映画『野性の証明』(1978)予告編

映画『野性の証明』(1978)
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映画『野性の証明』(1978)
1978年10月7日公開 143分

国家権力によって比類ない殺人技術を叩きこまれた男が、一人少女のなかに、自らの人間性の回復を託そうとする男の姿を描く森村誠一原作の映画化。角川映画第三弾。

東北の寒村で大量虐殺事件が発生。唯一生き残った少女・頼子はショックから記憶喪失となっていたが、当時山中でサバイバル訓練を行っていた自衛隊員・味沢に引き取られる事になる。退役した味沢と頼子は地方都市で平穏な生活を行っていたが、予知能力とも言える頼子の持つ不思議な力が二人を巨大な陰謀へと巻き込んでいく……。

キャスト
高倉健
松方弘樹
薬師丸ひろ子

スタッフ
監督
佐藤純彌
脚本
高田宏治
原作
森村誠一
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この頃、森村誠一さんの小説にハマっていたこともあって、小説先行でした。

「お父さん、何か来るよ。大勢でお父さんを殺しに来るよ。」･･･薬師丸ひろ子さんのセリフが印象的です。

「人間の証明」に次いで、角川映画第3弾だそうです。薬師丸ひろ子さんのデビュー作で、骨太な男たちの中で可憐な存在感が光る作品でした。

熱がこもった熱い映画という印象です。なんといっても角川映画の意欲作でしたから。

元自衛隊の特殊部隊が殺人事件に巻き込まれた少女を引き取り育てるのだが、そのうち不穏な事件の影が忍び寄る…。

冒頭から、それはそれは衝撃的なシーンが出てきます。いまでは古臭い映像ですが、それがリアリティを出して、衝撃度が増して観られるかもしれません。

脚本は荒っぽさを感じましたが、角川映画らしい迫力があって見応えがありました。ルパン三世シリーズでお馴染みの大野雄二さんの音楽も効いていました。

自衛隊、ミステリー、超能力要素といろいろ詰め込んで荒唐無稽の感はあるが、なぜか目が離せないエネルギーがある作品でした。

終・制作━━━ 映画のレオナ
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