよ
01:17:56いよいよ1位ですよ
01:17:58残されるのは
01:17:59あの伝説のお医者さんです
01:18:02こちらをどうぞ
01:18:04第1位に輝いたのはブラックジャック
01:18:10無免許の下界ブラックジャック
01:18:13困難な手術をやってのける天才ですが
01:18:16高額の手術費を請求します
01:18:19ここだ
01:18:23絶対ここにいる
01:18:25医師免許を持つ手塚さんの名作を
01:18:29明日のジョーで知られる出崎治虫監督が映像化しました
01:18:33大人向けのオリジナルビデオアニメです
01:18:40ガンマグロブリン製剤を追加
01:18:43はい
01:18:43ICPチェックを
01:18:46医学博士の手塚治虫らしく医学的にもためになる
01:18:51今でも見ることがある面白いアニメその死に対して涙を流すだけでなくその前にいくらかでも生かすことへの努力をしたという証しを残すためにブラックジャックを見て医療従事者を目指そうと思った思い出の作品です
01:19:13助手を務めるピノコも大人気
01:19:19ああそうさせてもらいます
01:19:27シリアスな展開の中ピノコのおふざけで気が緩むのも好きなところです
01:19:342004年にはテレビアニメシリーズが作られました
01:19:44いまだに不快なことがあるとピノコのまねでアッチョンブリケという時があります
01:20:002005年公開の映画ブラックジャック2人の黒い医者
01:20:08宿敵ドクターキリコとの対決が描かれました
01:20:13それは何ですの?
01:20:18安らかになるための装置です
01:20:20苦しむ患者を救うためには安楽死も必要だと考えるキリコ
01:20:26安楽死を望む患者を巡り2人は激しくぶつかります
01:20:36患者を殺すのが人助けだと?
01:20:40ブラックジャックお前は金次第で命を助ける
01:20:43俺は金次第で安らかに死なせる
01:20:46似たようなものさ
01:20:47出てけ!
01:20:49そうはいかんぜ
01:20:50俺は君たちの母親と契約をしたんだ
01:20:53ママ!
01:20:54人の寿命に逆らって患者を助けることが本当に正しいのかを
01:21:01ブラックジャック自身が考えるシーンが印象的でした
01:21:05それでも私は人を治すんだ
01:21:08自分が生きるために
01:21:10さあ1位
01:21:17ブラックジャックです
01:21:18納得だ
01:21:20納得なのよ
01:21:21やっぱり手塚先生のアニメーションって言ったら
01:21:25鉄腕アトムっていうイメージがあるけど
01:21:27やっぱね
01:21:28ブラックジャックの人気はすごいっていう
01:21:31僕自身もブラックジャック大好きですし
01:21:33いや本当になんかこう今見ても考えさせられるし
01:21:38ドクターキリコはもう本当に
01:21:40今の概念ではちょっとキリコ悪者だって切り捨てられないですよね
01:21:47違いない
01:21:48私本当に小学校の時にアニメ見て漫画も読んだんですけど
01:21:53それまでやっぱりこう
01:21:55自分から命を捨てるってことは悪いってやっぱり教えられてきたし
01:22:00もちろん今でもそれはそうなんですけど
01:22:03でもじゃあ自分が本当に何か病気になってしまった時に
01:22:07一生懸命大切な人のことを思って頑張るんだけど
01:22:10それが尽きちゃった時に
01:22:12その苦しい思いをずっと続けないといけないのっていう人の視点にまで立ってるっていうのが
01:22:17本当にすごいって思ったのと
01:22:20正解世の中で言われているものって
01:22:23多数決をした時にたくさんの人が手を挙げてるっていうだけで
01:22:28数が少ないからって言ってそれが間違いなわけじゃないっていう風に
01:22:31私はブラックジャックにすごく教えられたので
01:22:34安楽死のことについてもだし
01:22:36なんていうかそのギリギリのこの倫理のギリギリに触れるところまで
01:22:41実は描いているっていうところが
01:22:44もうだから古くならない普及の名作なんだなって
01:22:47どんどんそれぞれの時代でリメイクされ続ける意味が分かりますね
01:22:53テレビシリーズがすっごく見やすくって
01:22:55理想的なこの現代の子供たちが自然と手塚作品に入れる
01:23:00素晴らしいテレビシリーズだなと思ったら
01:23:02息子さんの手塚誠さんが監督されてるっていうのがまた
01:23:05もう泣けちゃうというか
01:23:07もうちゃんと次世代に受け継がれるようにっていう思いが感じられて大好きブラックジャックもうすばらしい何か一見辛辣にあたるブラックジャックが結局あの人一番優しい人なんですよねそう思います
01:23:24お前たちレストランでもっとたくさん使ってきたんじゃのか!
01:23:34風間さんのお気に入りはがめついおばあさんが登場するこのエピソード
01:23:40お母さんにそんなにあげないで!
01:23:42もうとんじゃったわーい!
01:23:44ビルビルビルビル
01:23:45苦しい!
01:23:471200万円?
01:23:49そう助かるにはそれだけかかります。失礼だが払えますか?
01:23:54あっ…お願いします!この子が助かるのなら!お金は一生かかっても必ずお支払いします!約束いたします!
01:24:04実はおばあさんは息子を救ってくれた医者に何十年も治療費を払い続けていたのです。
01:24:15はいこれで最終回ねいつもわざわざすみませんでしたやっと肩の荷が下りましたよ
01:24:28母さん!
01:24:33しかし治療費を払い終えたおばあさんは倒れてしまいます。
01:24:38しっかり…
01:24:39ダメだ!
01:24:40しっかりして…
01:24:41倒れな!
01:24:42もう一ケースだ!
01:24:43母さん!死んじゃダメだよ!
01:24:45僕だよ!僕がここにいるよ!
01:24:47母さん!
01:24:49先生!
01:24:50お願いします!
01:24:52母を助けてください!
01:24:54先生!
01:24:55確かったら1億円いただくのだ。
01:24:58い、い、1億円!
01:25:04い、一生かかってもどんなことをしても払います!
01:25:08きっと払います!
01:25:10どうか母を助けてください!
01:25:14それを聞きたかった。
01:25:18最高すぎる!
01:25:20かっこいい!
01:25:21声がいいな!
01:25:22なんか今風間さんが選んでくださったこの場面ここだけ切り取ってめちゃくちゃ名台詞で素晴らしいんですけどアニメになることでやっぱりブラックジャックの声が大塚清さんですか?
01:25:32大塚清さんですね。
01:25:33あの声で今のセリフ言われてうわーって余計になったからやっぱり漫画だけじゃなくてアニメが存在するって大切なことですね。
01:25:41なんかこう聞きたかったんですよ私たちはその声を音でねそうねそういうんだとね大塚さんやっぱね優しいんですよねあの車に構えてる度合いが低いというか素直にさっきのそれを聞きたかったも上からじゃなくて割とこう同じ目線で言ってくれてる感じなのでそこなんかはやっぱ大塚さんでブラックジャックの魅力が広がったとこあるよなあと思うんですよねうんうんうんやっぱり世界で考えるともう医療費ってどんどんどんどん上がっていてこの医療費の魅力の魅力が広がったところがあるよなあと思うんですよね。
01:26:06世界で考えるともう医療費ってどんどんどんどん上がっていてこの医療費お金がかかるって事前事業ではないっていうところにもうすでにこのブラックジャックは早い段階で切り込んでるっていうのがすごくなんか胸にくるというか考えさせられますね。
01:26:29もしかしたらお金があったら助かったかもしれないそれだったらその医療の値段がおかしいのかそれともそれを払えるような社会にしていくべきなのかそういうことまで考えていくきっかけになる作品なのかなと個人的には思ってますね。
01:26:47これでベスト10が出揃いました。
01:26:51改めてランキング見ていきたいと思います。
01:26:54こちらです。
01:26:56いやーすごいわこの10作。
01:27:00めちゃくちゃ濃い。
01:27:01名作ぞろいとなりましたけれども僕としてはですねこのランクインした作品この人間の命だったりとか人間だけじゃなくてまあロボットに命があるのだろうか心があるのだろうかとなんか全体的に命を扱った作品がランクインしているなという印象でした。
01:27:20火の鳥を改めて見て思ったんですけどなんか人類にとって手塚先生が亡くなられた89年以降のこの30年40年ぐらいが一番インターネットができたりこのいろんな人間たちの声が直接出るようになって面白くなりかつ危うい時代だったから本当に先生に生きててほしかった。
01:27:43でこのアニメたちも全部見た上で今の先生の意見も聞きたかったなってとても強く思っちゃいましたね。
01:27:51こんな私ですけど見習おうって思ったのが自分のその代表作が出たとしてもどんどんそれをいい意味で捨てていく覚悟。
01:28:01その中にはもちろん苦しさってあると思うんですけどそのゼロイチを作ることの生みの苦しみをこんなも60作品以上続けてらっしゃった方が
01:28:12いるっていうことだけがもうなんか胸に迫ってきましたしこの番組に参加させていただけたことはすごく財産になったなと思います。
01:28:24まだアニメ化されていない手塚作品をアニメ化したいっていうクリエイターたちもいると思うんですね。
01:28:31なのできっとこのランキングももしかしたら10年後20年後には変わっているかもしれないのでその時またみんなで集まってランキング見守りましょう。
01:28:42今日は本当にありがとうございました。
01:28:44ありがとうございました。
01:28:46わー出てきてくれたね。
01:28:48わーかわいい。
01:28:49シャラ君。
01:28:52わかったですね。
01:28:55めちゃくちゃ勉強になった。
01:28:56いいね。
01:29:06長そうもいます。
01:29:09やっぱり。

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