セ・リーグ5位の阪神は9日のロッテ戦(QVC)も2―7と完敗で、今季初の4連敗。同一カード3連敗は今季2度目で借金は最多の3に膨れ上がった。この日も恒例の貧打負け。先発・藤浪晋太郎投手(22)が右手親指に打球を受けるアクシデントで緊急降板と踏んだり蹴ったりで金本知憲監督(48)は「実力の差が出た」と“降伏宣言”。今後の低迷を想定した球団上層部は現場組に「監督を孤立化させるな!」との緊急指令を出した。
まさに「泣きっ面にハチ」とはこのことか。打線はこの日も二木らロッテ投手陣から2点のみ。投げては先発・藤浪が立ち上がりから失点を許す不安定な内容、後続の投手陣も工夫なく打たれていいところなし。おまけに4回、藤浪が清田の打球を右手親指に受けて緊急降板し、試合中に千葉県内の病院で治療を受けるという“非常事態”まで発生し、今季初の4連敗を喫した。
金本監督は藤浪について「どの程度かはわからない。骨は大丈夫と思う。内出血があったから投げさせるのは無理。次回登板? どうするかは検査次第」と話したが、右手のケガだけに登録抹消は必至。エースの離脱は痛いところだが、それ以上に指揮官が落胆しているのは借金3に落ち込んだチームの「正体」だ。
「ほとんどが一軍経験ゼロの選手でやってるわけだから。正直、実力の差。ロッテとの差は歴然。ウチの若い選手と比べてもスイングの速さ、強さが違う。投手もボールが強い」。「超変革」を掲げて若手優先起用を断行してきた指揮官が初めて口にした“降伏宣言”だった。
そんな中、球団上層部は今後も苦しい状態が続くとみて「方策」を講じている。その一つが「金本監督を孤立化させるな!」という首脳陣、スタッフへの緊急指令だ。「ウチのようなマスコミが多くて注目される球団は負けが込むと批判は監督だけに向かう。そして周囲が監督を避けがちになって孤立するという悪循環が多かった。今後も負けが増えると週刊誌などのバッシング記事、評論家による采配批判記事が出て監督も精神的バランスを崩すこともある。だから周囲にいる人間がしっかりと監督をケアすることが必要なんだ」と球団幹部。
別の幹部も「監督だけが責任を感じまくってもいけない。就任要請時に『2年連続最下位でもいいから引き受けてくれ』とお願いした経緯もある。フロントも全面的に監督を守るということを約束しただけに、なおさら独りぼっちにさせてはいけない」というのだ。
まだシーズンが半分以上残っている時期に球団サイドは早くも危機感いっぱい。正念場を迎えた「超変革」。金本監督がこのままで終わるはずはないが…。
出典:http://www.tokyo-sports.co.jp/
まさに「泣きっ面にハチ」とはこのことか。打線はこの日も二木らロッテ投手陣から2点のみ。投げては先発・藤浪が立ち上がりから失点を許す不安定な内容、後続の投手陣も工夫なく打たれていいところなし。おまけに4回、藤浪が清田の打球を右手親指に受けて緊急降板し、試合中に千葉県内の病院で治療を受けるという“非常事態”まで発生し、今季初の4連敗を喫した。
金本監督は藤浪について「どの程度かはわからない。骨は大丈夫と思う。内出血があったから投げさせるのは無理。次回登板? どうするかは検査次第」と話したが、右手のケガだけに登録抹消は必至。エースの離脱は痛いところだが、それ以上に指揮官が落胆しているのは借金3に落ち込んだチームの「正体」だ。
「ほとんどが一軍経験ゼロの選手でやってるわけだから。正直、実力の差。ロッテとの差は歴然。ウチの若い選手と比べてもスイングの速さ、強さが違う。投手もボールが強い」。「超変革」を掲げて若手優先起用を断行してきた指揮官が初めて口にした“降伏宣言”だった。
そんな中、球団上層部は今後も苦しい状態が続くとみて「方策」を講じている。その一つが「金本監督を孤立化させるな!」という首脳陣、スタッフへの緊急指令だ。「ウチのようなマスコミが多くて注目される球団は負けが込むと批判は監督だけに向かう。そして周囲が監督を避けがちになって孤立するという悪循環が多かった。今後も負けが増えると週刊誌などのバッシング記事、評論家による采配批判記事が出て監督も精神的バランスを崩すこともある。だから周囲にいる人間がしっかりと監督をケアすることが必要なんだ」と球団幹部。
別の幹部も「監督だけが責任を感じまくってもいけない。就任要請時に『2年連続最下位でもいいから引き受けてくれ』とお願いした経緯もある。フロントも全面的に監督を守るということを約束しただけに、なおさら独りぼっちにさせてはいけない」というのだ。
まだシーズンが半分以上残っている時期に球団サイドは早くも危機感いっぱい。正念場を迎えた「超変革」。金本監督がこのままで終わるはずはないが…。
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